そろそろソウル旅も最終章にしよう。
今回の旅で出会った人々。
空港で出会い、飛行機の中。席が前後しすっかり仲良くなった大分の女性。
電話番号やメルアドの交換の後、名残惜しく仁川で別れる。
しかし、日本に帰ってきてからもメールのやり取り
が続いている。
仁川空港で出逢った九州大学教授ご夫妻。
偶然にもホテルが同じだったため、ホテル
までご一緒する。
奥様の還暦のお祝いでソウルにいらしたのだとか・・。
戴いたお名刺には「韓国研究センター長」とある。
「困ったことがあったら、いつでも私に連絡を。
韓国には私の教え子がたくさんいるから、お力になれます」と言ってくださった。
この方は、
ずぅ~と以前三木首相が初めて韓国を訪問した時の通訳をなさったとか。
凄い方だったのね。
江南アックジョンで出逢った40代の素敵な女性。
日本で生まれ、日本で育ち、ソウル大に進み医学を勉強した方。
彼女は在日三世だとか。
結婚して現在はソウルに住んでいる。
メールのやり取り
でソウルに行く楽しみが又増えた。
今回この旅で、一番心震えた出会いは
・・・聖堂のシスターだった。
私がカメラを建物に向けてる時、そっと後ろで待っていてくださってた。
アッ!と気がついて、お礼を述べると・・・。
その包み込むようなやさしさで、「私は日本語がわかりません」と。
私たちはずっと手を握ったまま
10分近くお話しただろうか。
つたないハングルを、必死で理解しようとして下さる姿。
いっぱいお話したいことがあったけど・・・ハングルのスキルが無い。もどかしい。
それでも、解りあう為に手を握ったまま・・・。
「又お目にかかります・・・」そういってお別れし、後姿を見送ると自然に涙が出てきた。
今まで出会えた人の中、こんなに素敵な女性は初めてだった。
もしやマリア様だったのではと思えるほど素敵な方。
70歳半ばのシスター。
私はカソリックじゃないけど、感動に震えた出会いだった。
そうして旅の最後。
帰りの飛行機の中、中国の若者の仕草のかっこよさ。
4ヶ国語で話し。中国・韓国・ニューヨークタイムス・日経と4カ国の新聞を読み、
飛行中・食事時、私たち女性に気を使ってくれ、到着時は壁になって押し寄せる後ろの乗客から守ってくれた。
手荷物を受け取り税関を出る前、
キョロキョロ誰かを探してた彼の視線に止まった時、
軽く会釈して出口に向かう姿。
あぁ~~!あんな息子がいたらなぁ~!!
いつも旅はその時々で、楽しいこと・嬉しいことを与えてくれるが、
今回の旅は、人との出会いの旅でもあった。
人と出会うのは、六十七億分の一。
この世界で出会えたことに感謝し、思い出を大切にしたい。
これからの旅でも、たくさんの素敵な思い出を重ねられますように!!