特別行政地区で
現在、モンゴル首都特別行政地区の再生復興計画が進んでいる、昨年まで私が住んでいた
近い所である、元々、国政に関る関係者だけの役所と居住区で作られた特別区域
全て三階建てで部屋も一般地区より広く作られていたが現在、これを高層ビルに建替え
有効利用しようという計画である
昨日の記事であるスフバートル区役所もその一環で新社屋へ引越ししたものである
現在、再生復興で取り残されているのは住居地区と個人会社が入居・使用している
建物が大半!やがて個人経営のビルは強制執行で取り壊されるだろう
住居に関しては権力者が現在も子々孫々住んでいるから厄介らしい
そんな古びた元縫製工場跡・昔・ボウリング場だった(現在は如何わしいパブやカラオケ店)
から火の手が上がった!
私はタイミングよく火事が起きた初期に通りかかったのである、私は国連ビルの前で
火事を確認!濛々と上がる黒煙!嫌な胸騒ぎがした、実は国連の裏に私の車庫がある
もしかしたら私の車庫に火を着けられたのではないかと心配した、私は慌てて火事場へ行った、
如何だろう、国連ビルの真裏の雑居ビル(元・縫製工場址・ボーリング場)から煙が
黙々と吹き出ている、消防士たちが時間稼ぎをしているように私の目には映った
上から早く消すな面倒だから取り壊せる状況まで燃やせと御触れが出ているような雰囲気!
初期消火なら一部火災で鎮火だが、よくよく見ているとボーリング場後の屋根裏全体に
燃え盛る炎が出るまで消防士が我慢している、屋根で穴を開けるタイミングを見計らっている
再開発にはいいチャンスである、修復できない程度の火災にし取り壊す算段!
私も賛成である、この場所でどれだけの若い乙女達が夢と希望と将来を潰された事か
自ら潰してしまった場所でもある
メイン写真は消防士が屋根に穴を開けた途端!新鮮な空気が入り最大に燃え上がった瞬間を
写したものである、それから2分後に給水車が放水して2分後には鎮火した
消防車も給水車も日本JICAが援助した日本製の自動車である、消防士の訓練も
日本から消防士が派遣されて訓練した消防士達である 、呆気ない幕切れだった
この場所には観光客なら誰もが一度は食事をされたレストランがある、チンギスレストラン
その隣で起きた火災だった!私の車庫も無事だった、久しぶり火事を見て喜んだ!
モンゴル人も火事が好きなようだ!火事と喧嘩は江戸の華なんて言うけど!
そうじゃない!世界中!火事と喧嘩と戦争は華だね!皆さん興奮して見ている!
当然!私も喜びながら見ていましたよ!もっと燃えろ!と叫びたかった
自分の不幸には人一倍騒ぐ私だが、人の不幸は限りなく嬉しいものである
こんな不用意な私で申し訳有りません!反省しております
モンゴルの建築は旧ソビエトの建築なので電気配線が全て壁に塗り込められる方式なんです
長年、使用していると配線の加熱と老朽化と雨漏り等で線が腐食したり電気線を保護している
被覆ビニールが劣化し線同士がショートし火事になることがある
前の自宅では配線が燃えて電気が使えなくなり、日本から持ち込んだ電線でブレーカー
から配線し直し電気を使用していた