■こならの森167号■2002.3発行
表紙 「三毳山と家並み 」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森4月号■
結婚しました。…………………………4
ヤンバルのー子の青春レストラン……5
特集「こならの森編集手帳」 …………6
JCジャーナル…………………………16
風の独り言………………………………18
書評/絵本紹介…………………………19
新釈・現代国語辞典……………………20
イベント情報……………………………21
インフォメーション……………………22
[映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
各市文化会館情報………………………24
INFORMATIONその他の情報…………26
協賛店マップ……………………………28
こならの森から…………………………30
■■■■■■■■■■■■■■■
【本文抜粋記事】
こならの森編集手帳
こならの森、第3世代。
創刊当時が第1世代(1988年5月~手書き原稿&ワープロ、写植、版下)。そして十年たった1999年のパソコン・デジタル化が第2世代。次に来る、ホームページでの全世界公開が第3世代だろう。あまりにも大げさだったかな。
あちこちからホームページはまだ、という苦情めいた話を聞く。(最近では女房にまでいわれる始末)。実は昨年の暮れにHP作成ソフトも購入しているのだ。そこで、15年目に向けてホームページ化宣言をしてしまおうというのが今回の企画の不純な動機。
★
編集手帳とは書いたが私はB5のノートを愛用している。最近なった気がついたことだが、ノートよりも、メモ帳のほうが筆記しやすいということだ。業界では常識的なことなのかもしれないし、遅すぎた発見なのかもしれないが………。
項目ごとに、ぺらぺらとめくって書いていく方が、頭の整理がしやすいような気がする。ただ、文章全体の把握は困難となる、インタビューなどでは不利な面もあるか。
読み出せない
ファイルが続出。
今まで発行してきた全てのこならの森がインターネット上でよみがえる。それも安佐地区だけでなく世界へ向かって。しかも、フルカラーなのだ。
だが、当時はそんなことは想像もつかない事だったし、バックアップなどという考えすらない。出来上がった本が全てで、フロッピーに残したものが、いわばバックアップだった。
入力した文章なんてあればいいんだろう。とりあえず残しておくか、くらいにしか考えていなかった。フロッピーは万能で屈強、なんたってケースに入っているんだから。
…まさか読み出せなくなることがあるなんて思いも寄らない。それに懲りたのか、今ではHD、MO、CDと3つバックアップを取るようにしている。(めんどッチーけど)。
ほとんどお払い箱状態だったワープロが大活躍。ところが、フロッピーを差し込むと「このフロッピーは初期化されていませんから、呼び出せません。初期化しますか?」という表示。何度やっても同じ答え。そこで裏技でもないけれど、あきらめずにワープロさんの機嫌がいい日にもう一度そーっと、挿入してみると、10回に1回くらいは、ご機嫌を直してくれ表示がでることもある。
それから当時は便利だった簡易DTP機能が今になって仇となってしまった。
フロッピーの中には、日付や項目をつけて分類した文字だけのものと、それを流し込んで編集したファイルの二つが残っているが、校正をするのはDTP機能を使って紙面構成をした後、プリントアウトしたものだ。つまり、校正された正規の原稿は、その機種でしか読み出せない。生テキストは未校正のままなのだ。
しかたなく校正されたDTP機能上の文章をテキスト化することに。しかし、これが大変な作業。直接テキストだけを別のフロッピーに、コピー出来ないのだ。
たくさんの枠の中に細かく入れられた文章を一つひとつ枠を壊して、全体の文章にまとめていく。初めっから打った方が早くないか(ナイナイ)。
そしてもっとやっかいなのは、初期のワープロは、フロッピーが2DDしか使えないことだ。そして真空管で動いているんじゃないかとさえ思うほど動作が遅い。
MOの時代に、フロッピー。それも2DDときたから大変だ。お店に行っても2DDなんて今の時代売っていない。手元にある数枚のフロッピーが貴重品となってしまった。
それから、メーカーの違うワープロで文章を作っていた時もあった。これは、DOSに変換してあったので助かったが、特殊な方法で、文字を割り付けしているために、またワープロに戻って、元に戻すという気の遠くなる作業の連続。文書量は全体の5分の1程度なのに、時間は2倍もかかってしまった。
これは本来やら無くても良いことではないのか。でも、デジタル化は必須だし……。地味な作業の連続に、不安が頭をよぎる。
オイオイ、本当にホームページが出来るのかよ。
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表紙 「三毳山と家並み 」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森4月号■
