入口の前に立つ大きな大きな欅の木が切られたのは昨日のこと。
以前から話は聞いていましたが、業者さんの都合でこの日になりました。
欅とさよならする前日、じっと耳を澄ますと、
「自分の子どもがもう他で育っているから大丈夫」
という声がしたように思いました。
昨日はちょうどこの地域の祇園祭の日。
約350年続くお祭りで、祭囃子が聞こえる中、木は枝を落としていきました。
人間の都合のようであっても、
きっと欅がこの日を選んだ。
祭りの日を選ぶなんて、なんて粋な木なんでしょう。
珍しく休日出勤になったわたしも見送ることができたのです。
これにはまた後談があって、
昼休みに外から帰ってきた同僚に、
「欅の子どもを見つけたから一緒に来て!」
とせかされて、前のお宅の庭まで一緒に走って行くと、、。
その家のご主人にばったり会い、その欅の話になったんだそうです。
ご主人がおっしゃるには、風で飛んできた欅の葉に付いていた種を取り、
1年かかって発芽させ、それを鉢に移して5年目。
風流な盆栽として生まれ変わっていました。
祭囃子の響く地に、新しい命は引き継がれていたのです。
以前から話は聞いていましたが、業者さんの都合でこの日になりました。
欅とさよならする前日、じっと耳を澄ますと、
「自分の子どもがもう他で育っているから大丈夫」
という声がしたように思いました。
昨日はちょうどこの地域の祇園祭の日。
約350年続くお祭りで、祭囃子が聞こえる中、木は枝を落としていきました。
人間の都合のようであっても、
きっと欅がこの日を選んだ。
祭りの日を選ぶなんて、なんて粋な木なんでしょう。
珍しく休日出勤になったわたしも見送ることができたのです。
これにはまた後談があって、
昼休みに外から帰ってきた同僚に、
「欅の子どもを見つけたから一緒に来て!」
とせかされて、前のお宅の庭まで一緒に走って行くと、、。
その家のご主人にばったり会い、その欅の話になったんだそうです。
ご主人がおっしゃるには、風で飛んできた欅の葉に付いていた種を取り、
1年かかって発芽させ、それを鉢に移して5年目。
風流な盆栽として生まれ変わっていました。
祭囃子の響く地に、新しい命は引き継がれていたのです。