コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

これも答えだ。

2008-11-26 13:15:21 | 
 
 
「ハムレット」についてはまだ書きたいことがあるんだけれど、今週はこっち。
今年度最大の重要課題ですからね。


とはいえ、他のことも少し書いておこう。

明日。
11/27(木)19:00~ AOIで、
ネブラスカ大学オマハ校による打楽器アンサンブルコンサート
と言うのがあります。

ネブラスカ大学オマハ校(UNO)は姉妹都市の関係で静岡大学と姉妹校になっていて、特に音楽関係では毎年交流があり、学内で教員たちのジャズバンドの演奏会、なんてのもやったことがあります。

今回は、学外。
それも天下のAOI、しかも講堂じゃなく、ホールを使って無料コンサート!
誰がお金出したんだろう……。
出演者はオマハの教員学生チーム・静大生・静岡の打楽器グループ、らしい。

概要はこちら。そこから詳細(チラシPDF)にリンクがあります。

おなじみ、もう一つの「コニ研」(この言い方は失礼ですね。向こうの方がずっとメジャー)、小西先生ががんばってる模様(凄いなぁ、ガムランも、記録的な入場者数だったらしい)。
その分、宣伝十分なのかちょっと不安。
いっぱい入って欲しいなぁ。

29日土曜日は、またしても行事がいっぱい。
私は午前中産業フェア2008しずおかを覗いて、午後は県立大学図書館で岡村文庫の勉強会を受講、夜はスノドカフェのアートトークを見物。

30日の準備は????




というわけで、30日。
ハリストス正教会~めくるめくイコンの世界~



いよいよ本番です。
静岡ハリストス正教会 13:00開場
人が落ち着いたところで開演です。

雨にはならないみたいだし。
暖かいと良いなぁ。
詳細はこちら
場所は静岡市葵区春日3-9-5です
柚木の地下道工事に伴ってバスの路線に少し変動があるようですので、特に静大方面からの人はご注意を。
静鉄電車、春日町下車が一番解りやすいです。
改札を下りたら踏切の道をまっすぐ山の方に行って、静岡理容美容専門学校の角を右に曲がると、次の角で視界が開け、左の山側に教会らしい建物が見えます(写真は角度ちょっと違います)。


ホールはこんな感じ。


*当日は角ごとに手伝いの学生が立つ予定です。

くれぐれも、自動車はご利用になりませんように
近くにはコインパーキングのような物もありません。
どうしても、と言う人は日吉町駅か音羽町駅周辺に駐めて、電車でどうぞ。




さて。
「静岡の文化」は、4年前、アッパレ会を立ち上げる時に、半ばアリバイ工作的に発生させた授業だ。
「情報意匠論」、というか、彦星先生にどうしても静大の非常勤講師をしていただきたかった。
そのために、地域との連携を目に見える形で示せる授業を抱き合わせる必要があったので、それなら私がやります、と言うことになった。
だから、言語文化学科の一年生向け科目として、ずっと私が単独で担当している。
正直しんどい。

初年度は本当にさんざんだった。
2年目は日本近世文学会という、目に見える目標があったので救われた。
3年目は、大御所400年祭に救われた。

この間、社会人と学生とが受講生としてグループワークをしながら世代間交流をして作り上げていく、と言う当初のもくろみは見事に破綻して、今は時間帯も会場も昼間の学生向けにしたので、社会人受講者は居ない。
そのかわり、昨年度から、地域の既存のグループとタイアップしながら企画を動かしていく、という、最初は想像していなかった形の、フィールドワークとインターンシップが融合したような願ってもない仕組みができあがっている。
これには、駿府静岡歴史楽会を筆頭に、地域マップ研究所や長政まつり実行委員会など、無償どころか人も時間も資金も持ち出しで一緒にやって下さる地域の人達の支えがある。
本当にありがたいことだ。
静岡大学は、まだ地域から見捨てられてないぞ。

と言うわけで、相変わらず行き当たりばったりで事を進めているので、関係した皆さん、特に初年度の受講生たち(もう卒業だねぇ)には、どんなに謝っても謝りきれないのだけれど、そういう紆余曲折、試行錯誤があってここまで来たんだ、と言うことで御寛恕戴ければ幸い。

何はともあれ、この間、共同作業が大嫌いな私が、言わば“無手勝流”で、いろんな“連携”企画を展開してきた。中には本当に悲惨な物もあるけれど、場合によっては相当に画期的な事件もあったんじゃないかと自負している。

そして、今度の企画も、この授業4年間の一つの到達点として、とても大きな成果になるはずだ。
それは、正教会や山下りんや、お願いした講師が素晴らしいから、
と言うこともあるけれど、それらをはるかに超えて、学生たちが素晴らしい。
大学1年生が、高々半期の授業を通してだけで、ここまでのことが出来るのだ、ということ。

フィールドワークの授業を一人で担当するのは本当にきつい。
少し調べさせて適当なレポートですませるとか、書式の決まったパワーポイント作らせて内輪向けの発表会ですませるとか、バスを仕立てた見学旅行ですませるとか、そういう授業なら楽だ。
この授業は、学生にとってもとんでもなく負担が大きかったと思う。
前期の授業で単位はとっくに出ているのに、年度いっぱいやらねばならぬ事が山ほどある。
しかも、教師は思いつきばかり言い散らし、調べ方は説明しても自分で情報提供はしない。
しかし、だからこそ、みんな、本気でやってる。
企画・運営・折衝・取材・広報……。
全部、基本的に彼女たちがやった。


週末の“総練習”、私は結構感動しましたよ。
だから、今、自信を持ってこういう事を書いていられる。


多分彼女たちもまだ理解できていない、私だけがあらかじめ解っていること。
当日その場にいる人は、一つの事件を目撃します。
大学における地域連携授業の新しい地平、ってとこかな。

プレッシャーになる?
大丈夫。
頑張りすぎて体調崩さないことだけ気をつけて。



この授業に関しては、来年度の企画も既に動き出しています。
それはまた別の答え。



"the"のつく"question"は在っても"Answer"は常に「ひとつの」でしかない。

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1 コメント

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涙が (ICORIN)
2008-11-26 22:59:37
出そうになりました。
先生、ありがとうございます。

私たちが経験している事が、どんなに幸せなことであるか…
みなさん、30日の会場で御覧下さい。
4年目の大舞台になるということは、今改めて実感しましたが、それ以前に、

必死です。

是非!足をお運びください!
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