去年の日本ダービーの出走馬18頭には、ある共通点がありました。18頭中16頭の父の父はサンデーサイレンス(SS)、残る2頭の母の父はSSだったのです。つまり、18頭ともSSの孫だったのです。
ここで2つの疑問が浮かびます。日本の競馬は、SS血統以外は不要になってしまったのだろうか? もう1つの疑問は、父父SS16頭に対し母父SSが2頭しかいないのは、ちょっと偏りすぎではないだろうか?
なんで父父9頭・母父9頭でないのでしょう? 父父12頭・母父6頭なら、まだ偏ってるとは言えないと思います。しかし、16頭:2頭はあまりにも偏りすぎです。もしかしたら、SSはサイアーラインは優秀であっても、ブルーメドサイアーとしては優秀ではないのかもしれません。そこで、ちょっと調べてみました。
去年の桜花賞・皐月賞・HNKマイルC・オークス・ダービーの出走馬を次の3つのカテゴリーに分類してみました。
Ⅰ父父がSS
Ⅱ母父がSSかSS系種牡馬
ⅢSSの血が全く入ってない
では、着順で並べて見てみましょう。
2011桜花賞
1着Ⅰマルセリーナ
2着Ⅱホエールキャプチャ
3着Ⅰトレンドハンター
4着Ⅰメデタシ
5着Ⅱフォーエバーマーク
6着Ⅰハブルバブル
7着Ⅱダンスファンタジア
8着Ⅲカフェヒミコ
9着Ⅲフレンチカクタス
10着Ⅱスピードリッパー
11着Ⅰデルマドゥルガー
12着Ⅲライステラス
13着Ⅲウッドシップ
14着Ⅲエーシンハーバー
15着Ⅲラテアート
16着Ⅰサクラベル
17着Ⅲマルモセーラ
18着Ⅲマイネショコラーデ
Ⅰは6頭、意外と少なかったようです。しかし、内4頭は6着以内に入ってました。Ⅲは8頭出てましたが、8着が最高でした。
2011皐月賞
1着Ⅰオルフェーヴル
2着Ⅰサダムパテック
3着Ⅰダノンバラード
4着Ⅰデボネア
5着Ⅰナカヤマナイト
6着Ⅰロッカヴェラーノ
7着Ⅰトーセンラー
8着Ⅲエイシンオスマン
9着Ⅱプレイ
10着Ⅰステラロッサ
11着Ⅱベルシャザール
12着Ⅰフェイトフルウォー
13着Ⅱダノンミル
14着Ⅱカフナ
15着Ⅰノーザンリバー
16着Ⅰオールアズワン
17着Ⅲビッグロマンス
18着Ⅰリベルタス
Ⅰは12頭、Ⅱは4頭とやはりSSの血強し。しかも7着まで、すべてⅠでした。
2011NHKマイルC
1着Ⅱグランプリボス
2着Ⅰコティリオン
3着Ⅰリアルインパクト
4着Ⅲエイシンオスマン
5着Ⅱプレイ
6着Ⅱマイネルラクリマ
7着Ⅱオメガブレイン
8着Ⅱフォーエバーマーク
9着Ⅰエーシンジャッカル
10着Ⅰアイヴィーリーグ
11着Ⅰアドマイヤサガス
12着Ⅲヘニーハウンド
13着Ⅲキョウエイバサラ
14着Ⅲテイエムオオタカ
15着Ⅱダンスファンタジア
16着Ⅲクリアンサス
17着Ⅱロビンフット
18着Ⅲリキサンマックス
Ⅰは5頭と桜花賞よりも少ない数でした。それに対し、Ⅲは6頭。ただし、内5頭は12頭以下でした。ここではⅠと同時にⅡも強かったようです。
2011オークス
1着Ⅰエリンコート
2着Ⅲピュアブリーゼ
3着Ⅱホエールキャプチャ
4着Ⅰマルセリーナ
5着Ⅱスピードリッパー
6着Ⅱマイネイサベル
7着Ⅰアカンサス
8着Ⅰハッピーグラス
9着Ⅰハブルバブル
10着Ⅰデルマドゥルガー
11着Ⅰメデタシ
12着Ⅲマイネソルシエール
13着Ⅲライステラス
14着Ⅰグルヴェイグ
15着Ⅰサイレントソニック
16着※カルマート(母母父SS)
17着Ⅰバウンシーチューン
18着Ⅰシシリアンブリーズ
ここでは5着以内だけを見てみると、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲバランスよく入りました。ただし、全体的にはⅠが多かったようです。
2011日本ダービー
1着Ⅰオルフェーヴル
2着Ⅰウインバリアシオン
3着Ⅱベルシャザール
4着Ⅰナカヤマナイト
5着Ⅱクレスコグランド
6着Ⅰショウナンパルフェ
7着Ⅰサダムパテック
8着Ⅰオールアズワン
9着Ⅰトーセンレーヴ
10着Ⅰユニバーサルバンク
11着Ⅰトーセンラー
12着Ⅰデボネア
13着Ⅰフェイトフルウォー
