“恋”の後ろには

“恋”のご相談はこれまでいっぱいあり、何度も何度も泣きにきた人も少なくないのですが、その時のわたしは、
「その恋を叶えましょう！」
と言ったらしいのです。

しばらくして再びお会いする機会がありましたが、その恋がどうなったか？という話題はもう出ることもなく、
「あの直後、恋が叶うこと以上にもっと素敵なことにめぐりあいました！」
との事。

たくさん泣いた人ほど、その後すぐに素敵なパートナーに出会い、幸せになっているのも見てきているし、

思うに“恋”というのは、めちゃ重たいドアの前にくくりつけられたロープのようなもので、
“恋”を叶えたい一心で、必死にそのロープを引っ張る。
そうして泣きながら全力でドア開けてみたら、今まで自分自身がまったく気づいていなかった真新しい世界がそこにある。

全力を出さなければ開かなかったドア。
神さまは真新しい世界に連れ出すために、“恋”というロープを用意したのかな？
と思うことが、時々あるのです。