ミスター・レジェンド

このブログで「地元主流派手話通訳者」という表現を使う時、
あの程度で主流派なんだから、オシマイやな。
という皮肉を込めている（笑）

しかし、地元の手話通訳者、Ｇさんのことを密かに「ミスター・レジェンド」と呼んでいるが、上記の場合とは逆である。
奴は天才だ。カリスマ手話通訳者にも劣らない、超一流の手話通訳者や。
世の中の彼に対する評価が低すぎる。

Ｇさんは数年前に、
「俺はもう、公的通訳からは引退する」
と宣言した。それ以来、公的通訳の場でＧさんに会うことはなくなった。

Ｇさんも地元主流派手話通訳者たちから嫌われている。個性が強すぎて、手話通訳界では絶対に生きていけない人。
きれいごとが大嫌い。そんなところも、「たいし」に似ている。
ちょっと似たところはあるが、奴は天才、たいしは凡人だ。

Ｇさんから見ると、「たいし」が公的通訳にこだわって、いまだに手話通訳者研修に参加し、自説を主張しているのが滑稽らしい。
「たいしが主張するように、手話通訳者指名を全面解禁したら、若いイケメンばかり指名されて、わしらのようなジジイは出番がなくなるで。ガハハハ！」
と笑う。

「最後の恐竜」みたいな人だ。もう高齢者といってよい年齢だが、相変わらずのパワー。
この恐竜から学ぶことも多い。