ただいま午睡のまっさいちゅう!

いくつになっても興味津々。生きているうちにいろいろ知りたいやってみたい。いつまでも好奇心を失わないでいたいです。

アミ 3度目の約束 愛はすべてをこえて

2023-05-02 09:11:18 | 読書



 本当はこの本を読む前に別の本を読んでいたのだけれど,前投稿の続きでこれにしようと決めて書くことにした。

 500ページ近くもあったのでかなり読むのも大変だったけれど,移動の時などにはわりとすいすいと読めた気がする。

 前作に比べるとこちらの方が面白かったかな?本質となることが書かれていたように思う。

 ちょっと御伽話的であり,スピリチュアルのような内容でもある。

 例えば「悪について」
 以下引用

「愛が宇宙のすべてを統治しているなら,どうしてぼくたちの惑星(ほし)では,その悪が統治しているのを許しているの?」
「神がそれを許してるんじゃなくて,きみたちがそうさせてるんだよ」
「ぼくたちが?」
「もうきみたちに言ったように,神は一人ひとりの自由を,すべての人類の自由を尊重している。悪がきみたちの惑星(ほし)やそこに住んでいるたくさんの人々の,そしてきみたちじしんの心の中を支配しているのは,きみたちがそれを許しているからなんだよ」

 引用終わり

 人間には自由の選択があるということ。自由意志が約束されているということ。でもどうなんだろう。そう思えないのは自由ではない,自由でなくてもよいということを我々が許しているからなのかな。

 他にも「暴君は唯一自分の属しているものだけが重要であり,それだけを守るべきだと人々に思い込ませようとしている」というのも人々には自由が保障されていないと思い込ませようとしているのだろう。そして人々もそれでよいと許しているからなのかもしれない。

 知らず知らずの間に……。なのかもしれないな。だからこそ自分の内面と向き合う時間を取ることがとても大切なのだろうなと思う。

 地球人から進化したとされるシルクはこうも言う。新しい世界の土台を固めるにはこれらのことをどんな犠牲をはらってでも自分たちの中から追放するべきであると。それは……
「羨望(ねたみ),利己主義(エゴイズム),暴力,物質主義,ひとの不幸を望むこと,(知的,感情的,物質的,性的なことにたいする)無責任,恩知らず,不きげん……」

 つまり,何か困難をくぐり抜けるためにはこれらのことを避けなければいけないということなのだろうなと思った。

 3冊を読んでみて不思議な本でもあったけれど,今の人類にとってとても大切なことが書かれていると感じた。




もどってきたアミ 小さな宇宙人

2023-05-02 09:06:43 | 読書



 以前読んだ『アミ 小さな宇宙人』の続編である。

 以前アミと出会ったペドゥリートはそのことを本に表した。しかしながら執筆の手伝いをしてくれた従兄弟とは意見が合わずにいる。
 
 そんな中,再びアミと会うが彼は別の星から来た女の子ビンカを連れていた。ビンカがいる星とペドゥリートのいる地球はほぼ同じくらいのレベルなのだという。そしてビンカとペドゥリートは違う星に住むが,魂の双子だそうだ。

 やはりビンカとペドゥリートはアミとは違い,同じような考え方,感じ方をしている。しかしながら二人には役割が与えられているのは同じである。

 アミは言う。前書にもある通り,やはり「基本は愛」だと。そしてそのことをそれぞれの星の人々が気づかなければ,その星としての立場(段階)は変わらないままだし,破滅に向かうともいう。

 誰かに頼ろうとするのは,私達の中ではごくごく当たり前の習慣になってしまっている。そして何かうまくいかないことがあれば当たり前のように誰かのせいにする。「一人一人が気づいて行動を変えなければいけないんだよ」という警鐘をアミは鳴らしているといえる。

 そして愛とは一部の制限された(した)ものだけに注ぐのではなくて,誰に対してもどんなものに対しても注ぐのが大切だという。まるで日本で昔から信じられている「どのようなものにも神が宿っている。それらを大切にすることだ」ということにつながるのかもしれないなと思った。

 こんなに様々な価値観があり,混沌としている世の中だからこそ,考えていかなければいけないことなのかもしれない。




アミ 小さな宇宙人

2023-05-02 09:02:17 | 読書



 このところずっと気になっていた本なのだけれど,生憎絶版。古本でも高値がついている本だ。図書館で借りて読んだ。

 宇宙人と言えばどのようなものを想像するだろうか?我々の住んでいる地球を狙っている?襲ってくる?残念ながらこの話の宇宙人はノーである。この本は初版で出たのは1995年である。ということはもう今から30年近く前の本だ。

 読みやすいのでどんどん読み進んでいくとこれは我々地球人への警告のような気がしてきた。とは言っても恐怖で煽るわけではない。「我々地球人が地球環境のことも考えず,また自分の利になることばかり考えているようだとやがては昔あった文明のように滅びることになってしまうかもしれないよ」ということだ。

