コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

学校の安全

2005-02-17 22:19:03 | 
学校に警察官が巡回するらしい。
どうなってるんだろう。

学校がフェンスに囲まれ、「安全」な場所になったのは、そんなに昔のことではない。
否、実際、私の母校(小学校)は、いまでもそういうモノはなくて、どこからでも敷地に入れる。
近道になりうる関係で、買い物のおばさんも通り抜けるし、犬の散歩コースでもある。勿論、校庭は休日も子どもたちの遊び場だった。

この大学も似たようなモノで、自動車こそ、正門からしか入れない(ことになっている)けれど、人間はどこからでも入れる。教職員でも知らない人は山ほどいるし、最近は年の行った学生も多い。業者も沢山出入りしている。そういう人たちが、みんな名札してるわけじゃないし(非常勤先は全員名札着用、でも学生はしてないな)。

学内の建物は、たとえば今私の居る人文学部棟は、この時間、カードがないと入れない。しかし、非常口が開いてる時もあるし、出る人やカード持ってる人と同時に入ろうとすれば入れる(私はそういう人は通さないけど)。これはまぁ、盗難防止の意味が大きい。


さてさて、ここまでが前提。
問題は、地域と学校の関係なんじゃないのか、と言うことなんですが。

さっき書いた私の母校(鴨川市立鴨川小学校)の場合、私は、校庭でおかしな事件が起こる心配は、そんなに高くないと思っている。それは、のどかな田舎町だから、と言ってしまえばそれまでなのだけれど、重要なのは、むしろ、いつでも出入りできる空間であることが、学校の安全を担保して居るんじゃないかと言う気がするのだ。

沢山の地域の人たちが通り過ぎ、寄り合う空間で犯罪は起きない。

今私の住んでいるところは、畑をつぶして作った新興住宅地だけれど、周りに比べて治安がいい気がしている。それは、散歩やジョギングの人が絶えずいるし、アパートの前には若いおかぁさんたちの寄り合いが常にある。そういうところでは、「外部」からの侵入者はイヤでも目につく。プライバシーがない、といえなくもないのだけれど、隠しカメラやICチップで管理されているわけではない。五人組のように密告するわけでもない。そういうコミュニティがあることが多分大事。

学校は、地域の一部なんだから。そのなかに「聖域」を作るのはおかしい。
つまり、学校と、校区を仕切る「結界」があることそのものが大きな矛盾じゃないのか、という話。
仕切った上で、ケーサツをいれるんじゃなくて、仕切らずに老若男女が自由に出入りできる場所なら良いんだと思うよ。
まぁ都会じゃ手遅れなのかも知れないけれども。
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1 コメント

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Unknown (たなか)
2005-02-19 19:48:39
うちの大学では8年くらい前(←おまえはいつまで大学にいるんだ!という突っ込みはなしでお願い致します)からケーサツがはいっておりましたが、最近は警察に加え、民間警備会社も増員。警察は夜中のみ、民間は日中も車両を使ってパトロール中です。



時々、おかしなのがやってきて、正門で押し問答しております。
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