14着Ⅰコティリオン
15着Ⅰロッカヴェラーノ
16着Ⅰエーシンジャッカル
17着Ⅰノーザンリバー
18着Ⅰリベルタス
冒頭にも書いた通り、16頭がⅠ、2頭がⅡだった日本ダービー。Ⅰの天下かと思いきや、2頭しかいないⅡは、両方とも5着以内に入ってました。
総じて言うと、NHKマイルCの優勝馬はⅡ、その他クラシックの優勝馬はⅠでした。SSの血、強しです。一方5着以内に入ったⅢは2頭のみ。やはりSSの血が入ってない馬は軽視した方がいいようです。なお、Ⅱは皐月賞では5着以内に1頭も入りませんでしたが、それ以外のレースではすべて2頭入ってます。軽視しない方がいいようでが、それでも牡馬の方は、Ⅰの方が有力です。
最後に、今年の桜花賞と皐月賞の結果を記しておきましょう。
2012桜花賞
1着Ⅰジェンティルドンナ
2着Ⅰヴィルシーナ
3着※アイムユアーズ(母母父がSS)
4着Ⅰサウンドオブハート
5着Ⅱメイショウスザンナ
6着Ⅰジョワドヴィーヴル
7着※ファインチョイス(父母父がSS)
8着Ⅰトーセンベニザクラ
9着Ⅰパララサルー
10着Ⅰサンシャイン
11着Ⅰイチオクノホシ
12着Ⅰオメガハートランド
13着Ⅱマイネエポナ
14着Ⅱプレノタート
15着Ⅰエピセアローム
16着Ⅱアラフネ
17着Ⅰエイシンキンチェム
18着Ⅲダームドゥラック
純粋なⅢは最下位の1頭のみ。アイムユアーズをⅡとみなすと、今年の桜花賞もⅡは5着以内に2頭いました。
2012皐月賞
1着Ⅰゴールドシップ
2着Ⅰワールドエース
3着Ⅰディープブリランテ
4着Ⅲコスモオオゾラ
5着Ⅰグランデッツァ
6着Ⅱサトノギャラント
7着Ⅰベールドインパクト
8着Ⅰメイショウカドマツ
9着Ⅰモンストール
10着※スノードン(父母父がSS)
11着Ⅰアーデント
12着Ⅱトリップ
13着Ⅱフジマサエンペラー
14着Ⅰロジメジャー
15着※シルバーウエイブ(母母父がSS)
16着Ⅲマイネルロブスト
17着Ⅱゼロス
18着Ⅰアダムスピーク
こちらは去年の皐月賞同様、上位はⅠが多かったようです。
今期の指名馬は、特に牡馬は、父父SSの馬を中心に指名しようと思います。
ここで2つの疑問が浮かびます。日本の競馬は、SS血統以外は不要になってしまったのだろうか? もう1つの疑問は、父父SS16頭に対し母父SSが2頭しかいないのは、ちょっと偏りすぎではないだろうか?
なんで父父9頭・母父9頭でないのでしょう? 父父12頭・母父6頭なら、まだ偏ってるとは言えないと思います。しかし、16頭:2頭はあまりにも偏りすぎです。もしかしたら、SSはサイアーラインは優秀であっても、ブルーメドサイアーとしては優秀ではないのかもしれません。そこで、ちょっと調べてみました。
去年の桜花賞・皐月賞・HNKマイルC・オークス・ダービーの出走馬を次の3つのカテゴリーに分類してみました。
Ⅰ父父がSS
Ⅱ母父がSSかSS系種牡馬
ⅢSSの血が全く入ってない
では、着順で並べて見てみましょう。
2011桜花賞
1着Ⅰマルセリーナ
2着Ⅱホエールキャプチャ
3着Ⅰトレンドハンター
4着Ⅰメデタシ
5着Ⅱフォーエバーマーク
6着Ⅰハブルバブル
7着Ⅱダンスファンタジア
8着Ⅲカフェヒミコ
9着Ⅲフレンチカクタス
10着Ⅱスピードリッパー
11着Ⅰデルマドゥルガー
12着Ⅲライステラス
13着Ⅲウッドシップ
14着Ⅲエーシンハーバー
15着Ⅲラテアート
16着Ⅰサクラベル
17着Ⅲマルモセーラ
18着Ⅲマイネショコラーデ
Ⅰは6頭、意外と少なかったようです。しかし、内4頭は6着以内に入ってました。Ⅲは8頭出てましたが、8着が最高でした。
2011皐月賞
1着Ⅰオルフェーヴル
2着Ⅰサダムパテック
3着Ⅰダノンバラード
4着Ⅰデボネア
5着Ⅰナカヤマナイト
6着Ⅰロッカヴェラーノ
7着Ⅰトーセンラー
8着Ⅲエイシンオスマン
9着Ⅱプレイ
10着Ⅰステラロッサ
11着Ⅱベルシャザール
12着Ⅰフェイトフルウォー
13着Ⅱダノンミル
14着Ⅱカフナ
15着Ⅰノーザンリバー
16着Ⅰオールアズワン
17着Ⅲビッグロマンス
