コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

『朝日新聞』 20050107 「新年 日本の皆さま」 中 安藤忠雄

2005-01-07 09:26:44 | 
「思考停止 脱しよう」というメッセージ。
“頭の糖尿病”だそうだ。

賛同。

ナショナリズムを鼓舞するのでなく、それでも、日本の伝統に根ざした“文化”を継承する意義はあるのだと思う。
彼は環境問題を突破口に選んでいる。
ひとそれぞれだ。

地域、大学、身の回りの一つ一つの事柄について“考える”こと、意識的であることをまず取り戻さなければいけない。
そして何より“自分”。


すべてのモノが身体に組み込まれて、何の違和感もなくなっている。
プレインストールされているアプリケーションやコンテンツをもう一度点検すること。
全部を、一回意識化すること。
場合によったら一太郎からワードに乗り換えるか(そりゃないな)。

茂木氏の仰る「自分の人生をメタ認知」する、ということとも、どこかで繋がるんだと思う。
そこから再出発して、再身体化していく。
アプリオリに身体にあるモノ、ってなに?
OS?
自分の思考が、行動が、どこでどう形成され、なぜそういう形で現れているのか。意識にのぼらせること。

芭蕉の、否、ワキ僧の旅は、“モノ”を一旦甦らせ、鎮める儀礼だった。
そうやって、時々は内在する混沌を無理矢理にでも外に連れ出して、対話してみる事が必要なんだろう。
案外、正月から節分の間という微妙な時期に考えるにふさわしいテーマかもしれない。

Sam Hamillの英訳『おくのほそ道』は、"NARROW ROAD TO THE INTERIOR"。 気が利いている。


なにはともあれ私はここで、地域社会から、変えて/変わっていく人になろうと思う。
あきらめてはいない。
少なくとも、閉塞感に嫌気がさして、暴れたくて仕方がない人は周りにたくさんいるんだし。


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