このブログで散々問題にしてきた「学生厚生会費」ですが、今年度、少し変わった動きが出始めました。
人文学部分の一部を学科裁量ということで使って良いよ、と言う話。
10万円。
で、その使い道について、7月の学科会で議論があり、学生の厚生のためなんだから、学生から提案させてみたら? と言うことになりました。
ところが、告知が夏休み直前だったこともあり、多くの人に知られないままになっているようです。
各コースの共同研究室のドアに書類が貼られているんですけどね。
学生委員の岡崎先生が、解りやすい解説を書いてくださったので引用します(一部編集)。
これは「学生厚生会費」そのものの議論の材料にもなりますね。
言語文化学科「学科裁量経費」使用希望の申請について
平成21年度の学生厚生会費の予算項目に、言語文化学科「学科裁量経費」10万円が新たに設けられました。これは、言語文化学科の学生の福利厚生等のために使う予算です。ついては、学生の皆さんから、この予算を使って具体的にどんなものを購入したいか、もしくはどんな活動を行いたいか、などといった要望や企画を募集することになりました。関心がある人は、下記の説明をよく読んで、使用希望の申請をしてください。
記
1、人文学部学生厚生会とは?
【目的】
静岡大学人文学部・人文社会科学研究科の学生の福利厚生ならびに教育環境の充実、学部の発展に寄与することを目的とする。
【事業】
1 福利厚生施設の改善および拡充に関すること。
2 就職活動に関する援助
3 教育実習等に関する援助
4 広報活動等に関する援助
5 学部と父母等との連絡
6 その他目的達成のため必要と認める事業
2、人文学部学生厚生会費とは?
学生の皆さんが「学生厚生会費」として入学時に納入しているお金を原資としています。
納入額は、
学部学生(昼間) 15000円、
3年次編入学・転入学の場合10000円、
大学院生 10000円(本学部卒業生は6000円)です。
主な支出項目は、平成19年度実績で、以下のとおりです。
卒業祝賀会・新入生歓迎会経費などの福利厚生経費65%、
教育・学生活動支援費10%、
就職支援関係経費5%
教育実習等経費4%
3、言語文化学科「学科裁量経費」とは?
人文学部学生厚生会は、人文学部四学科の学生が納入した学生厚生会費で運営されていますが、「学科裁量経費」とは、その学生厚生会費の全体のなかから、言語文化学科が自由なアイデアと企画によって使えるお金という意味です。そのお金が、今年度は10万円あることになります。
4、言語文化学科「学科裁量経費」を、たとえばどんなものに使ってよいのか?
「言語文化学科の学生のためになる使いみち」でお金を使う、というのが大前提です。
ただ、具体的な用途についてはいろいろなアイデアが考えられるでしょう。
各コースの学生研究室の備品・消耗品の購入、ゼミやコースの学習活動への援助、教員と学生の懇親の機会への援助、学科学生主催の企画の実施、その他……。
学生の皆さんからの積極的な要望・企画の提示をお待ちしています。
5、何にいくらぐらい使えるのか?
一つの用途で10万円全部を使い切らなくてはいけないわけではありません。
目的と用途に応じて、10万円以内の必要な額を申請することになります。
たとえば、ゼミの成果物の冊子をつくるのための援助が1万円欲しいとか、コース研究室に五千円のポットを購入したいとかいった申請もあり得ます。
6、申請すれば、何にでも必ず使えるのか?
そうとは限りません。申請された計画・お金の用途等が適切であるか、学科教員および学生の厚生会理事(言語文化学科から1名)が審査をします。審査の結果は、審査後に申請者にすみやかに連絡します。
7、申請するためにはどうすればよいのか。
別紙「平成21年度学生厚生会費言語文化学科学科裁量経費使用申請書」に記入のうえ、提出してください。提出期限と提出先は以下のとおりです。
提出期限:10月22日(木)昼休み
提出先 :言語文化学科教員・岡崎真紀子
(今年度学生委員、日本アジア言語文化コース)
*原則的に申請者が直接岡崎に手渡しで提出してください。
研究室…人文A棟3F、323号室。オフィスアワー…月曜7・8限。
その他の在室時間は事前にメールで確認のこと。
※この件について、質問がある人は、上記の岡崎まで問い合わせに来てください。
以上
日常生活の安全のため、共同研究室をもっと居心地よくするため、自分たちの学びをより拡げより深めるため、日頃研鑽の成果を多くの人に知って貰うため……。いろんな使い道があると思います。
大学の予算は、学生の裁量で使うと言うことは、まずあり得ません。しかし、このお金は、学生が支出し、学生のために使う物ですから、学生が主体的に決めるべきなのだ、と私は思っています。
10万円は、全体の予算から言えば僅かです。しかし、自分たちだけで何かしようと思ったら簡単に準備できるお金ではないですよね。
応募がなければ使い道は教員たちで決めますよ。
このチャンス、どう活かしますか?
“先生にお任せ”のままで良いですか??
これは、“自治”を学ぶチャンスでもあります。
PBLの実践でもあります。
ゆくゆくは、65%も支出している“宴会費”を廃止しよう、と言う動きになってくれたら私は嬉しい。
なお、この企画は言語文化学科のみを対象としています。
他の学科・学部でもあるかも知れませんが。
*もう一つの限定企画、“よしもとばななさんとはなそう”の整理券配布は、10/22(木)12時~です。
こちらは学内限定。詳細はポスター・チラシで!!!