 確かにお金だけ自分だけ……そんな人が残念ながら増えてきてしまっているようにも感じる。そんな我々への警告だと捉えた。

 また宇宙人であるアミはこうも言う。アミの言葉から引く。
「起こらなかった問題やこれからもけっして起こりもしない問題を心配して,頭をなやませて生きて行くのをやめて,もっと”いま”というときを楽しむようにしなくちゃと言っているんだよ。人生は短いんだ。もし現実に,なにかの問題に直面したときはそれに全力であたって解決すればいいんだ」P48

「進歩した世界には宇宙親交というものが形成されているんだよ。すべてのひとはみんな,兄弟だし,友だちなんだよ。だれもめいわくをかけないかぎり,われわれの行き来はまったく自由におこなわれている。なんの秘密もなければ禁止もない。戦争もなければ暴力もない。暴力は未開文明に特有のもので,未開人の形成している社会の特徴なんだよ」P187

「もし,地球の人が生きのびて,エゴイズムや人間不信を克服できたときにはすぐにでも,宇宙親交の仲間に入れてあげることができる。もしそれが実現すれば,人生はいままでのように生きのびるための,過酷で激しい生存競争から解放され,すべてのひとに幸福な生活がおとずれはじめるよ」P188

 アミは言う。宇宙の基本法は「愛」である。そして,自分が愛している人の幸福を願うというのが,愛の別の性格だとも。さらに「神は愛だ」とも。



 やはり「自分だけでなく周りの環境や人を愛することが地球を救うことになるんだよ」と言いたいのだろう。

 先日読んだ『幸せになる勇気』ともつながるところがあり驚いた。

 こういったことを考えるか考えないか,または気づくか気づかないかで未来は違ってくるのかもしれないなと強く感じた。

 続編もあるのでまた読んでみたい。



幸せになる勇気

2023-05-02 08:55:28 | 読書

 さて読書記録の転載を少しずつ。
☆別ブログからの転載です。常態で書いています☆



 書店で見かけて帯に惹かれて購入した。『幸せになる勇気』と言えば10年ほど前に『嫌われる勇気』が出て,その続編で書かれたものだ。その『嫌われる……』も私自身は読んだ。

 今回はこの続編。

 アドラーと言えば,アルフレッド・アドラーである。哲人と青年との会話で話が進んでいく。

 心に残った点を下記にいくつか書いてみる。

 *「あなたは他者の期待を満たすために生きているのではない。そして他者もまた,あなたの期待を満たすために生きているのではない」
 *アドラー心理学の目標は,自立すること。社会と調和して暮らせること。私には能力があるという意識。人々はわたしの仲間であるという意識。
 *「愛は落ちるものではなく築くものである」
 *「まず相手を尊敬する」
 *「与えよ。さらば与えられん」

 この中でも最も私自身の心に引っかかったものは,一番初めの「あなたは他者の期待を満たすために~」である。私もそうだが,人は知らず知らずのうちに誰かの期待に応えようとして行動していることが多いのではないか?そして周りの人々に対しても「きっとこうしてくれるだろう」と期待を抱く。それを捨てなくてはいけないということなのだと思う。

 自分や人に期待するからこそ言わなくてもよいことを言ってしまい,気分を害したり,喧嘩になったりすることって日常生活の中でもそこかしこにある。何だか耳が痛いよなあ……と思う。

 きっとあの人はこうしてくれるだろう。こうするだろう。それをしないから気に入らなくて色々文句を言ったり,意見したりする。それで結局心が離れてしまう。

 期待しないというのは冷たい言い方に聞こえるかもしれないけれど,そうではなくてその人のありのままを認めるということなのではないかな?そして「期待に応えようとしなくてもいい自分」というのは,自分なりに考え,行動することなのだろう。だがそこではやはり責任というものが生じてくる。自由であるということは責任をもつということにつながる。

 この本を読みながらそんなことを考えた。

 まだまだ深くて理解しきれないところもたくさんある。繰り返し読めばその都度,考え方も捉え方も変わってくるに違いない。




格差とは何か

2023-05-01 20:39:33 | 読書



 読書カテゴリーを復活することにしました。
 別の所に書いていましたが,どうも今一つなのでこちらに少しずつ転載していきます。

 『格差と分断の社会地図』
 これは今日読み終わった本です。

 美容院に行って大笑いをしてきました。美容師さんと様々な話で盛り上がりました。そればかりでなく巷で話題のことも新たに知り,「……」思わず言葉をなくしました。

 さてこれは読みかけでしたが,帰り道の途中で読み終わりました。

 「君たち……」という書き出しなので若者向けです。どうやら16歳云々と書かれていたので高校一年生くらいに向けての内容なのかな?と思いました。しかし,我々大人にとっても十分すぎる内容です。

 それにしても日本という国はこれからどのように進んでいくのだろうか?格差は?分断は?と考えさせられる内容でした。ここに提示されている例は決して明るい物ばかりではありません。

 題名の通りに「格差・分断」ということがありますからね。それぞれが住んでいる世界で見えない,知らないことがあるのだということに気づきます。なので如何にしてそれを理解しようとするのかが大きな鍵なのかな?と思います。

 解決策は終末に書かれていますね。意識の変革なのでしょう。まずは自分は何ができるかを見つめ直すことからなのかもしれません。