ごきげん練習帳 〜自分トリセツの作り方〜

自分と人生を楽しむための”セルフ・コーチング”ノート

断捨離GWを終えてわかったこと(2)モノとの関係を終わらせるには

2013年05月12日 | ●断捨離

 

このGWに「断捨離」に挑み、 

「断捨離」には手順があることがわかったと、

以前に書きましたが(→こちら)、

「断捨離」は、結果でなくプロセスだと思います。

 

捨てたか否か、が問題なのではなく、

捨てるか否か、モノと向き合ってそれを自分に問う、

そのプロセスにこそ、意味があるのです。

 

実際、いくつものモノに向き合い、

自分に問うなかで、

わかったことがあります。

 

それは、

モノとの関係で生じる自分の感情を

思い切り味わわない限り

そのモノとの関係は終わらない

ということでした(→こちらも参照)。

 

これ、小さい子が新しいおもちゃを買ってもらった時と

同じだな、と思います。

Aちゃんが新しいおもちゃで遊ぼうとしていたら、

Bちゃんが、「それ貸して」って言ったとします。

このとき、ふつうは、

Aちゃんはそれをすぐに貸してあげたりはできません。

いくらお母さんが「貸してあげなさい」って言っても

それは無理、というものです。

なぜなら、Aちゃん自身がまだそのおもちゃとの関係を

始めていないし、

それから得られる感情を味わっていないからです。

 

「貸して」って言われて「ダメ」って言ったAちゃんが、

ひとしきりそのおもちゃで遊んだあとに

「はい、貸してあげる」って言って

Bちゃんにおもちゃをあっさり貸してあげるのは、

その関係ができ、

おもちゃで遊んで楽しかった、という感情を

味わうことができたからだと思います。

 

人は、モノが大切なのではなく、

本当は、そのモノから得られる体験や感情が

大切なのです。

 

お金が欲しいのも、

お金という金属の玉や紙切れが欲しいのではなく、

それによって得られる体験や感情が

欲しいのです。

 

 

だから、モノと別れる場合、

そのモノとの関係性と、そこから生まれる感情を、

まずはたっぷり味わうこと。

それができれば、そのモノとはきっと別れられると思います。

 

 

「もう十分着たな、楽しんだな」と思える服は、

「元を取った」とも思えるでしょうし、

手放してもいいと思えるはず。

逆に、買ったのに着なかった服などは、

関係性もそこからの感情も、

味わうことをしないままだったので、

未完了感いっぱいで、

「もったいない」と思う気持ちが

強くはたらくのかもしれません。

そういう服は、「買う」という行為をした時点で、

自分の満たしたい感情が満たせていたということ

なのではないでしょうか。

 

そんなふうに、

モノとの関係は味わい尽くすこと、

そのためには、

味わえる関係を築けるものとだけつき合うこと、

だから「捨」の前に「断」があるんだな、

そう思います。

 

 



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