中学生だったか高校生だったか、母方の祖母に、
「おばあちゃん、どうしてあんなに賢くて優しくて愚痴も言わずによく働く、うちのお母さんみたいな偉い娘が育ったの?どうしたら育てられるの?」と聞いたことがあります。
祖母は笑いながら、
「そう、アンタなお母さんはそんなに偉いんだね!」とニコニコとわたしの話を聞いてくれました。
そんな祖母や祖父より早く逝ってしまうことを、何より気にかけていた母でしたが、周りの人は口々に、
「働くだけ働いて、自分のことより他の人のことを優先して、人生を楽しむ前に逝ってしまって。」
と母の死を惜しんでくれました。
そんな母の亡くなった年齢を半年前に越えたわたしは、ちょっぴり見えにくくなったこの眼と、聴こえにくくなったこの耳で、眼を楽しませ、耳を楽しませ、与えられた時間を生きていきたいと思うのです。
「おばあちゃん、どうしてあんなに賢くて優しくて愚痴も言わずによく働く、うちのお母さんみたいな偉い娘が育ったの?どうしたら育てられるの?」と聞いたことがあります。
祖母は笑いながら、
「そう、アンタなお母さんはそんなに偉いんだね!」とニコニコとわたしの話を聞いてくれました。
そんな祖母や祖父より早く逝ってしまうことを、何より気にかけていた母でしたが、周りの人は口々に、
「働くだけ働いて、自分のことより他の人のことを優先して、人生を楽しむ前に逝ってしまって。」
と母の死を惜しんでくれました。
そんな母の亡くなった年齢を半年前に越えたわたしは、ちょっぴり見えにくくなったこの眼と、聴こえにくくなったこの耳で、眼を楽しませ、耳を楽しませ、与えられた時間を生きていきたいと思うのです。