Kyara's Style

日々のつれづれ
      
           思いのままに・・・

ソウルでのお別れ・・・

2009-08-23 12:22:21 | 韓国
さてさて・・・
記憶があるうちに、ソウルの思い出を。

朝、向かうはいつもの明洞聖堂。
前回素敵なシスターと出逢った所。
  
ここ
 





階段を上がったところ、守衛さんが居る建物付近で
お土産の紙袋を提げた、日本人観光客がかたまっている。
   「何してるのかしら? 」

その側を通り抜け、大聖堂の入り口へ・・。
右側の入り口は、通路をセメントで塗る作業が行われていた。
では~ということで、左側から入るとする。




中は、前の方に20人くらいのマリアベールをつけた人々が・・・。
神父様の、低く厳かな祈りの声が、マイクを通して耳に優しい。

そのうち、一人づつ前に進みキャンドルに点火しだした。

   「えっ!私たちも??  私たちはいいよね~ パス

賛美歌を歌い、静かに進行されるミサ。

?????何だかいつもと違う!  変よ??


あぁ~~ナントいうことか、
我々は「お葬式」に参列していたのだった。

中央通路を、3名の神父様を先頭に
遺影を抱いた男性、その後に棺。
神父様5名、ご家族と進んでくる。

椅子から立ち上がり、合掌しながら遺影のご婦人を拝見した。
品のいいお婆様。

お顔を拝見しているうちに、父や母と重なり
涙が止まらなくなった・・・。

目の前を棺が通る。
泣きながら深く頭を下げる私に、ご家族の方が頭を下げながら通りすぎた。

見も知らぬ観光客に、葬儀の列席を認めてくださった教会とご親族。

今も、あのやさしい写真のご婦人を思い出しながら・・・。

またも明洞聖堂は、感動を与えてくれた。


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18 コメント

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へぇー(^^;) (ロミオ)
2009-08-23 14:06:00
 それは何かの間違いじゃないんですか。
教会側が勘違いしたとか。

 見知らぬ観光客が、一般人の葬儀に参列するなんてちょっと考えられませんがね。

 アメリカでもそういう事例は、なかったような気がします。

 もし、僕が喪主の立場だったら、鄭重にお断りを願って退出をしていただきますが・・・・。
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ロミオさま (kyara)
2009-08-23 16:47:21
あらあら・・勘違いだったのかしら?

牧師様もご遺族も、
どなたも咎めるような視線すらありませんでした。

私たちは後方の通路側に座っていましたが、
側を通る時でさえ、頭を下げながら通って下さいました。

今考えると、おおらかな心で許して頂いたのですね。
見知らぬ人を受け入れる、寛大なご家族だったんですね。

教会は24時間、誰でも受け入れるように開かれてる場所だから、
そんな場面に出逢うこともあるのかな? 
なんて思っていました。

日本の葬儀と違うなぁ~って思っていたんですよ。
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すみません(^^ゞ (ロミオ)
2009-08-23 18:57:44
 韓国の事情を知らない者が余計な事を申しました。
 韓国ではそういう風習もありなのかも知れませんね。
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教会 (bonji)
2009-08-24 10:52:05
私は小学校4年生から、高校まで
カトリックの学校でした。
修道院が学校の同じ棟の続いてあり、
シスター達がたくさん生活していました、
クッキーやケーキを焼く香りと、
コーヒーの香りがいつもしていました。

どの学年もA組が担任シスターで
私は問題児?だったのでしょうか?
いつも厳しいシスターのA組でした

マリア様のようなシスターがいらして(美智子妃似の素敵な)
今でも忘れません。

でもシスター達も高齢化が進み人数も減って、
若いシスターも育たず、
今は修道院は閉鎖、
民間のアパートや老人施設でひっそり暮らしていらっしゃるようです。


教会は24時間導いてくださる為に
扉を開き、どんな人間も受け入れてくれます。
罪を犯した人を説得、自首させたりもします。

韓国の葬儀のミサを経験なさってよかったと思います。
中々出来ない経験ですね。


               bonji
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ロミオさま (kyara)
2009-08-24 11:18:22
日中は、まだまだ残暑が厳しい九州です。

