さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

古今東西あんみつめぐり9

2011年06月08日 23時20分35秒 | あんみつ

サマータイム制を導入する会社が増えているとか、いないとか。

自分の勤める会社でも、近々、日曜出勤と平日休みが増え、就業時刻が1時間早くなりそうです。

日曜出勤は別に全然オーケーで、充分納得しますが、サマータイムはどうでしょう?

日中が長い夏の間だけ、時刻を1時間早めることで、

日中の電力消費量を抑えるのが目的らしいのですが、

どれだけ節電効果があるのか、ちょっと微妙な感じが否めません。

だって、夏って、朝から暑いじゃないですか~。

 

子供のころも、祖母に涼しい午前中に勉強しなさいとか言われたような気がしますが、

そのころから、午前中は本当に涼しいのか、僕は疑問でした。

確かに日中より朝のほうが気温が低いでしょう。

しかし、子供が涼しさを感じられるほどの気温差じゃなかった気がするし、

大人だったら家屋を通り抜ける弱い風を涼しいと思えるでしょうが、

子供には、そんな自然の機敏を感じ取るには幼すぎて、経験が少ないかと。

 

しかも僕が大人になった21世紀の今は、気候が温暖化しています。

職場はIT化が進み、熱を発するパソコンがずらっと並び、窓がほとんどない構造の建物。

実際の節電は、やはりこまめに照明を消したり、パソコンの設定を節電モードにしたり、エレベータを間引き運転したり、

ぬれぞうきんを絞るように電気を使わないようにするしかないのでしょう。

 

なわけで、大人になって世の中は温暖化してIT化して暑くなったけれど、

大人ならちょっとした見た目だけで、涼しさを余裕で感じられる、こんなあんみつの話。

画像は、豊島区西巣鴨2丁目「甘味処 いっぷく亭」で、おはぎとあんみつ。

このお店、都電荒川線の庚申塚駅の停車場のすぐそばにあり、

よくテレビのグルメ番組などでも取り上げられるので、知っている方も多いかと。

自分もぶらりと行ってみたくて、わざわざ路面電車に乗って行ってみました。

 

なんといっても、あんみつの、涼しげな表情がたまりません。

深い器で出すお店は多いと思いますが、どちらかというと、浅い器で出されるあんみつは、

かんてんも、おそらく抹茶の色かな、自然な渋い緑色をし、つややかな白色は、もちろん白玉だんご。

そして、杏の鮮やかな橙色、やわらかな求肥のピンク色と、

面の広い器に、それこそ、使い古された表現で申し訳ないけど、宝石のようにきらきらと輝き、

透明感にあふれ、涼しげな表情に、36歳のおっさんも、キュンと胸がときめきます。

さらに、ちりばめられた宝石に、さじを入れるのがすごく楽しいんですね。

どんな組み合わせで食べようか、さじの上に、のった組み合わせで、味わいがちょっとずつ違い、

食べて行くたびに楽しみが変化します。

 

おはぎは、市販のものより、もち米をついてなく、ほんのり暖かく、ご飯のような、つぶつぶ感が楽しめます。

最近は和菓子屋でおはぎを買ってないので、もしかしたら、手作りおはぎは、この最近の傾向なのかもしれませんが、

ちょっと暖かい感じが、作りたての味わいで、なんとも素朴。

 

ホームにやってくる電車を眺めながら、一息。

子供でなくても、いろんな路面電車を眺めているとあっという間に時間が過ぎます。

まさに、いっぷくにふさわしい、素敵な甘味処でした。


古今東西あんみつめぐり8

2007年08月23日 00時16分51秒 | あんみつ
高校生の頃、
高校野球なんて、大嫌いでした。

そんなに野球が偉いのか。
どうして野球ばかりが人気なのか。
世の中には、いろんなスポーツがあるのに。
全然、意味がわかりませんでした。

そんな、高校生の頃から、約14年経った、
今年の高校野球の決勝戦の様子を
ニュースで見ました。

今年優勝した高校は無名の県立校だったとか。
試合開始の頃には、街から消えた人影。
3点をリードされ、追う展開。
そして、満塁ホームランによる逆転劇。
湧き上がるスタンドに、地元の歓声。
そして、試合終了。
ナインが全速力でマウンドに駆け寄って
優勝の喜びを分かち合います。