人文学部分の一部を学科裁量ということで使って良いよ、と言う話。
10万円。
で、その使い道について、7月の学科会で議論があり、学生の厚生のためなんだから、学生から提案させてみたら? と言うことになりました。
ところが、告知が夏休み直前だったこともあり、多くの人に知られないままになっているようです。
各コースの共同研究室のドアに書類が貼られているんですけどね。
学生委員の岡崎先生が、解りやすい解説を書いてくださったので引用します(一部編集)。
これは「学生厚生会費」そのものの議論の材料にもなりますね。
平成21年度の学生厚生会費の予算項目に、言語文化学科「学科裁量経費」10万円が新たに設けられました。これは、言語文化学科の学生の福利厚生等のために使う予算です。ついては、学生の皆さんから、この予算を使って具体的にどんなものを購入したいか、もしくはどんな活動を行いたいか、などといった要望や企画を募集することになりました。関心がある人は、下記の説明をよく読んで、使用希望の申請をしてください。
1、人文学部学生厚生会とは?
【目的】
静岡大学人文学部・人文社会科学研究科の学生の福利厚生ならびに教育環境の充実、学部の発展に寄与することを目的とする。
【事業】
1 福利厚生施設の改善および拡充に関すること。
2 就職活動に関する援助
3 教育実習等に関する援助
4 広報活動等に関する援助
5 学部と父母等との連絡
6 その他目的達成のため必要と認める事業
2、人文学部学生厚生会費とは?
学生の皆さんが「学生厚生会費」として入学時に納入しているお金を原資としています。
納入額は、
学部学生(昼間) 15000円、
3年次編入学・転入学の場合10000円、
大学院生 10000円(本学部卒業生は6000円)です。
主な支出項目は、平成19年度実績で、以下のとおりです。
卒業祝賀会・新入生歓迎会経費などの福利厚生経費65%、
教育・学生活動支援費10%、
就職支援関係経費5%
教育実習等経費4%
3、言語文化学科「学科裁量経費」とは?
人文学部学生厚生会は、人文学部四学科の学生が納入した学生厚生会費で運営されていますが、「学科裁量経費」とは、その学生厚生会費の全体のなかから、言語文化学科が自由なアイデアと企画によって使えるお金という意味です。そのお金が、今年度は10万円あることになります。
4、言語文化学科「学科裁量経費」を、たとえばどんなものに使ってよいのか?
「言語文化学科の学生のためになる使いみち」でお金を使う、というのが大前提です。
ただ、具体的な用途についてはいろいろなアイデアが考えられるでしょう。
各コースの学生研究室の備品・消耗品の購入、ゼミやコースの学習活動への援助、教員と学生の懇親の機会への援助、学科学生主催の企画の実施、その他……。
学生の皆さんからの積極的な要望・企画の提示をお待ちしています。
5、何にいくらぐらい使えるのか?
一つの用途で10万円全部を使い切らなくてはいけないわけではありません。
目的と用途に応じて、10万円以内の必要な額を申請することになります。
たとえば、ゼミの成果物の冊子をつくるのための援助が1万円欲しいとか、コース研究室に五千円のポットを購入したいとかいった申請もあり得ます。
6、申請すれば、何にでも必ず使えるのか?
そうとは限りません。申請された計画・お金の用途等が適切であるか、学科教員および学生の厚生会理事(言語文化学科から1名)が審査をします。審査の結果は、審査後に申請者にすみやかに連絡します。
7、申請するためにはどうすればよいのか。
別紙「平成21年度学生厚生会費言語文化学科学科裁量経費使用申請書」に記入のうえ、提出してください。提出期限と提出先は以下のとおりです。
提出期限:10月22日(木)昼休み
提出先 :言語文化学科教員・岡崎真紀子
(今年度学生委員、日本アジア言語文化コース)
*原則的に申請者が直接岡崎に手渡しで提出してください。
研究室…人文A棟3F、323号室。オフィスアワー…月曜7・8限。
その他の在室時間は事前にメールで確認のこと。
※この件について、質問がある人は、上記の岡崎まで問い合わせに来てください。
以上
日常生活の安全のため、共同研究室をもっと居心地よくするため、自分たちの学びをより拡げより深めるため、日頃研鑽の成果を多くの人に知って貰うため……。いろんな使い道があると思います。
大学の予算は、学生の裁量で使うと言うことは、まずあり得ません。しかし、このお金は、学生が支出し、学生のために使う物ですから、学生が主体的に決めるべきなのだ、と私は思っています。
10万円は、全体の予算から言えば僅かです。しかし、自分たちだけで何かしようと思ったら簡単に準備できるお金ではないですよね。
応募がなければ使い道は教員たちで決めますよ。
“先生にお任せ”のままで良いですか??
これは、“自治”を学ぶチャンスでもあります。
PBLの実践でもあります。
ゆくゆくは、65%も支出している“宴会費”を廃止しよう、と言う動きになってくれたら私は嬉しい。
なお、この企画は言語文化学科のみを対象としています。
他の学科・学部でもあるかも知れませんが。
*もう一つの限定企画、“よしもとばななさんとはなそう”の整理券配布は、10/22(木)12時~です。
こちらは学内限定。詳細はポスター・チラシで!!!
「厚生」とは与えられるものではなく「自助」だと思いますから,
学生が使い方を提案するのはすばらしいことです。
> ゆくゆくは、65%も支出している“宴会費”を廃止しよう、と言う動きになってくれたら私は嬉しい。
私も嬉しいですね。
ただ,必要なる厚生費を,予算削減のあおりで,学生厚生会費に目をつけた――という捉え方もあるのが残念ですね。
なるほど、全体の予算が潤沢ならこんな発想も出て来ませんね。
まぁ、成り行きはともかくポジティブに考えたいところです。
あとは、積極的な応募ですよね。