さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

ほどほどをガマンできない男の、シチューな週末。

2011年05月31日 22時43分23秒 | 食べ物の話

世の中は節電ブームです。

つる植物を植えて壁面緑化をすると節電なるということで、

ゴーヤやへちま、朝顔などの種苗が売れているとか、いないとか。

かなり前のネットのニュース配信で読んだのですが、

とある市役所で毎年、イベントで無料配布している、これらの苗に、今年は大行列ができ、

2~3つもらっていく市民がいる一方、もらえなかった市民からは不公平と苦情が出たとか出ないとか。

 

…タダでもらえるものに対して、こうして文句を言う人が、自分はとても苦手です。

公平ってなんだろう。自分がもらえないから、公平じゃないのだろうか。

もともと、そんなに高いものじゃないのだから買えばいいし、

品不足で買えないのなら、別の方法を考えればいい。

 

今日は、ネットで見つけたこんなニュースも。

「節電目標達成の家庭に景品 15%削減でLEDや映画鑑賞券」(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110531-00000535-san-soci

東京電力と東北電力エリアのみでの実施予定とか。

エコポイント並みにヒットしそうな政策のような気がしますが、どうでしょ?

そんな自分も、今年は扇風機でも買って節電しようかな。

15%節電出来たのに、誰からも何ももらわなくても、文句は言いません。

「買って帰るのが、重たくて面倒~」「今日は用事があるからパス~」「涼しいからま、まだいいか~」

とか言っているうちに、裾値の扇風機が売り切れてしまいそうです。

 

なわけで、今日の主題は、カレー…じゃなくて、これ、シチューです。

先日、友達がツイッターでシチュー作っていたのを見て、すぐ影響され、自分も食べたくなって作ってみました。

牛肉とセロリ、ブロッコリー、玉ねぎ、人参と赤ワインたっぷり使って、デミグラスソースで煮込んで、約半日。

最初に食べた味より、美味しくなっていたので、

「ちょっと足しちゃおうかな…」と、さらにデミグラスソースと肉を買い足して煮込んだら、

結局、2日3日では、食べきれない量になってしまいました。

 

写真左側の4日目のシチューは、ぐずぐずに煮崩れてしまい、少し焦げ付いてしまって、見た目は難有りですが、

カレーと同じく、一晩以上経ったシチューはおいしく、最後までおいしく食べれそうです。

とはいえ、やはり、人前にも出せたのは、半日経って、材料を足す前の、写真右側の頃のシチューだったかな。

なんでも、ほどほどが大切ですが、やりすぎな性格は、しばらく修正出来そうにはないようです。

 


世界中のハンバーグを食べ歩く旅17

2011年05月22日 12時33分57秒 | ハンバーグ

んなわけで、少し旬が過ぎた、こんなニュースから。

「ゼンショー マクドナルド抜き 外食最大手に 値下げキャンペーンで集客アップ」(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110513-00000630-san-bus_all

 

業界売上一位の変遷は、社会の変遷を表していたりしますよね。

昔なら、ロイヤルホストのような、ファミリーレストラン的な業態が第一位だったのでしょう。

ハンバーガーなどのファーストフードチェーンにうつり、牛丼チェーン店がトップになったということになるわけですが、

ココスなどのファミレスなども買収し多角化が進んでいるゼンショーの売上高と、

ほぼ単独ブランドで展開のマクドナルドの売上高では、業界内の勢力図という意味で、ちょっと比較が難しいかもしれません。

 

それよりも、こないだ、テレビ番組のクイズの問題で知って、ちょっとビックリだったのは、

現在、1560店舗近くある「すき家」は、1990年代は、200店にも満たないチェーンだったこと。

でも、当時、高校生ぐらいだった僕の中では、すでに有名だった吉野家より身近でした。

地元の東名高速道路・焼津IC近くに「すき家」が出来たと聞いて行って食べた牛丼の味は、

今でも、記憶に残るくらい美味しかったものです。

しかも、あの頃の「すき家」は、メニュー表に、牛丼の牛肉の量が、100g単位で増やせるシステムになっていたと記憶してます。

いつか、おもいっきり肉をたっぷりのせて牛丼を食べたいなあと思っていました。

外食を頻繁に利用するようになった今では、牛丼自体、そんなにありがたく思わないけれど、

お肉沢山ないとご飯が食べれないし、大盛りより、牛肉が多い特盛りのほうに惹かれるのは、間違えありません。

 

そんなわけで、今日の本題は、今話題の、外食チェーンの、こんなメニュー。

江東区住吉1丁目「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」住吉店で、けんタワーハンバーグダブルチーズトッピング3段。

一年前くらいから、ちょいちょいメディアで見ることが多くなった、この、「けん」のセールスポイントは、

画像のようなビジュアルでインパクトのあるメニューの一方で、

ステーキやハンバーグのメインを全メニューで、カレーとサラダの食べ放題を一緒に低価格で提供していること。

別料金でドリンクやアイスの食べ放題もセットできます。

 