「がばい旋風」に思わず泣きそうになりました。
弱くなった涙腺からこぼれそうになった涙に気づいて、
ぐっとこらえました。

だって、あんだけ高校野球嫌いだったのに、
なんで、泣きそうになってるんだろう。自分。
こういうわかりやすい感動ネタには、
安易に迎合しないのが、自分のよいところのはずだったのに。
歳取ったんだね、たぶんね。
そんな32歳です。

そんなわけで、ほぼ11ヶ月ぶりの「あんみつ」のお話。
画像は、新宿区高田馬場「甘味茶寮 夢々(むむ)」で、
ソフトクリームあんみつ。

最近は、携帯電話でのインターネット検索が便利になって、
出先でも、いろんなことが検索できるじゃないですか。
この日は、池袋から部屋へ帰ってくるときに、
ちょっと甘いものが食べたいなと思って、
検索しながら移動…すると、「高田馬場 甘味」
でヒットしたのが、このお店。

高田馬場駅戸山口から1分の、この店は、
駅から近いのに、考えられない広さとゆったりした座席配置。
時間が止まったようなアンティーク調の内装で、
反対側の早稲田口の喧騒がウソのように、とても落ち着きます。

そして、なんといっても、ソフトクリームですよ。
まず先に口へ入れると、
不二家ミルキーをずっと口の中で溶かしているかのような
甘く、濃厚な味が何処までも続く錯覚に陥ります。
そして、黒蜜を掛ければ、ソフトのうずの上に
その優雅な模様を描きながら、寒天、求肥、豆へと落ちて流れていきます。
匙ですくって口に運べば、
ぷちっと豆が崩れ、はるか向こうにほんのりと塩味を感じながら、
圧倒的に濃厚なソフトクリームの洪水に
寒天、黒蜜が、巻き込まれていきます。

上野公園前の「みはし」もそうだけれど、
ソフトクリームの旨い甘味処に、外れなしです。

パフェにホットケーキに、あんみつ、ぜんざい、
ところてん、かき氷、手作りもなかと
古今東西の甘いものを基本網羅。
オーナーの理想形がここにあり!といったところでしょう。

帰ってきてPCで調べてみると、
岸朝子の本で紹介されているようです。
お立ち寄りできる方はぜひ。

古今東西あんみつめぐり7

2006年11月21日 01時15分25秒 | あんみつ
てなわけで、画像は、台東区・上野公園前「みはし」の
白玉クリームあんみつ。
久しぶりに使ったタイトルで、
一体初めて書いたのは、いつだろうと調べてみたら、
2004年11月16日。
2年前のちょうど今頃に書いたこのあんみつの記事も、
同じ「みはし」の白玉クリームあんみつでした。

成長がないことに嘆きつつも、
自分の軸があまりぶれていないことにほっとします。

今日はHIVの診察で病院へ寄って、
仕事に向かう前に朝ごはん。
朝一番の予約だったので、職場に向かうまでに時間もあり、
ご飯食べたら甘いものでしょ~ということで、
朝っぱらからあんみつです。

朝からあんみつを食べるという行為は、
朝からセックスをするような背徳的な感じ。
健康志向の世の中の逆を行くようで、
すがすがしささえ感じます。

上野で朝からすっきりしちゃったというわけです。
中性脂肪気をつけなければ。


古今東西あんみつめぐり6

2006年03月14日 10時26分32秒 | あんみつ
というわけで、病院へ行った後(下の記事の続きですね)に、
久しぶりに行きたかったのが、
画像の新宿区・神楽坂の甘味処「紀ノ善」で、杏あんみつです。

このブログで以前に紹介したのは、
「粟ぜんざい」とか「抹茶ババロア」だったと思いますが、
あんみつも最高ですな、この店は!

