馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

今日の景色

2017-12-11 13:50:13 | 下町の景色・住宅街・植え込み等

昨日の午後

昨日も愚図 愚図していると午後5時頃になった
日曜日と寒さで何処にも人影はない

  駐車場からの眺め

黒煙をあげ吐き出している

明らかに質の悪い石炭を使用している

何処の国でも同じである
等級を下げて浮いたお金を如何する

煤煙やPM2、5やらで世界が騒いでいる
後進国モンゴルには関係ねえゃーでござる

首都中心地は酷い煤煙とスモッグ

3地区夕陽

    

週末に北風が吹き谷底に溜まっていた煤煙やスモッグを吹き払った
お陰で太陽と青空を取り戻した

マイナス10度前後だが青天の霹靂とはこれだ
体感温度は₋20度以上くらいに感じる

スモッグと煤煙のお陰でいつも
首都は温室化されているのだが

厳寒期の半年間で数えるほど北風が吹く
その時だけ寒風に晒されるのだ

モンゴルは中央大陸の中心に位置する
地域的にも一番寒い土地であるはず

にも拘わらず人が何千年と住み続けていられるか
これにはちゃんとした理由が有る

インド大陸がユーラシア大陸と衝突した時に出来た
地表の襞(皺)がユーラシア大陸全体の連峰を作る

モンゴルはタダ広い草原ではない
山脈だらけの中に広大な草原が広がっている

草原に立ち身体を360度回転させれば
歩いて行ける範囲の距離や

かなり距離のある場所に連峰が連なる地形にある
この地形がシベリア寒気団の北風を防ぎ止めている

マイナス30・40度の土地で風が起きない地形

首都も風を厳寒期から守る北の連峰の
裾野の原っぱ・谷底に首都を構えている

北風をもろに避ける為

モンゴルに来てゲルを見たら出入口は南側と思え

京都の様な場所で底冷えのする首都なのだ

東南(盗難)からの風

  何処の国だ

盗難の風と言えば分かり切った事

中国を言う

昔はモンゴルの国が秋になると
バッタのように中国へ飛び

収穫物を根こそぎ盗難していた

万里の長城はモンゴル盗賊から
穀物・銀・人を守るための防御壁

現在はその意趣返しなのか
歴史は巡るという

東京じゃ方向音痴だったが

モンゴルに来て星や方角を読んで
日常生活をしている

マンションは分かり易く建てられている
東側窓と西側窓が基本的建築様式

此の頃は東西南北を無視した建築物が建つ
きっと建築物の材料が良くなった事が原因

爺さんの書斎も私は北に背を向け南に正座
左手は東、右手は西の方角にある

現在の我が家は東側に窓がない分
いつも夕陽しか望めない

西方は相変わらず

    

午後一番の景色である

太陽が中天に来るまでの時間は
靄の中である

線路を歩く人の寒ざむしい姿が痛い

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