2008年、暑さも和らぎはじめた9月のある日、
アタシは高校球児だった兄ちゃんに見つかりました。
ちょうど住む家も決まっていなかったので、その人に連れて帰られることになりました。
はじめてJRを利用しての移動です。
車掌さんに見つかると大変なので、兄ちゃんのエナメルバッグに潜んでの移動です。
駅に着いたとき、優しそうなパパさんとママさんが迎えに来ていました。
そこからは、車での移動です。
着いたところが今のおうちです。
たくさんの姉ちゃんたちが、迎えてくれました。
決してアタシは捨てられていたわけではありませんよ。
この家に越して来たことは運命だったのです。
ここからスタートです。