「けん」は、「ふらんす亭」を運営しているエムグラントフーズサービスが展開しているのだとか。

そう聞けば、ハンバーグとステーキ、カレーがメインという食べ放題も納得ですが、

急成長のヒミツとして、ファミレスなどが撤退した後に居抜きで出店するパターンでの出店が多いのだとか。

ここでもファミリーレストランの退潮は、はっきり言えるのかもしれませんね。

また、フランチャイズでの出店も特徴で、東京で言えば、20店舗中13店舗がフランチャイズ。

ファミレス業態などでは、社員が独立してフランチャイズ契約をする場合は多いかと思うけれど、

まったく別の店舗の店がフランチャイズ入りするのは、珍しいかと。

この店も、以前はパスタとピザのビュッフェスタイルの店でしたが、フランチャイズ契約をして、

看板を変えたようです。

 

3段重ねは、2180円とちょっと高めですが、これで450gとかなりのボリューム。

ボリュームと食べ放題を考えれば、納得のコストパフォーマンス。

「カレーは飲み物」というウガンダさんの名言といっしょに、

友人にスープカップに入れた持っていたカレーを飲めば、

もうちょっと動けないくらいの、程よい苦しさです。

 

場所柄、力士さん達も来店するようで、友人は、来店していた力士に、目がギラッチ。

いやらしい目で見てしまう、根っからのデブ専です。

この日は、久しぶりにいろんな話を聞いてもらい、お腹も心も満足な楽しい一日でした。


ひとりで勝手に、「どすこい唐揚げ祭り」開催。

2011年05月10日 23時19分41秒 | 食べ物の話

なんだかんだとGWが終わってしまいましたね。

自分は、どこか遠くへ行こうと画策していたのですが、飛び石のお休みだったり、病院へ行ったりなど、

結局、自宅で、過ごすことが多い一週間でした。

 

先日、仲良くさせてもらっている、古い知り合いと同じ会社の組合員と、3人で、

新宿にある、とあるゲイバーへ行ったんですね。

先週閉じてしまった、そのゲイバーは、すでに10年以上も足を運んでおらず、ご無沙汰どころの話じゃありません。

しかし、そこは、僕が10代後半から20代の頃、初めて行ったゲイバー。

デブ専と言う共通のキーワードで知り合いになった当時の遊び仲間と一緒に行ったのが、最初だったと思います。

遊び慣れた大人がずらっとソファに並び、ぱぱっと楽しく騒いでいるのとは対照的に、

出たての自分なんかは、カウンターのすみっこで、緊張し、じっとしてるだけ。

服装も髪もぱっとしないし、何を話していいか判らないし、酒の味なんかもわからない。

可愛くもなければ、話も面白くもないし、どうやって自分を売っていいのか判らない自分が、

ゲイバー自体、楽しいはずがありません。

それなのに、なんで行ったんだろう。

二丁目で飲むということ、その行為が何かのステップのように思ったからかもしれません。

そんな思い出を、イベントなどの時に撮った何十冊もあるお店の写真アルバムを見ながら話していたら、

ちょうど、自分が通っていたころの、昔の自分の写真を、不意に見つけました。

 

「えー、これって一緒に写っているのって○○じゃない?ほら、大阪の○○よ。」

…そっか、そういえば、そんな時期もちょっとあったなあと、心の懐かしい部分をぐっとわしづかみにされました。

今でも不器用なのは変わらないけれど、当時も相変わらず、ぱっとしないセンスの服着て、

ぱっとしない髪型で、ぱっとしない笑顔で映る自分を見てたら、

いろんなことがあったけど、あの頃よりは、少しは、上手に生きられるようになったかな…

ちょっと懐かしい思い出との出会いがあった、GWでした。

 

なわけで、画像は、唐揚げ。

今年のゴールデンウィークは、「どすこい唐揚げ祭り@自宅」でした。

たまに自宅で揚げものをするのですが、揚げものは、キッチンが汚れるし、準備が大変だし、

ハードルが高い食べ物。

ただ、何度もここで書いているけれど、

「揚げたてを食べたい」という強い思いだけが、その高いハードルを乗り越えるための唯一の条件です。

 

最初は、唐揚げ粉ミックスを使って揚げていたのですが、

せっかく時間もあるし、油も一回だけではもったいない。

2度目は、ちゃんと下味をつけて、丁寧に片栗粉をまぶし、

二度揚げしてみたところ、ややパンチが欠くけれど、とてもさくっとおいしい!

ならばと、次に下味を自分好みに、生姜やニンニクを多めに、あとは醤油だけで漬けこんで、一晩以上。

片栗粉をつけて揚げたら、まあ、竜田揚げみたいな、理想のうまさ!

