とね日記

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率直に評価したい。:<クラスター爆弾>日本、全面禁止条約案に同意

2008年05月30日 12時43分28秒 | 時事
<クラスター爆弾>日本、全面禁止条約案に同意

多数の人を一度に殺傷することを目的にし、戦争が終わっても無数の不発弾が残ってしまうために、将来に渡って人々の生活を脅かすのがクラスター爆弾だ。この非人道的な兵器はイラク戦争でも使用され、戦争後も多くの子供の命を奪っている。

これまで日本政府はアメリカとの関係悪化を懸念してなのか、この爆弾の使用について態度をあいまいにしてきたが、今回正式に「全面禁止条約案」に同意した。

日ごろ政府や自民党の政策には不満がつのるばかりだが、今回の決断については福田首相と政府を率直に評価したい。

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<クラスター爆弾>日本、全面禁止条約案に同意
5月30日2時31分配信 毎日新聞

政府は29日、軍縮交渉「オスロ・プロセス」のダブリン会議が合意したクラスター爆弾を事実上即時全面禁止する条約案について、同意する方針を決めた。条約案は30日に採択される。政府は条約案への具体的な賛否を明らかにしていなかったが、福田康夫首相の意向を受け、人道問題の観点から受け入れに傾いた。

政府筋は29日夜、「オスロ・プロセスに参加していない米国との調整もついた」と語り、ダブリン会議に出席している日本首席代表の中根猛・外務省軍縮不拡散・科学部長(大使)にも受け入れ表明を指示したことを明らかにした。

町村信孝官房長官は同日午後の記者会見で「条約案が合意されたとは理解していないが、政府としても態度を決めなければいけない」と表明。政府は条約案への対応を巡り、大詰めの協議を進めていた。

クラスター爆弾の禁止について、政府は「人道問題と日本の安全保障のバランスを勘案して態度を決める」と説明。条約案に反対し、オスロ・プロセスに参加していない米国との同盟関係に配慮し、条約加盟への意思表示を12月の署名時まで先送りすることも検討していた。

しかし、首相は23日、首相官邸を訪れた公明党の浜四津敏子代表代行が全面禁止を求めたのに対し、「もう一歩踏み込んだ対応が必要。お任せいただきたい」と述べ、条約賛成への政治決断の可能性を示唆。関係各省庁に前向きの対応を指示した。

首相が同意を決断したのは、英仏独などの主要国が相次いで首脳の政治決断で条約案受け入れを表明したことが大きい。日本の国際的孤立を回避し、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)議長国として、指導力をアピールする狙いもあるとみられる。【白戸圭一】

この記事へのリンク:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000013-mai-int


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