同窓会

仕事から　帰ってみると　同級生の厚母くんから　電話がかかっていた。

そうだ　　来年の　同窓会の幹事になったんだったなあ～


あつもくん　

昔みたいに　西村君としゅうろう君と　みんなで　西村先生のお家にいって

先生のいれてくださる　オイシイコーヒーを飲みながら　わいわい　たわいのない話をしたいね

西村君　けっこんして　しばらくしたら　連絡してこなくなったんよ

しゅうろうくんとも　　彼とも連絡が取れなくなっている。



幹事をしても　あんたらが　おらんかったら　さみしすぎるんよ


今なにしてるのかな～　　　

高校の時　心を許せるのは　あなたたちだけだったのに

どうやったら　連絡がつくんだろう


それにしても　厚母くん

何回電話しても　電話に出んじゃないか・・・・

ついさっき　かかってきたって言ってたのに

なんしとるんじゃろう・・・おい！



　　　

桃色の雲

きっと　だれかさんも　眺めていたんだろうな

夕暮れる町　昨日の　　あの空をきれいだと思った人がきっといる

きりっとした空気　　太陽が沈んでいく光が　ワタガシのようなふわふわの雲を

桃色に染めて　川の向こう側の空に

一列に並んで　浮かんでいた。

きれいだったなあ～～



自分の事ばかりに　とらわれないでいたら

きっと　自然はいつも私たちに　　たくさんの　愛を投げかけてくれているのが

わかるのかもしれないね