朝も昼も夜も、山盛り唐揚げに、ご飯という、デブにはたまらない夢のような毎日でした。

 

自分好みの味のポイントは、脂の少ないもも肉を使うことと、生姜のすりおろしと醤油を多めに。

コツをつかんだので、また近々、チャレンジしたいと思います。


大人の階段を上ると、ベーコンステーキの美味しさも解るのか。

2011年05月04日 01時05分22秒 | いろいろ

なわけで、ちょっと世間を騒がしている、あのニュースの話題から。

「焼き肉店食中毒  生食用牛肉”流通していない” 国の基準形骸化」(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000538-san-soci

 

生食用の基準はあるけれど、なんと、それを満たした牛肉の流通の実績はないとか。

現在、飲食店で提供されている牛刺しやユッケなどの生肉は、

店や卸の自主判断によって提供されているという話を聞いて、

「へーそうなんだ。」と思った一方、ならば、記者会見で

「生食用の牛肉なんて世の中に流通していないんです!」と

絶叫していたあの焼き肉チェーン店の若い社長さんは、

絶叫している場合じゃなく、店の責任を重さにもっと気づいて、真摯に謝らなくてはならないし、、

卸業者も、「うちは生食用なんて売った覚えはありません」などと逃げてはいけないんでしょうね。

生肉が食べたいというお客さんに、どうやって安全なものを提供するのか、

それぞれが責任を担わないと、大事な顧客が離れることになってしまうのでしょう。

 

それにしても、昔は牛肉を生で食べるということは、あまりなかったかと。

韓国ブームなどを経て、生の牛肉を食べる食文化が、韓国料理専門店だけでなく、

こうしたチェーン店や居酒屋などに、少しずつ浸透してきたってことでしょうね。

自分も、昔は、生の牛肉は、あまり好きではなかったですが、最近では、しばしば食べることも。

また、HIV患者という視点からは、免疫力が下がってしまっている場合は、

牛肉にかかわらず、刺身や生野菜なんかも、食べては駄目なのですが、

投薬していて免疫力がそれなりにある自分は、一度も気にしたことがありません。

まあ、生で食べるものは、どんな場合でも、自分の体調も含め、それなりに注意が必要ってことですね。

 

 

なわけで、画像は、北区東十条2丁目「やきとん 埼玉屋」で厚切りベーコン。

やきとんということですが、鳥も豚も炭火で焼いて出してくれる、居酒屋です。

場所は、京浜東北線東十条駅から東側に3分ほど歩いたところにあり、

久しぶりに会う友達に、連れて行ってもらいました。

地元では有名な店らしく、カウンターだけのお店は、とても混んでいて、忙しそう。

なので、注文は、ご主人の「おまかせ」にすると、いろんな焼き鳥や、

タン刺しなどの料理のおすすめを次から次へ出してくれます。

だいたい、お客さんの酔っ払い具合やお腹の具合を見て、店のご主人が、

「はい、これで最後でー」と言ってくれるようです。

この厚切りベーコンは、そのおまかせとは別に注文をしたもので、

とても忙しくしている店員さんの間隙を縫って、注文するのは、至難の業です。

 

子供のころ、ハムのCMとか見ていて、厚切りのハムステーキとか、どこがおいしいのか、

イマイチ意味がわかりませんでした。

ハムやベーコンなど食肉加工品は薄くスライスしてあるものが当たり前で、

それを焼くとしても、カリカリベーコンや、ハムエッグなど、薄いからこそ、料理として成り立つわけで、

それを、まるで精肉と同じように厚切りにして、ステーキにするなんて、ビーフステーキのまがい物以下にしか見えず、

ふつうに肉を厚切りにして焼いたほうが美味しいに決まってるじゃないかー!と思ったものでした。

 

でもですね、大人になったんでしょうか。

牛肉や豚肉にはない、ハムやベーコンならではの、うまみが熟成した美味しさを、

やっと理解できるようになったのでしょう。

ハムステーキとビーフステーキ、どっち選ぶかと言えば、もちろん今でもビーフステーキを選びますが、

ハムステーキも、独特のおいしさを理解できるようになりました。

 

もちろん、ベーコンもしかり。

こちらの店ではこのベーコンを焼く前に一切れ食べさせてくれて、焼いた後のものと味比べをさせてくれます。

焼く前も、しっとりとしておいしいのですが、

焼いた後は、炭火が香ばしく、脂がじゅわっと広がり、旨みが増す感じ。

こんなに贅沢にベーコン食べちゃっていいの?って思うと、同時に酒が進んでしまいます。

 

ただ焼くだけの事。

でも、そこには、ちゃんと料理人の意志が反映され、命が吹き込まれるような、

そんな仕事を感じた厚切りベーコンのステーキでした。