ただいま午睡のまっさいちゅう!

いくつになっても興味津々。生きているうちにいろいろ知りたいやってみたい。いつまでも好奇心を失わないでいたいです。

考古展示室に行く

2024-08-13 18:50:27 | 考古学・発掘・歴史

 東博の考古展示室に行きました。

 先日の「神護寺展」の時にはよりませんでしたが,その時よりも混んでいた感じがします。本格的に休みに入った人が多いからでしょうね。

 

 まずはこの「盛装女子」が出迎えてくれます。



 そして縄文土器もいろいろあるのですが,これは前期の鉢形土器です。
 
 羽状縄文といって羽状に縄文がついているんですよね。以前仕事をした時に調査員さんにそう教えてもらいました。やっぱり日頃触れないと忘れてしまいますね。ちょっとまずい。



 そしてみみずくくん。みみずく土偶ですね。これは後期で茨城の利根町で出土したものです。



 しゃこちゃんこと遮光器土偶ですね。これは重要文化財。木造の有名なものです。



 今回のお目当てはこれでした。巻貝形土製品です。縄文後期。村上市の上山遺跡出土の物ですね。隅っこの方に展示されていて思わず通り過ぎてしまうところでした。大きさはそれほどおおきくなかったですけど,それでも10㎝くらいかなあ?かなり精巧にできていますね。

 
 これは青森県で出土の岩偶です。後期。

 なんだかジャミラみたいって思いますよね。



 そしてこれは重文の土版です。後期で茨城の稲敷出土。
 ドーモくんみたいでしょ?



 「片手を挙げる男子」古墳時代。伊勢崎出土。

 にやりとしているのがまたいいですよね。

 そして総合文化展の縄文コーナーへ。



 こちらは縄文研究で有名な山内清男先生が愛していた土器です。
「片口付深鉢形土器」縄文前期・埼玉県上福岡出土。

 よく見ると口縁部の刻みがおしゃれなのです。



 そして火焔型土器ですね。やっぱり立派だなあ。迫力あるなあと思いますね。ずっしり感とこの飾り。いいですね。

 その前日に誕生日だったこともあって一人でお祝いしてきました。



 牡蠣が三種の方法で調理されてますね。美味しかったです。

 やっぱりいいなあ……。



神護寺展に行く

2024-08-04 20:02:43 | 考古学・発掘・歴史

 奈良大時代の学友さんとの再会です。

 前回は1月末だったのですが,あっという間に8月になってしまいました。月日が経つのは早いです。奈良友さんがお元気ならそれでよいのです。

 彼女とは一度学外スクーリングでのバスで隣の座席になったのがきっかけでした。

 家も都内ということでよくよく聴いてみると同い年。なんと❗ということでその後も何度も会っています。

 今回は「創建1200年記念 特別展 神護寺」に行ってきました。


 神護寺といえば京都です。

 私は行ったことはないのですが,大覚寺とか仁和寺には行ったことがあります。そこよりもさらに北になりますね。
 それこそ昔とある資格を取るためのスクーリングで大覚寺方面のユースホステルに泊まったことがあったのを思い出しました。

 神護寺といえば弘法大師空海ですね。流石空海だけあって様々な書体で書き分けられるのが素晴らしいなと思いました。

 平安末期には神護寺がすっかり廃れてしまい,それを再興すべく力を注いだのが文覚です。なかなか思うように進まない再興を荘園を寄進することでなんとかしようと後白河法皇にお願いに上がったものの法皇の怒りを買ってしまい,伊豆に流されてしまいます。


 そこで偶然に会ったのが若き日の源頼朝と言われています。なので伝源頼朝の肖像画があったわけですね。

 見所はやはり薬師如来像ですね。これらポスター等にあるようにとても厳しい表情の像であります。迂闊に近寄れないような雰囲気が醸し出されています。




 他には両界曼荼羅(高雄曼荼羅)ですかね。年数をかなり経ているので金が薄くはなっているのですが,こうして残っていることが素晴らしいなと思いました。またそれを江戸時代に模写した物も展示されていましたがその細かさに驚きました。

