東窓と西窓
今までのモンゴル建築は東窓と西窓の建築物が一般的
自然に対する生活環境からだろうと推測している
現在は外国企業が作るビルには南北に窓が有るビルが増えた
-30度の厳寒期で北側に窓を設けると暖房対策上無理だった?
風と寒さを防ぐには北向きに小細工は厳禁(密閉度)だったのか
全ての建築物が太陽が出て来る真東と真西に窓が作られている
我が家は区割りで言えば西側の西向き住宅
L字型マンションで棟続きの一方は北窓と南窓の建物
我が屋の棟は東窓と西窓という事になる
悲しい事に朝陽を拝むことも出来ない
しかし
西日を毎日、飽きるほど拝んでいる
もし我が家が南向き窓だたら飲料会社の作業情景や従業員の働き具合
サボり具合を記事にしている事だろう
まぁ!
霊山を毎日見る事が出来るから信仰心が篤くなるかも知れなかった
爺さんとしては人や物を見るより山の針葉樹を拝めるのが一番だが
ベランダから身を乗り出して時々、霊山を見るが
我が家からの山は味気ない景色
与えられた外界への空間は西側だけである
40㎞60㎞先の連峰を眺めるか火力発電所の煙突のみ
如何しても真下に広がる一般住民の生活を眺める事になる
夜の一般家庭は寝るのが早い!
深夜に起きているのは爺さんだけ?
昨夜午後10時頃
ベランダに出て夜景を見ているとゲルに明かりが点いていた
それも三軒が同時に明かりを灯している
チャンスとばかり夕闇の中シャッターを切った
明かりはゲルの煙突から漏れる明かりだけである
ゲルは入り口が南
モンゴル特有のゲルは出入り口が一か所しかない・・
それも全部南向き!
理由は寒さを防ぐための知恵
モンゴル草原で道に迷った場合、草原に有るゲルを見れば方角が分かる
全てのゲルの入り口は南向き
モンゴル一般家庭の生活様式である