日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

2020年 始動開始 ・・  

2020-01-06 13:34:45 | 日記
今日から『粗大ゴミ対策室(コ・ワーキングスペース)』へ出勤開始。
2020年、令和2年もはや6日が経過した。今年もあと360日しかない。
年末年始の刺激が無くなったためか、『新しい年』となった感覚があまりしなくなった。

完全定年までは***

20年程前、営業担当の時代は、年初の初日、朝一の飛行機で大阪から東京へ移動・・
東京本社で社長訓示を受け、都内の顧客へテクテクと歩いて挨拶まわり。
日本橋から丸の内、銀座・・午前中で終了。午後からは『新年宴会』(顧客も昼から??)
・・と言う良き時代もあった。

しばらくすると、顧客ビルの玄関や各部署の入口は、セキュリティカードが必要になり、直接新年のご挨拶が簡単には出来なくなり、『年末年始挨拶の辞退』なんていう案内まで出され始めた。
人と人とが交わる『日本の良き文化』が失われていくような事を感じていた。

そして昨今はどうなのだろう・・
営業での最終期、顧客側も同じかと思われるが、挨拶まわりどこではない事態が発生していた。
現在、各企業では経営資源を有効に活用するため、ERP(統合業務システム)が導入されているかと思われる。このERPは、極端に言うと、『売上』より『損益』が重要視されてくる。
このため、日本の多くの会社が採用の4月始まりの会計年度では、『正月頃』、次年度の予算策定に向けた作業が一番忙しくなって来ていると思われる。

昨今AIなどでの『事業計画案策定』もあるかと思われるが、『売上確保』は『営業的な感性』も必要であり、このあたり現状はどうなのであろうか。

過去の経験では・・
2月始め位に開催される役員会で『次年度一次予算案(売上+損益)』の審議を受けるため、1月中頃には、営業部門から『販売数量』を生産部門や原料購買部門へ引く継ぎ、原価計算作業を始め『損益計算』作業を行う必要がある。
このため、次年度上半期、さらには下半期も含め、顧客別の販売数量や販売価格など、営業部門として、緻密な作業が必要となってくる。
在籍した部門での経験では・・
年末までに、各部門で次年度の概算積み上げを行い、部門長への報告。『売上目標』などの修正指示を受け、年末までに最終額を確定させていた。
さらにこの時期、最終の四半期決算に向けた1~3月での『販売予想』の確定も、年末までには見直し、入力が必要で、忘年会もそこそこに・・だった記憶が残っている。
そして、1月に入ると次年度の予算入力画面が展開できるが、ERPの場合、予算と四半期決算作業が同時期のため、数日の間での対応が必要となったり、損益計算や出荷作業のJOBも毎晩回る事もあり、端末使用可能時間も制限されていたので、年始挨拶も十分に出来ない状態が起こっていた。

その昔のExcelでの予算書が、ERP導入で、画面へ細かく入力する必要が出て来たが、慣れない頃は、顧客でダブって入ったり、単価入力ミスで、売り上げが1000倍なんていう事態も起こり大変であったが、Verが上がるに従い、前年を下敷きに策定が出来たり、入力エラーがあれば警告が出るなど、操作としては単純になってきているかと思われる。

ただ、顧客とのやり取りで、来年度から『地球環境にやさしく、コストダウン』という提案で、荷姿をドラム缶からコンテナへ変更するなどの意思は、あえて正しく入力する必要があり、この見直しが重要となってくる。
ERPの場合、営業部門では、顧客別についたユーザーID、そして納入先、『製品名、荷姿、容量』が紐ついた製品番号と販売数量を各月別へ細かく入れる必要があり、4月が『2020ー001』と読み替えて、上期は『2020ー006』で終了。下期は『2020ー007』から『2020ー012』と頭がパニックになりながら作業をしたことが思い起こされた。
この時、日本独自の4月スタートではなく、世界標準の1月スタートになれば・・との思いであった。

