夕べの贈り物

「いつか家族になる」

そうお伝えしたんでしたね。
友だちとも言わず、夫婦とも言わず、出てきた言葉は、「家族になる」と…。

あれから何年経ったのでしょうか？

毎日使う言葉を変えて、高価な石も土に帰し、
ご両親の住む家に毎日通いながら、日々コツコツと汗を流し働いて。

花粉の舞う季節、梅雨に濡れる季節、木枯らしが吹く季節。巡る季節を幾度か通り過ぎ、
こんなに美しくなって訪ねてきてくれるとは！！
重たかったでしょうに、とりたての野菜をトランクに詰めて。

新しいまち。新しい住まいのご自慢は、お庭で作る野菜と眼前に広がる海。
とりわけ秋の夕陽の美しさは、言い尽くせない。
ぜひ見てみたい、その風景を。そう遠くない日、遊びに行かせていただきますのでよろしくネ。

夕べのこと。うれしい贈り物のお話でした。