コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

毎日が投票日であること。

2011-04-20 00:23:11 | 
城南信用金庫の“宣言”。


東京電力福島第一原子力発電所の事故は、我が国の未来に重大な影響を与えています。今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、私達に明るい未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り返しのつかない危険性を持っていること、さらに、残念ながらそれを管理する政府機関も企業体も、万全の体制をとっていなかったことが明確になりつつあります。
こうした中で、私達は、原子力エネルギーに依存することはあまりにも危険性が大き過ぎるということを学びました。私達が地域金融機関として、今できることはささやかではありますが、省電力、省エネルギー、そして代替エネルギーの開発利用に少しでも貢献することではないかと考えます。
そのため、今後、私達は以下のような省電力と省エネルギーのための様々な取組みに努めるとともに、金融を通じて地域の皆様の省電力、省エネルギーのための設備投資を積極的に支援、推進してまいります。

1 徹底した節電運動の実施
2 冷暖房の設定温度の見直し
3 省電力型設備の導入
4 断熱工事の施工
5 緑化工事の推進
6 ソーラーパネルの設置
7 LED照明への切り替え
8 燃料電池の導入
9 家庭用蓄電池の購入
10 自家発電装置の購入
11 その他
以 上



城南信用金庫が脱原発宣言~理事長メッセージ


地域に根ざす信用金庫が何をすべきか、と言うことをちゃんと言ってる。
関心を持たなかったこと、考え、態度をはっきりさせることの重要性。

で、実際、こういう動きが信金にとってメリットがあったことも明言。



実際、城南信金は過去にも様々な支援活動をしてきたし、今回もかなり積極的な対応をしている

原発に頼らない安心できる社会へ
「東北地方太平洋沖地震」への対応について
・ 「東日本大震災」の義援金として3億円を寄贈しました
・ 当金庫営業地域内の避難所に支援物資をお届けしました
・ 「東北関東大震災義援金」の取扱い
・ 東北地方太平洋沖地震復興支援“ボランティア預金”の取扱い
・ 「義援金」「見舞金」等の振込手数料の無料化
・ 被災信用金庫のお客様に対する預金の代払いの取扱い
・ 震災の影響を受けた学生等に対する「新規特別採用」を実施
・ 東京電力の計画停電に伴うATM利用時間の短縮について
・ 「東北地方太平洋沖地震」発生による、東京電力の「計画停電」に伴う一時業務休止について
「東北地方太平洋沖地震」に伴う採用スケジュールの延期について





フェアトレードが一部では定着しつつあるように思うんだけれど、やっぱり安い物、便利な物中心の生活はそうそう変えられない。
私も今ではすっかりアマゾン愛用者だ。

我々の消費行動は、恐ろしく大量な広告戦略によって誘導されてきた。
広告費を差し引いても安区、早く届く物に手が伸びる。

本当に必要な物を必要なだけ消費する社会に戻すためには、品物の質だけでなく、作り手や流通の担い手達の考え方や取り組みをしっかり見て選ぶ必要がある。

政党をを選ぶように、考え方、目指す社会像に共感できる企業を積極的に利用することで、そうでない企業を動かすことも出来るかも知れない。


こんな事は、ずっと前から知っていた話なんだけれど、結局のところ、どこも大差ないし、大勢に影響はないだろうというので深く考えずにここまで来てしまったんだと思う。


選挙は勿論大切だけれど、消費者はいつでも有権者であって、一日一日の消費行動は、自分たちの未来を決める投票みたいな物なんだと言うことを、あらためて痛感した次第。


署名活動も、デモに参加して意思表示をすることも、意味がないとは言わない。

しかし、その手法で大きな変化があったためしがない日本。

城南信金の理事長が言うように、消費電力の3割が原発なら、3割節電しよう。
電力は独占状態とはいうものの、みんなが本気で節電し、契約アンペアを一斉に下げれば電力会社も気づかざるを得ないはず。


フェアトレード同様、多少の支出増は覚悟の上で、自分が描く未来のために、日々の暮らしを変えていこう。
それが、企業や政治家達を動かす、遠回りのようで、結構現実的な未知なんじゃないかと思う。

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