1月中旬から、9日間、ラオスへ行ってきました。
もし興味ある方は、しばらくは、旅行の話にお付き合いください。
今回は、2日目と3日目。フエサイ~パクベン~ルアンプラバンまでのお話。画像が多いの重たいかもしれません。
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1月16日。朝6時。ラオス・フエサイ。
前日は、移動で疲れてしまっていたので、夜9時には寝てしまっていたでしょうか。
外はまだ真っ暗。この時期は6時半を過ぎないと、外は明るくならないようです。
今日乗船予定のスローボートは、11時出発予定。
夜明けの町を、ちょっとぐるっとしてみます。
フエサイの市場は、メコン川からちょっと丘を登ったところ。
アップダウンを繰り返して、ようやく到着。
ぐるっと30分ほどしたでしょうか。鳥の串焼きなどをゲットして、ゲストハウスへ戻ります。
オーダーした朝食と船内で食べるサンドイッチを待つ間に、チェックアウトを済ませます。
このゲストハウスでカオ・ソーイが食べられるとことだったのですが、
どうも、カオ・ソーイを持ってきた方向は、道の向かいの食堂。でも、ピリッとしておいしかったです。
時刻はようやく9時。ちょっと早いですが、歩いてスローボート乗り場へ向かいます。
スローボート乗り場には、ちらほらと外国人旅行客の姿が。ボート番号がチケットに書いてあったので、
すぐにわかりましたが、現地の人が案内してくれまし、ボートには看板も。
座席は木製のこともあるのでクッションなどを用意するといいとガイドブックに書いてあったのですが、
今回乗った船は、2回とも、ちゃんとしたバスのシートのような布地が貼られている座席でした。
でも床に固定されていなくて、立ったり座ったりするタイミングでずれてしまうのが、らしいところです。
出発まではまだ1時間半ありましたが、徐々に集まってきます。やはり大きな座布団を買って乗り込んでくるお客さんが多い!
そして、ちらほら日本人っぽい人の姿も。
乗客「すいません、日本人の方ですか…地球の歩き方見せてください!」
聞けば、会社を辞めて、東南アジアを1年かけて旅行しているのだとか。
さてボートは出発の時間ですが一向に出発しません。
なにか確認に時間がかかっているよう。このあたりは語学力のなさが、
どうやら、定員オーバーで、2隻用意したようです。声をかけてくれた日本人の乗客も、
隣の船の乗船予定だったようで、あわてて移って行きました。
船は12時を過ぎてようやく出発。乗り場について約2時間ちょっと。
ゲストハウスをもうちょっとゆっくりでてもよかったかもしれません。
たまに乗員が何か説明しているようですが、ちっともわかりません。
どうやらルアンプラバンへ向かう客は明日は違う船だみたいなことを言っていたり、
フエサイでのゲストハウスの予約をとるだの、そんな内容のことを言っている気がしますが、
とにかく気がするだけです。そんな感じでも、なんとか旅行で来てしまうのですから、
余裕があれば、もっともっと日本を飛び出して行きたい気分です。
川面を渡る風がここちよく、なかなかです。長袖のラガーシャツ一枚で充分です。
外国人観光客は、老若男女いて、ドイツやフランス、あとはオーストラリアとかアメリカからも来ている感じでしょうか。
船内でもビールを買って良く飲んで騒いでいますが、大迷惑かけるような人はいなかったです。
自分と言えば、食っているか、寝ているか、写真撮ってるか、ガイドブック読んでるか…という感じでしょうか。
ボートはところどころで、村に立ち寄り、乗客が降りてゆきます。
村の中には、おそらく、水上からでしかアクセスできない村もあるかもしれません。
次第に日は傾き、出発から約6時間。
フエサイの町に到着です。大きなバックパックを背負っていると、ボートから降りるのも一苦労ですが、
整備されてない急な岸を、足を踏み外さないようにゆっくり登ります。
パクベンは、フエサイとルアンプラバンを結ぶスローボートの中継地点。
スピードボートの場合は、ここで、お昼休憩となるようです。
ちなみに、たぶん、スピードボートだと、こんな感じみたい。防水対策をしないと駄目ですな。
この町自体には、みどころは、特にないようですが、
それぞれの方向からやってきた乗客がこの町で必ず一泊します。
船着き場にはたくさんの人が集まっていて、ゲストハウスへの呼び込みをしています。
ただ、やはり自分は目で見て決めたかったので、ガイドブックで目ぼしいゲストハウスを目指します。
相場と値段と、自分の予算とにらめっこして、いい部屋が見つかった時はうれしいものです。
この日の宿代はタイバーツでお支払いです。
部屋に荷物をおろしてちょっとゆっくりしたら、飯を食いに、ゲストハウスのすぐ前の通りへ。
狭い通りなので、5分も歩いたら、中心街から外れます。
ちょっと良さげな店で食事です。