ううん、気にしないで下さい。
私もソウルビギナーだから、知らないことばかりですよ。

でもね、
ロミオ様のコメントはホント!「あの時私だったら・・・」と考える提起をしてくれたんです。

もし私が遺族の立場だったら・・・

我が家は仏教だから、菩提寺での葬儀の途中、
外国人が本堂に入り、静かに後ろの方から見送ってくれた場合。
それは有り難く受け入れるのではないかと思いました。
どこの国の人であれ、
手を合わせて見送ってくれる人は有り難いのじゃないかと。

これが葬斎場だとやはり心理的に違ってきます。

教会や寺院は、常に開かれて
疲れた心を休めたり、心のよりどころにする人たちが出入りできる場所。

そう考えると、あの時受け入れてくださった理由が解かる様な気がしました。

私、いい体験したでしょ。
たとえ知らないご婦人でも、静かにお見送り出来たこと、忘れられない出来事になりました。

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bonjiさま (kyara)
2009-08-24 11:32:28
有難うございます。

本当にいい体験をさせていただきました。

信者でもないのに。どうして教会はあんなに落ち着くのでしょう?
高い天井・ステンドグラス・歴史を感じる椅子・包まれる空気。
そっと腰掛けてるだけで、安らぎを感じます。

韓国でも一番大きく、荘厳な教会ですが、
誰でもいつでも受け入れてくれる懐は、
優しくて安心できる場所でした。

bonjiさんは今でもミサにいらっしゃいますか?

我が家の孫ちゃんはカソリックの幼稚園ですが、精神を学んでくれたらと思っています。



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kyaraさんへ (みき)
2009-08-24 14:40:49
ソウルで思いがけなく
葬儀に参列されたのですね。
私はお寺でも神社でも 
お地蔵様にも出合うと
その場で手を合わせる人です。
宗教の事は よくわかりませんが
見知らぬ方でも葬儀で 涙を
流して 悲しんでくださる方が
いる事 遺族には心に沁みる事だと
思います。読んでいて kyaraさん
お優しい方だなと改めて 思いました。
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みきさま (kyara)
2009-08-24 17:00:00
思いがけない出来事だったけど、
気がついた時、
「ここにいていいのかしら?」と思ったけど、
どうしても席を立てないでいました。

ご親族の胸に抱かれた遺影を拝見した時、
ふいに亡くなった父と、
年老いた母が浮かんできました。

そうしたら、涙が止まらなくて・・・。

送る人々の思いのこもったご葬儀は、
その場に居させていただくだけで、胸に迫るものがありますね。


先日お訪ねの「エンゼルトランペット」
香りのご報告です。

我が家の花には、香りがありませんでした。
蕾も、開いた花も香りが無いの。

せっかく期待して下さってたのにごめんなさいね。
他の方はどうなのかしら?

これからエンゼルトランペットを見るたび、
鼻を近づけてクンクンしそうです。私。
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kyaraさんへ (みき)
2009-08-24 19:02:17
kyaraさんのおっしゃるように
送る人の気持ちのこもった
葬儀は心に響くのかも
しれませんね。
ところで香りのご報告 有難うございます。
そうですか香りませんでしたか
お手数を おかけしました。
パリのお花と種類が 違うのかも
しれませんね。有難うございました

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ソウル (れんげ)
2009-08-24 21:41:22
kyaraさんの足の向く方向は
美味しいものばかりじゃ なかったのですね。

お寺でも神社でも教会でも
人が手を合わせるところは
不思議に心が落ち着きます。

日本人は 神様も仏様もOKな 国民ですから 精神に敏感に心が 引きつけられるのだと思います。

それに お父様お母様が kyaraさんと
ご一緒に旅行されていたんじゃないかな~
無事に帰ってこられるように 食べ過ぎないように なんてね(笑)

思い出してさしあげられて 良かったと思います。

忘れられない ご旅行になりましたね。
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