18着Ⅰリベルタス
Ⅰは12頭、Ⅱは4頭とやはりSSの血強し。しかも7着まで、すべてⅠでした。
2011NHKマイルC
1着Ⅱグランプリボス
2着Ⅰコティリオン
3着Ⅰリアルインパクト
4着Ⅲエイシンオスマン
5着Ⅱプレイ
6着Ⅱマイネルラクリマ
7着Ⅱオメガブレイン
8着Ⅱフォーエバーマーク
9着Ⅰエーシンジャッカル
10着Ⅰアイヴィーリーグ
11着Ⅰアドマイヤサガス
12着Ⅲヘニーハウンド
13着Ⅲキョウエイバサラ
14着Ⅲテイエムオオタカ
15着Ⅱダンスファンタジア
16着Ⅲクリアンサス
17着Ⅱロビンフット
18着Ⅲリキサンマックス
Ⅰは5頭と桜花賞よりも少ない数でした。それに対し、Ⅲは6頭。ただし、内5頭は12頭以下でした。ここではⅠと同時にⅡも強かったようです。
2011オークス
1着Ⅰエリンコート
2着Ⅲピュアブリーゼ
3着Ⅱホエールキャプチャ
4着Ⅰマルセリーナ
5着Ⅱスピードリッパー
6着Ⅱマイネイサベル
7着Ⅰアカンサス
8着Ⅰハッピーグラス
9着Ⅰハブルバブル
10着Ⅰデルマドゥルガー
11着Ⅰメデタシ
12着Ⅲマイネソルシエール
13着Ⅲライステラス
14着Ⅰグルヴェイグ
15着Ⅰサイレントソニック
16着※カルマート(母母父SS)
17着Ⅰバウンシーチューン
18着Ⅰシシリアンブリーズ
ここでは5着以内だけを見てみると、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲバランスよく入りました。ただし、全体的にはⅠが多かったようです。
2011日本ダービー
1着Ⅰオルフェーヴル
2着Ⅰウインバリアシオン
3着Ⅱベルシャザール
4着Ⅰナカヤマナイト
5着Ⅱクレスコグランド
6着Ⅰショウナンパルフェ
7着Ⅰサダムパテック
8着Ⅰオールアズワン
9着Ⅰトーセンレーヴ
10着Ⅰユニバーサルバンク
11着Ⅰトーセンラー
12着Ⅰデボネア
13着Ⅰフェイトフルウォー
14着Ⅰコティリオン
15着Ⅰロッカヴェラーノ
16着Ⅰエーシンジャッカル
17着Ⅰノーザンリバー
18着Ⅰリベルタス
冒頭にも書いた通り、16頭がⅠ、2頭がⅡだった日本ダービー。Ⅰの天下かと思いきや、2頭しかいないⅡは、両方とも5着以内に入ってました。
総じて言うと、NHKマイルCの優勝馬はⅡ、その他クラシックの優勝馬はⅠでした。SSの血、強しです。一方5着以内に入ったⅢは2頭のみ。やはりSSの血が入ってない馬は軽視した方がいいようです。なお、Ⅱは皐月賞では5着以内に1頭も入りませんでしたが、それ以外のレースではすべて2頭入ってます。軽視しない方がいいようでが、それでも牡馬の方は、Ⅰの方が有力です。
最後に、今年の桜花賞と皐月賞の結果を記しておきましょう。
2012桜花賞
1着Ⅰジェンティルドンナ
2着Ⅰヴィルシーナ
3着※アイムユアーズ(母母父がSS)
4着Ⅰサウンドオブハート
5着Ⅱメイショウスザンナ
6着Ⅰジョワドヴィーヴル
7着※ファインチョイス(父母父がSS)
8着Ⅰトーセンベニザクラ
9着Ⅰパララサルー
10着Ⅰサンシャイン
11着Ⅰイチオクノホシ
12着Ⅰオメガハートランド
13着Ⅱマイネエポナ
14着Ⅱプレノタート
15着Ⅰエピセアローム
16着Ⅱアラフネ
17着Ⅰエイシンキンチェム
18着Ⅲダームドゥラック
純粋なⅢは最下位の1頭のみ。アイムユアーズをⅡとみなすと、今年の桜花賞もⅡは5着以内に2頭いました。
2012皐月賞
1着Ⅰゴールドシップ
2着Ⅰワールドエース
3着Ⅰディープブリランテ
4着Ⅲコスモオオゾラ
5着Ⅰグランデッツァ
6着Ⅱサトノギャラント
7着Ⅰベールドインパクト
8着Ⅰメイショウカドマツ
9着Ⅰモンストール
10着※スノードン(父母父がSS)
11着Ⅰアーデント
12着Ⅱトリップ
13着Ⅱフジマサエンペラー
14着Ⅰロジメジャー
15着※シルバーウエイブ(母母父がSS)
16着Ⅲマイネルロブスト
17着Ⅱゼロス
18着Ⅰアダムスピーク
こちらは去年の皐月賞同様、上位はⅠが多かったようです。
今期の指名馬は、特に牡馬は、父父SSの馬を中心に指名しようと思います。