一人で食べていると、店員さんが相手しに来てくれました。
「何歳なの?」「どのくらい旅行しているの?」「体重は?」だの簡単な会話です。
思えば前回、東南アジアへ来た時は、体が大きな人なんて皆無だったような気がしましたが、
この店員さんもちょっと体重があったり、意外にパラパラといたのが印象的でした。
飯を終わってぶらぶらしていると、朝、ボートで会った日本人旅行客がいるじゃないですか…それも2人で。
どうやら、乗り移ったボートには、もう一人年配の日本人旅行客がいて、今日は一緒のゲストハウスにしたとのこと。
明日また会えることを楽しみに、ゲストハウスに戻りました。
翌朝は、6時ごろに起きたでしょうか。
今日のボートの出発は9時…の予定。英語のガイドブックの情報ですが、
「地球の歩き方」にはない情報が載っているので、大変助かりました。
また、出発前に、町のメインストリートを市場まで往復して、朝食です。
ゲストハウスに戻って、支度をして出発です。すると例の日本人旅行客が二人で近くで食事してます。
旅行客「もう行くんですかー」
くまぞー「町にいると、よけないものを買ってしまいそうなんで…また後で!」
スローボートには売店もあるのですが、基本的に食事は用意してないので、事前に用意していきます。
ただ、お手洗いの設備があまり良くないので、食べすぎやお腹壊しそうなものはNGです。
メコン川から見る朝の眺め。霧が発生してます。
船着き場へ着くと、外国人客が僕に話しかけてきます。
外国人客「昨日の船で一緒だったんだけど、今日はどの船なのかな?」
みたいなことを言うので、
くまぞー「わからないから、聞いてみます」
…I don't know. But I will ask them.
ただそれだけなんだけど、まあ、伝わったかどうか別にして、スローボートの中にいるスタッフに、
チケットを見せて「ルアンプラバーン行く?」と聞けば隣の船だという。
乗り込んでしばらくすると、先ほどの外国人客も乗ってきました。
くまぞー「ハロー」
まあ、そんな具合です。昨日は別の船だった先ほどの日本人観光客も今日は同じ船です。
二日目の出発も時間がかかり、結局出発は10時ごろ。あちこちの旅行代理店で発券したチケットについて、
ちゃんと連絡がきてないのか、電話して聞いているようです。カオサンという言葉も聞こえたので、
遠くはタイ・バンコクの安宿街、カオサンにある旅行代理店でチケットを手配した旅行客もいたようです。
さて、そんな二日目のスローボートですが、一日目と違って、非常に寒い!
ドライシーズンということもあって、昼間は28度くらいまで気温が上がりますが、夜は15度くらいまで下がります。
朝は肌寒く、まして、船上は、昨日の心地よさとは、一転していました。
とはいえ、昨日同様、写真撮って。食って。寝て。ガイドブック読んで。
昼間過ぎには、寒さも和らいできました。
陽が傾き始めた頃、進行方向右手にパクウー洞窟が見えてきました。
ルアンプラバンから近い、このパクウー洞窟が見えてきたということは、あと1時間半くらいで、そろそろ、ルアンプラバン。
長かった移動も、終わりです。
メコン川の川幅の少し広くなって、川岸の建物も少しにぎやかくなってきました。
広げていたガイドブックや食べ物も、片付けして、下船の準備。
そして、ボートは、エンジンの回転音を急に小さくしました。方向をかえて、岸へ。
17時すぎ。ルアンプラバンへ到着です。
荷物をピックして、日本人観光客に挨拶しよう…と思っていたら、いつのまにかいなくなってしまいました。
ちょっとした心残りを抱えて、さあ、今日も宿探しです。
お目当てだった一軒目は、満室。近くのゲストハウスへ行ったところ、
ちょっと高かったのですが、フリーでWi-Hiが繋がることと、窓側で雰囲気の良い部屋だったので、ここで2泊することに…。
いや、なんか、雰囲気が良いから、2泊だけじゃもったいないかな。
部屋のベッドで、仰向けになりながら、久しぶりに開いたi-Phoneのアプリやウェブを見ながら、決めました。
くまぞー「すいません、3泊したいです。木曜日に出ます!」
移動ばかりでちょっと疲れていたのでしょう。そう決めたら、町へ出て、夕ご飯です。
通りに出たら、通りにびっしりとテントが張られていました。夜市…ナイトマーケットです。
多くの観光客が、買い物を楽しんでいるようです。
そして、ナイトマーケットの通り沿いには、インド料理やスイス料理に、ラオス料理に日本料理、ベーカリーカフェ。
旅行代理店の前には、ルアンプラバンから各方面へ向けてツアーバスや飛行機のチケットの案内、
そしてトレッキングやパクウー洞窟へのツアーも。インターネットカフェも何件かあって、流行っているようです。
賑わう町を眺めながら、世界はひとつじゃないけど、どこかでつながっている…そんな思いを抱きながら、
ゲストハウスに戻るのでした。