つややかな杏の柔らかく果肉たっぷりの酸味と甘みは、
缶詰を利用したフルーツあんみつはまったく異なる次元ですね。
そして、柔らかい寒天!
子供の頃、寒天が嫌いだったのは、ちょっと硬い食感が苦手だったからですが、
ここの寒天はやわらかい!口の中で溶けそうでたまりません。
抹茶ババロアの時も感じましたが、
食べ終わってしまうのが惜しいくらい、
とても愛おしい甘さです。

さすが神楽坂!おいしいものを知っている町ですな。
こんな贅沢してから、この日は千葉まで出勤です(罪)。

古今東西あんみつめぐり5

2005年09月01日 03時12分36秒 | あんみつ
というわけで、一昨日のハンバーガーの記事に続いて、
食い倒れツアーの一行(2人だけですが…)向かったのが、東京タワー。

新宿にある東京都庁の展望台はよく登るのですが、
港区のあたりは、くまぞーにとって、頻繁に行くところではありません。
東京タワーは、学生の時にやってきて以来、実に11年ぶりです。
「♪どんなに高いタワーからも~」と歌った槇原の気分です。

都庁からの眺めと違い、
再開発された汐留のビル群や、六本木ヒルズや城山ヒルズなどの森ビル群や、
レインボーブリッジの向こうのお台場の放送局や、
国会議事堂や霞ヶ関、皇居など、見える景色も随分違います。
これですね、夜になると、たぶんですね、目の前に広がるのは、宝石箱です。
新宿よりも絶対きれいなはずです。好きな男と一緒に来たら、
ノンケカップルの隣で、絶対、指先絡んじゃいます。

というわけで、その後に向かった先は、
六本木ヒルズにある「TORAYA CAFE」。
羊羹で有名な「とらや」が出したカフェですが、
開店当初は、何時間も待たないと入れないと聞いていたのですが…。

場所はけやき坂にある、六本木ヒルズ・レジデンスAの1階。
なんか、マンションの名前もかっこいい!なんだよ、レジデンスAって!
マンションなのに、プリンスホテルと比較にならないほどの高級感。
ああ、ホリエモンとか有名人とか住んじゃっているのかな…
東京に何年暮らしていても、田舎者根性は消えません。

で、俺がオーダーしたのが、「棒茶寒天ゼリー あんみつ風」。
メインは、ほうじ茶の寒天で、
TORAYA CAFEオリジナルのあんペースト、
フルーツ、くるみ、雷おこし(?)、そして、こしあんと甘夏(!)の水羊羹が
入ってます。

で、ようやく味の話ですが、どうも、ピンとこなかったのが、第一印象。
あんペーストは、もう問題なしで、
甘夏の羊羹は、甘夏のほろ苦さで、いい意味で裏切られたし、
中に入っているくるみやおこしも、食感のいいアクセントで、
フルーツも、まあまあ、もうちょっと欲しいところだけど、
メインじゃないから、いいとして、
ほうじ茶の寒天ゼリーも、ほうじ茶だから?寒天だから?
そんなに香らなかったし、これが、印象が薄い原因。

ようするに、いつもの寒天とどう違うの?っていうことです。

でもですね、一緒に行った相手はですね、
俺のオーダーした「あずき茶」を飲んで、
俺が全然感じなかった渋みを感じているんで、
きっと俺の舌が肥えてないだけかな。

もちろん、あんみつだけでなく、焼菓子もいろいろあり、
夜限定のスイーツもあり、おいしそう~。
また次回行って、他のお菓子にチャレンジせねば…。

古今東西あんみつめぐり4

2005年04月25日 19時55分19秒 | あんみつ
てなわけで、画像は、文京区・根津「芋甚」の
アベックあんみつです。

なぜアベックなのかと言うと、
アイスがバニラと小倉の二つだからです。
本題と外れるけど、広辞苑によると、
アベックはフランス語で、男女の二人連れという意味だとか。
フランス語だったんですね。
B級ピンク映画の香りがする素敵な響きのする言葉です。

ここのアイス手作りっぽくて、
しゃりしゃりと、氷が混ざったようなあっさり味。
こってりアイスも好きなのですが、
あんこが入って、黒蜜が入ったところに、
さらにこってりしたアイスよりは、
このくらい軽い味わいのアイスは、
あんみつにピッタリと言えます。

照り輝く黒蜜がとても美しいこのアベックあんみつ
お値段540円と、とても安い!家族経営だからでしょうか?
内容が違うから比較しちゃいけないけど、
新宿で食べると、多分800円。
上野で食べても680円くらいするでしょう。

