旅の途中でたまたま見た風景が気に入り、海が見える高台に家を建てた。
砂利と砂の多い家の周りの土地を耕し、ふたりで食べるには十分な広さの畑と、レンガと芝で囲った花壇を作った。
最近は、海の散歩で知り合ったご夫婦に教わって釣りも始め、釣れた魚をおろして調理するのにも慣れてきた。
朝ご飯は、炊きたてのコシヒカリ。15分ほどかき回してふわふわにさせ、畑のネギと卵を入れたふわとろ納豆。具だくさんの味噌 . . . 本文を読む
わたしは、いわゆる雨女です。
今日の夕焼けは見られないかもしれない。
けれど朝いちばんの遠隔で、
そのご本人の身体と心の中心に、太陽が見えた。
それが何よりわたしにとっての活力になるのです。 . . . 本文を読む
家庭菜園でとれたピーマン。
漬けて赤く染まった梅干し。
ご近所さんがくれた温泉みやげのおまんじゅう。
親戚から届いた結婚式の招待状。
生れたばかりの子どもを抱いて遊びにきてくれた孫夫婦。
リフォームが終えたお風呂に入って。
デジカメで撮った写真をプリントアウトしてノートに貼る。
そうすると、お母さんがその横にコメントを書いていくのだそうだ。
そうして書き綴ったノートは何10冊になり、
訪ねてき . . . 本文を読む
トラブルの交渉に行くのだと言う。
エネルギーに薄化粧をし、
今日行くであろうその場所、その土地に花の絨毯を敷く。
そしていつも通り幸福を祈るための言霊を、交渉の床の間にしつらえる。 . . . 本文を読む
「ジムのウォークマシンで歩いていると、いつのまにかそのスピードで歩けるようになりますよ。」
と教えていただきました。
最初は、マシンに歩かされている。歩かされているだけだから、外で同じようには歩けないと思っていた。
けれど身体がそのスピードに馴染んで、むしろ速く歩きたくなってしまう、そのスピードの方が楽になってくる、
というお話しでした。
幽霊会員で、乗ったことはないけれど、
少し退屈そうに見 . . . 本文を読む