斎王という存在を知りませんでした。
天皇が伊勢神宮にお参りができない時期に,代理として斎王(とは言っても女性なんですよ)が祈る仕組みになっていたそうです。
古くは天武天皇の頃から途中ちょっと途切れたこともあったようですが,後醍醐天皇の頃まで続いたそうです。
斎王は天皇の子女つまり内親王がつくことが多かったようです。まだまだ不勉強なところがある私です。最近知って「ええ!そうなんだ……」と思いました。その斎王の住まいがあったところが斎宮と呼ばれるところだそうです。
昭和45年に発掘で発見されて明らかになったそうです。今でもまだ発掘作業は続いているのですよ。
初めに「いつきのみや歴史体験館」に行きました。
伊勢神宮の手前で松阪駅との間にある斎宮駅で下車しました。
中には当時のことが体験できるスペースがあります。
これは碁ですね。
そしてこれは「貝合せ」と言われていたものから「貝覆い」となります。伊勢桑名産の蛤が珍重されるようになりました。
そしてこれは当時の衣装を着ることができます。十二単を簡略化したものにされているそうで,袖の辺りの色分けにそれを感じることができます。
当時のお香ですね。どのような物が使われていたのかを実際に嗅いで確かめることができます。十種類ありましたが,私は大茴香(だいういきょう)の香りが甘くて好みでした。確かに果物を乾燥させただけあります。
そして琵琶ですね。写真だけだとギターでいうところのネック部分がまっすぐのように思えるのですが,実はこのように大分外側に曲がっています。それを知ったのは正倉院展で実物を見た時だったかしら?5年くらい前のことでした。やはり実物を見るに限ります。
そうそう。実はここには以前からの知り合いに会うために行ったのでした。約束の時間までこの辺りで様々見学をしたのでした。