 二体だけ撮影可だったのは二天王立像です。




 あとは全て撮影不可ですね。

 薬師如来像は実物で見ると怖さを感じたというよりもその御尊顔の美しさに驚きました。肌がつやつやしていて鼻筋も整っています。えええ。ポスターと違う……と思いました。


 一度見てまた他の所へ行き,また戻ってきました。

 光の当て方なのか,目線なのか……ともかく怖さを感じなかったのが不思議でした。

 そんな話を奈良友さんとしていました。

 二人でお昼を食べながら……本当はLIONでビールを飲みたかったようですが,今日は半額ということでお店が混んでいたので諦めました。そうそう確かビアホールの日だったのですよね。今日は。

 二人で居酒屋さんに行って呑んだり食べたりしていっぱいおしゃべりをしました。

 大笑いもしました。こうして気兼ねなく話せるのは本当にありがたい限りです。なのでまた次回も会いたいと思います。

 奈良友さんは台湾に行くという話もしていたので,もし機会があったらご一緒するかもしれません。

 こうしてお互いに気兼ねなく付き合える友人を大切にしたいと思います。

正倉院展の日程が決まった

2024-07-31 20:30:58 | 考古学・発掘・歴史


正倉院展 ←リンクはここから

 今年の会期は10月26日(土)から11月11日(月)までです。

 たぶん……11月にもう一度奈良に行く予定なので……。10月中に行こうかなあ?


 10月中旬からは東博で埴輪展もあります。


 悩みますが,やっぱり10月中に行くことにしようっと。そうします。

 今年は魚の形をしたガラス食器が見たいです。



そっかそっか……十日町にもいかねば

2024-07-27 08:51:09 | 考古学・発掘・歴史

 昨年まで一緒に仕事をしていた人が一昨年「十日町市博物館」に行ったという話を聞いて,ああこれは行かねば……と思っていたのでした。


 そうそう。縄文で有名な火焔土器とか火焔型土器とかね。火焔土器は馬高遺跡ですけど。

 先にそちらへ行こうと思っていたのに,なぜか今年は水煙文土器が先になってしまいました。まあいいんですけど。


 十日町は雪深いところでもありますから,行くのなら雪の降らない時期かなあ?夏かなあ?秋でもよいのですけど,今年は秋はちょっとしたツアーに参加予定ですからね。


 うん。十日町くらいだったら日帰りできそうですもんね~。


 計画立てるかなあ?



発掘された日本列島 2024

2024-07-22 19:33:10 | 考古学・発掘・歴史

 もう先週の話です。

 会期最終日にやっと行かれました。
 発掘された日本列島2024


 今回は北海道の遺物が結構面白かったなと思いました。

 まずピリカ遺跡(北海道今金町)の旧石器時代の石器の復元の様子です。



 石器の復元って難しいのですよね。本当に。私は以前復元の仕事をしたこともありますが,石器は見分けがつかず難しくてできませんでした。



 同じく北海道余市町の大川遺跡出土の有孔土製品です。
 模様が面白いですよね。有孔というので穴が空いているわけですが,刻みがはいっているような印象です。


 コハク玉。これはサハリンから運ばれてきたのではないかと言われています。




 北海道には(北東北もそうだった記憶が……)弥生時代が存在せず,続縄文時代がありました。そこで有名な恵山式土器ですね。口縁が狭まっていて動画ふっくらとしています。模様も何かで描いたような沈線が入っていますね。



 これも北海道の美々4遺跡出土の遺物です。千歳市のあたりですね。右下の有孔球状土製品が面白いと思います。


 そして土壙墓出土石鏃群ですが,小さい石鏃がいっぱいですね。



 さらにヒスイ製の玉も出土しています。


 こちらは群馬県東吾妻町の唐堀遺跡出土の耳飾りですね。
 透かし彫りのような洒落たものもあります。



 やっぱり考古系はいいなあ……と思います。見ていて心が落ち着くのですよね。やはり縄文が好きです。

 近世の遺物もありましたが,やはり私にとっては縄文かな?