馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

不快と感謝が入り混じった日々

2015-02-09 01:41:51 | 協調性・共同作業・共に生きる・農工業等

60年以上生きると

子供の頃に色々なものに疑問を抱き世の中を真っ向から斜めから真後ろから見たり
逆さまから眺めたりして素直に生き、時には親や世間に反抗して生きてくれば良かった
と思うことが度々ある、与えられた環境で反抗することなく生きてきた自分に変化が
起きてきている

 いま、回顧すれば私の人生に反抗するという行為はなかった、そのせいかどうかは
分らないがいい年した
此の頃、自分にも世間にも反抗的な態度・行動が出てきている

先日、定休日が変更していたナラントールザハに行ってきた、依然と変わらない賑わい 

             

こんな事もあり
ザハが変わったといえば市場へ入る時に徴収していた入場料なる料金徴収が廃止になった、
それは至極、当然な事だったが対抗する市場が道を挟んでできたことが起因している
少しだけ値段は高くなったが利用する側から見れば天と地ほどの差がある

施設も店内も公衆トイレも日本と変わらない環境になった、誰もが旧市場へ足を運ぶ者も
いなくなるくらいの環境変化である

私は旧市場が好きである、何故ならこの市場を歩いていると世田谷蚤の市を思い出す
旧ソビエト時代の使い古しのミシンが売られていたり近代的な電動ミシンが売られていたり

計り売りの商売が懐かしい!日本も昭和20年・30年代は計り売りが主流だった 

              

モンゴルの国は共産主義時代は階級制度で貧富の差は激しかった
能力より何処の階級の家庭で生まれたかで子供の人生が決まる

今、民主化になった国で富める階級とその日暮らしの階級とに分かれてしまっている
全て教育のなせる業である、

富める階級の子弟は世の中を生き抜く術を特別教育されて大人になる
反対に低層階級の子供達はタダタダ黙して働く事こそ美だという教育を受けている
底辺で黙々と疑問を抱く事も反抗する術も持たなく働く事だけが人生と教育されている 

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