店の外には、アイスもなかを求めて行列も出来ていました。
もなか食べながら散策も、また楽しそう~


古今東西あんみつめぐり3

2004年12月12日 01時07分14秒 | あんみつ
「持ち帰った弁当の中身が傾いている」とか言ってクレームを入れる客を、
刺し殺した牛丼チェーン店の店長さん。よくやった!
殺された奴のふてぶてしい(と、思われる)クレームの内容と顔を、
葬式を出せないほど、もっと公開したらいいのに。んー、かわいそう、店長さん。

こないだ、デニーズで、スープとスパゲティとパフェを注文して、
店員がスープをとっとと持ってこないから、
スパゲティのあとにスープとパフェを責任者があわてて一緒に持ってきても、
自分はギャーギャー騒がずに、
「せっかく用意して頂いたから飲みます」と、おとなしく飲むからね。

ん、えらいぞ。自分。(セルフサービスコメント)


というわけで、
新宿区・新宿通り沿い「追分だんご本舗」のクリームあんみつです。

ここの「クリーム」はアイスクリームです。
乳脂肪分もうちょっと高くてもいいかも。
みつは別添えになっているから、自分の好きな量を調節できます。

おいしいです。でも、下の記事のだんごは、もっとおいしいです。
なんといっても「本舗」ですからね。
だんごは、本読みながら食べるのに楽だからなあ。

古今東西あんみつめぐり2

2004年11月18日 22時14分25秒 | あんみつ
横田めぐみさんの若い頃とみられる写真が合成写真だったとか。

別に、合成でも、非合成でもいいのだけど、
横田さんのご両親、かわいそうですな。
気持ちを揺さぶられつづけている気がします。
もし生きているなら、ご両親が健在なうちに…。
「救う会」の中で、一番、同情できるお2人なので。特に。



というわけで、画像は、
新宿「みつばち」であんみつ。

場所は、歌舞伎町、
西武新宿駅前にある店の地下一階という、
甘味処としては珍しいところにある店。
ちょっと座って休みたいときに、
カフェではなく、お茶でも…という時には便利かな。
地下なんで、ぼんやりと景色を眺めながら…
というわけにはいきませんが。


小倉アイスと白玉団子トッピングしてもらいました。
黒蜜がたっぷり、とろっとかけられていて、
その色は、魅惑の漆黒です。
ここの小倉アイスは、90年以上前と歴史が古くいらしく
さっぱりとしています。

トッピングがもう少し安いといいかな。
小倉アイス100円・白玉は150円。
白玉も100円ならば…

古今東西あんみつめぐり

2004年11月16日 01時23分46秒 | あんみつ
TBSで小田和正が音楽番組はじめましたね。
いやー、お金かかっていそうだけど、いつまで続くのかな。
贅沢すぎて、続かないことが心配です。
自分はすごく大好きですよ。
それにしても、老けたね…

若い頃、それほど好きではなかったのですが、
だんだん好きになったもののひとつに、
「あんみつ」があります。

寒天っていうのが、ちょっと苦手でした。
小さい頃、売られているゼリーには2種類ありました。、
ひとつはゼラチンを使ったゼリーと、
ひとつは寒天を使ったゼリー。

寒天ゼリーは、ちょっと固めの食感が、
どうもいけませんでした。

でも、いつのまにか、
あのプルンとした食感も、
黒蜜の甘さも、
とても大好きなもののひとつです。

画像の店の、今日行った台東区・上野公園前「みはし」の、
白玉クリームあんみつです。

ここのクリームはソフトクリーム、
なぜかとてもおいしいです。
店頭で売られる抹茶アイスやあずきアイスを
トッピングしたものもありますが、
やっぱりアイスクリームです。

今までは、「あわぜんざい」と「あんみつ」を2つオーダーして、
両方食べていましたが、
今回は、一応ダイエットも意識して、
食べすぎ注意なので、あんみつだけ。
あまり混んでなかったので、
お茶飲みながら、本読んで、ゆっくりと。

いやいや、それだけでも大満足です。
600円もあれば、お釣り来ます。

新宿「追分だんご」のあんみつなんかも、もっと安ければいいのにな。

でもよく考えたら、新宿から上野まで往復する運賃あれば、
新宿で食べれば…
反省材料です(泣)。