入力した『販売予算』は各部門内ですぐに審議が始まり、締め切りまでに部門長から、何度か修正指示が出されるなど、都度の作業が大変であった。
『右肩上がり』の予算指示が出されると、サラリーマンなので忖度する必要はあるが、
最近では、この『販売予算』の達成が、自動的に人事考課へも繋がってくるような事もあり、過度の目標設定での上司との攻防も大変である‥とも聞いている。

さらに、一昨年、ある会社へ入った若者と話をする機会があり、
『大学時代、タブレット端末しか使用していなかったが、会社へ入ってこのERP入力作業作業のために、モニタ付パソコンを始めて触った』と話していたのを思い出した。
営業での入力作業は、おのずと若手となるのかもしれないが、慣れない作業を押し付けるとパワハラ。ブラック残業をさせてしまうかもしれない・・とも感じた。

何とか『販売予算』を入力すると、在籍した会社では、今度は『経費予算』の端末入力が、各担当部門から要請された。昔は紙一枚で済んでいたものが、入力しないと大変な事となる。
営業の場合、出張経費や販売促進での経費など、細かく入力する必要があり、結構めんどくさい作業である。さらに幹部社員へは『人事計画』の入力作業などもあったかと思うが、この時期、机を離れる事が出来にくくなる。

原価管理部門からは、『損益確保』のための販売数量見直し、販売価格の妥当性・・などの問い合わせがあり、生産部門からも原単位からの損益計算のため、いろいろな質問が飛んできていた。
さらには、既存の『製品名、荷姿、容量』から得意顧客向けのニックネーム製品設定などで、新たに『製品名、荷姿、容量』を計上した時など、事前に打ち合わせておかないと大混乱を起こした事がある。

こんな事情で、この時期最も多忙となり、年1回しかお目に掛かれない地方の顧客へのご挨拶も疎遠となってしまった所もあった。

この後、予算は確定作業が進み、3月中旬までには、次年度損益予想も確定した形で概略がプレス発表されてくるが、ここまで積み上げてくる一番ベースとなる、緻密な『販売予算』は、事情を知る営業部門が担当する必要があり、AIでは出来ない所かと感じている。

正月のテレビ番組で、『AI導入』が可能な部門は・・との内容で放送されていたが
『人事部門』『経理部門』はある程度可能との事であるが、営業や企画部門は難しいとの事。
たしかに・・・との思いである。

そして、この正月雑感で、ERPでの『予算策定作業』の流れを思い起こしてみたが・・
今の学生たちが会社へ入り、営業部門へ配属で、このERPが導入されていると
・毎月の『販売月次予想』入力作業(新規登録、修正作業などを含め)
・年次の『販売予算』策定作業
と共に、ここから『損益』が読み取れる事などが、
大学教育の中で教えられているのかが疑問ともなった。

確かに画面を追いかける単純な作業ではあるが、一番重要な仕事と言える。
工場の生産部門でも、予算策定に向けての『原価積上』も重要な作業となる。
この負荷のかかると思われる作業が重要であり、
下積みでも『押付』と思われないかどうか。
端末に慣れていない時、だれが教育するのか・・
逆に、中間管理層が細かい入力を含め、この負荷を被っていないか・・・
非正規労働者、派遣社員がこの時期だけ負担となっていないか

色々と心配事が出て来た。
とりあえず、長くなったので一旦中断・・

<今年の年賀状の写真>
利尻富士に沈むダイアモンド夕日を載せたが、
何人かの方から『お正月は初日の出』では・・とのメール受け
小生の思いとしては・・
『人生最後に向けての最後のひと光り』のつもりであった。


<正月前(11月)から気になる事>
地震の動き ・・ さらに継続して観察中
ヨーロッパ(アルバニア)⇒ヒマラヤ付近(パキスタン、中国)
⇒インドネシア、フィリピン、フィジー(深層)
⇒太平洋/フィリピンプレート ⇒ 日本での地震
は関係しているのか


(USGS速報画面から加工)

今年も『粗大ゴミ対策室』であっちこっち、雑多な『MEMO』を残して行きたい。
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