結婚しました。…………………………4
ヤンバルのー子の青春レストラン……5
特集「こならの森編集手帳」 …………6
JCジャーナル…………………………16
風の独り言………………………………18
書評/絵本紹介…………………………19
新釈・現代国語辞典……………………20
イベント情報……………………………21
インフォメーション……………………22
[映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
各市文化会館情報………………………24
INFORMATIONその他の情報…………26
協賛店マップ……………………………28
こならの森から…………………………30
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【本文抜粋記事】
こならの森編集手帳
こならの森、第3世代。
創刊当時が第1世代(1988年5月~手書き原稿&ワープロ、写植、版下)。そして十年たった1999年のパソコン・デジタル化が第2世代。次に来る、ホームページでの全世界公開が第3世代だろう。あまりにも大げさだったかな。
あちこちからホームページはまだ、という苦情めいた話を聞く。(最近では女房にまでいわれる始末)。実は昨年の暮れにHP作成ソフトも購入しているのだ。そこで、15年目に向けてホームページ化宣言をしてしまおうというのが今回の企画の不純な動機。
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編集手帳とは書いたが私はB5のノートを愛用している。最近なった気がついたことだが、ノートよりも、メモ帳のほうが筆記しやすいということだ。業界では常識的なことなのかもしれないし、遅すぎた発見なのかもしれないが………。
項目ごとに、ぺらぺらとめくって書いていく方が、頭の整理がしやすいような気がする。ただ、文章全体の把握は困難となる、インタビューなどでは不利な面もあるか。
読み出せない
ファイルが続出。
今まで発行してきた全てのこならの森がインターネット上でよみがえる。それも安佐地区だけでなく世界へ向かって。しかも、フルカラーなのだ。
だが、当時はそんなことは想像もつかない事だったし、バックアップなどという考えすらない。出来上がった本が全てで、フロッピーに残したものが、いわばバックアップだった。
入力した文章なんてあればいいんだろう。とりあえず残しておくか、くらいにしか考えていなかった。フロッピーは万能で屈強、なんたってケースに入っているんだから。
…まさか読み出せなくなることがあるなんて思いも寄らない。それに懲りたのか、今ではHD、MO、CDと3つバックアップを取るようにしている。(めんどッチーけど)。
ほとんどお払い箱状態だったワープロが大活躍。ところが、フロッピーを差し込むと「このフロッピーは初期化されていませんから、呼び出せません。初期化しますか?」という表示。何度やっても同じ答え。そこで裏技でもないけれど、あきらめずにワープロさんの機嫌がいい日にもう一度そーっと、挿入してみると、10回に1回くらいは、ご機嫌を直してくれ表示がでることもある。
それから当時は便利だった簡易DTP機能が今になって仇となってしまった。
フロッピーの中には、日付や項目をつけて分類した文字だけのものと、それを流し込んで編集したファイルの二つが残っているが、校正をするのはDTP機能を使って紙面構成をした後、プリントアウトしたものだ。つまり、校正された正規の原稿は、その機種でしか読み出せない。生テキストは未校正のままなのだ。
しかたなく校正されたDTP機能上の文章をテキスト化することに。しかし、これが大変な作業。直接テキストだけを別のフロッピーに、コピー出来ないのだ。
たくさんの枠の中に細かく入れられた文章を一つひとつ枠を壊して、全体の文章にまとめていく。初めっから打った方が早くないか(ナイナイ)。
そしてもっとやっかいなのは、初期のワープロは、フロッピーが2DDしか使えないことだ。そして真空管で動いているんじゃないかとさえ思うほど動作が遅い。
MOの時代に、フロッピー。それも2DDときたから大変だ。お店に行っても2DDなんて今の時代売っていない。手元にある数枚のフロッピーが貴重品となってしまった。
それから、メーカーの違うワープロで文章を作っていた時もあった。これは、DOSに変換してあったので助かったが、特殊な方法で、文字を割り付けしているために、またワープロに戻って、元に戻すという気の遠くなる作業の連続。文書量は全体の5分の1程度なのに、時間は2倍もかかってしまった。
これは本来やら無くても良いことではないのか。でも、デジタル化は必須だし……。地味な作業の連続に、不安が頭をよぎる。
オイオイ、本当にホームページが出来るのかよ。
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