根性モン
昨日、記事にした場所の上流で彼らは朝から釣りをしていた、私は牧場の馬鹿息子が
タバコ・酒買ってきてくれと朝早くから強請って来るから牧場へ行くのが嫌になり首都の
東口の川で弓競技を楽しみ、途中、川渡りの場所で釣りをしている人たちを見ながら
午後1時頃、牧場に到着した、夫婦で留守にしており隣の主人が代わりに私の世話を
してくれた、酒もタバコも買ってこなかったのが余程、癪に障ったのか影も姿もない
フスマ(馬の餌)を前日に購入していなきゃ牧場など行かなかったが家に置いとく訳
にはいかない、それでなくても狭いアパートである
三人組!昼間は森の中で遊んでいた!私が乗馬して帰る時間は午後4時を過ぎていた
帰りに太陽が落ちる映像を沢山写しながら此処まで来た、昼間二組の釣り客が居て
一組はいなくなっていた、彼らは一匹も釣り上げていなかったが川底には大物の魚が
居るようで穴に顔をつけて釣りに集中している・・私は一人だけ顔を見ていない
彼は私が来てから帰るまでの1時間、一度も顔を穴から放す事なく釣り続けていた
川岸で薪を燃やし穴あけ機を暖めて素早く穴を開ける、見ていると貧弱な穴あけ機で
硬い氷に鉋刃がキリキリ悲鳴を上げて穴を開けていた、氷の厚さは60cm程で硬い氷
それより太陽が落ちた後の寒さが半端じゃない太陽が落ちた瞬間、冷気が走る!
その速さは経験したものでなくちゃ分からない速さと冷たさ!日本人には考えられない
体験である
宇宙で太陽が直接当たる側は+200度とかいう、当たらない反対側は-200度
宇宙服一着が1億円か3億円するという話を聞いた!モンゴルでも少しだけ小宇宙を
体験できるのである、太陽が西に落ちると同時に寒さが5度以上さがるのである
凍結した川は特に気温が下がりやすく-30度近くになっていたと思う、カメラ本体の
金属が左手に衝撃を与える・・手袋をしていても痺れてくる・・首にぶら提げ写す時だけ
本体を持ち写していたが、指の皮膚じゃなく骨が痺れてくる、我慢できず彼らと別れた
私は先に帰るよと挨拶して早々に車へ逃げ込んだ!彼らは強い!我慢強いのである
大袈裟な話ではない、何度か経験のある痛さというか車の暖房を強にして指を暖め
ても元に戻るのに20分以上掛かったか、指の骨が疼くような痒い痛みと痺れの後
やっと指の感覚が元に戻った、あのまま、寒さの中で居たら凍傷になっていたかもしれない
どんな寒さの中でも手袋をはめて何も持っていなければこんな事にならないが物を持つと
持っている物の冷たさが指に伝わり凍傷の前兆ともいう症状が起きてくる
彼らの体はどうなっているのだろう!冷たい氷の上に腹ばいになり1時間以上顔を
上げず釣り続ける根性!大物を何が何でも釣り上げると言う根性である