講演会・見学会
静岡ハリストス正教会のイコンと山下りん
静岡ハリストス正教会のイコンと山下りん
日時 2010年10月23日(土) 13:00~
場所 静岡ハリストス正教会アークホール(静岡市葵区春日3-9-5)
・ハリストス正教会という教会 田中仁一(小田原ハリストス正教会司祭)
・イラストレーターから見た山下りん 吉田稔美(イラストレーター.絵本作家)
・イタリアの中世美術から見るイコン画の世界 金沢百枝(東海大学文学部准教授)
場所 静岡ハリストス正教会アークホール(静岡市葵区春日3-9-5)
・ハリストス正教会という教会 田中仁一(小田原ハリストス正教会司祭)
・イラストレーターから見た山下りん 吉田稔美(イラストレーター.絵本作家)
・イタリアの中世美術から見るイコン画の世界 金沢百枝(東海大学文学部准教授)
司会 小二田誠二(静岡大学人文学部教授)
* 終了後、16:30まで、聖堂見学ができます。
* 入場無料。定員100名。
* 事前予約はできません。当日入場を制限する場合がありますのでご了承下さい。
* 会場及び近辺に駐車場はありません。公共交通機関をご利用下さい。
* 静岡鉄道(電車)春日町・しずてつジャストライン(バス)下横田下車 徒歩5分です。
* 入場無料。定員100名。
* 事前予約はできません。当日入場を制限する場合がありますのでご了承下さい。
* 会場及び近辺に駐車場はありません。公共交通機関をご利用下さい。
* 静岡鉄道(電車)春日町・しずてつジャストライン(バス)下横田下車 徒歩5分です。
主催 静岡ハリストス正教会・静岡大学人文学部・静岡大学地域社会文化研究ネットワークセンター・鞠水書屋
問い合わせ 小二田誠二(静岡大学人文学部言語文化学科)
静岡ハリストス正教会のイコンについては、一昨年の授業で扱い、高評を得た(ブログ内関連記事・当日の写真)。
私としては、ここの意義をもっと静岡の人たちに知っていただき、信仰の有無とは関係なく、文化財として次の世代に引き継いで欲しいと思っている。
それは、もちろん、信徒さんたちの願いでもある。
静岡市は新しい美術館を作って立派な“芸術”を沢山並べて人を集めることには成功しそうだけれど、そうしている間にも、貴重な文化遺産が流出し、あるいは損傷して喪われていく。
行政とはそう言うものなんだろう。
しかし、行政の責任にして諦める前に、市民一人一人が理解し、行動することが重要だ。
だから、年に一回でも良いから、レクチャー付きの公開日を、と言い続けてきた。
教員も学生もみんな忙しいらしいので、一番暇な私がやるしかない。
それで一年あいてしまったけれど、東京から友人が駆けつけてくれる。
吉田稔美さんは、大御所400年祭の時にも講師をお願いした学究肌のイラストレーター・絵本作家で、宗教画にも詳しいし、山下りんの人生についてかなり入り込んでいる。厳しい時代に生きた女性のデザイナー、イラストレーターとして、ご自身の大先達として強く意識しているらしい。
今回は吉田さんの紹介で、切れ者、売れっ子の美術史学者、金沢百枝さんも講師を引き受けて下さった。
ロマネスク美術が御専門で、ヨーロッパ人も読み解けなかった“ジローナの刺繍布”を解読、歴史の中に位置づけたひと(これがまた、暦であり、宇宙観をしめす図であるらしいことに、不思議な縁を感じないわけに行かない)。
そして、新潮社から『イタリア古寺巡礼』という本を出版したばかり。
タイミングが良かったので、新潮社のサイトでもこの企画を告知して下さり、『芸術新潮』最新刊にも告知が掲載されている。
ありがたいことだ。
願えば叶う、というような簡単なことではないはずが、あれよあれよという間に決まっていく。
須弥山儀の企画も含め、大きな時の流れの中で、今・ここが選ばれたと思わざるを得ない。
そして、それは“もう一度”ということがない。
運命論者になる気はないのだけれど、“機が熟す”ということはあるのだと思う。
その時、それに気づき、それを掴むことが出来る人は幸いである。
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