最高裁判所前ー渡辺華山生誕の地

2008-09-11 12:11:30 | Weblog
最高裁判所前の、小さな一角に三宅坂小公園にー渡辺華山生誕の地との銘があります。渡辺華山とは、天保十年(1839)「蛮社の獄」で、高野長英らとともに、幕府、尚歯会弾圧事件で、投獄された、文人画家です。渡辺華山の父は、この地、田原藩主(三河国)三宅備前の守の家老職にありましたが、病弱だったため、家は、兄弟を養子に出す程、逼迫していました。華山は、家計を助けるため、得意だった絵をかき20代で著名な作家になります。家老職においても、天保の大飢饉に、ひとりの餓死者を出さなかった事で幕府から表彰を受けた程です。少しづつ西洋化を迫られていた時代の事、田原藩の海防衛策のため蘭学を学び,鎖国攘夷を批判した事などから、弾圧をうけ自刃しました。(1793~1841)この彫刻はこの地にある平和記念像です。

最新の画像もっと見る