弱い者どうし

１ヶ月前から右耳がほとんど聞こえない状態になっています。

中耳炎という診断ですが、今のところ回復する気配はありません。

子どもの頃から難聴の傾向はあり、特に左耳が弱く電話もすべて右。右耳頼りの生活を送ってきました。

がっ、その右耳が聞こえなくなって折しも先月から新しい会社に就職したばかり。新しく覚えなくてはならないことは山ほどあり、電話当番も3日に1回やってきます。

どうしようか？仕事は無理かもしれない、、と一時は思いましたが、電話の音量をマックスにしたところ左耳でも聞き取れることがわかりました。

また今の耳の状態を上司や周りの人たちに話し、迷惑をかけながらもなんとか左耳で乗りきっています。これまで弱いと思っていた左耳がこんなにがんばってくれるとは。

そして今回もうひとつわかったことがあります。

昨年まで勤めていた会社で受けた健診の結果を改めてゆっくり見直してみると、数年前から左耳より右耳の聴力の方が悪化していました。

いつの間にか逆転していたのですね。

左耳が聞こえにくい時は右耳ががんばり、右耳が弱ってきたら左耳が底力を発揮してくれる。

弱い者どおしが助け合っているようで、我が耳がありがたくて愛おしくて、自分の両耳に手を当て、「ありがとう」と言ってみるのです。