出会い

目を閉じると、透明のキラキラと輝く光に全身が包まれ、守られているのが見えました。

「最近何か石を買いませんでしたか？とても良い石のエネルギーを感じるんですが」
と伺うと、
「たまたま用事で出かけた時に信号待ちをしていたら、目の前にあった店がとても気になりふいに入ってみたんです。そうしたらそこに何ともきれいな水晶があって一目ぼれをして買い、枕元に置いて寝ているんです。」
というお話しでした。

そんなふうにふいにやってくる石。

一方わたしは、秋冬物の服が欲しいと思い近所で開かれていた伊勢丹のバーゲン会場に行きました。
ふらふら眺めていると落ち着いた感じの美系の販売員さんが、声をかけてくれたので、その女性に似合いそうなものをチョイスしていただくことにしました。
「以前はこういう組み合わせはしなかったのですが、最近はこんなふうに長いモノに長いモノを合わせて着るんですよね。」
と言って持ってきてくれた服。
長くてタポタポしていて小柄で細めのわたしが着たらまるでポケモンだろう、これってアリか？？？
と思いながらも試着をさせていただきました。
「わっ！よく似合っています」と満足げにニッコリ微笑む店員さん。

自分ではよくわからないのですが、ひとりではまったく選ばないこういうポケモン服を勧めてもらえたということ、
自分にもこんなキャラがあったのか！こんなキャラを演じていいのか！ということがとても新鮮で、すすめられた服一式を購入しました。

今まで知らなかった自分をこうして知るよろこび、出会いってこういうものなんですね。