先日、蕎麦粉の仕入れ先の工場見学に行ってきました。
営業担当の方と工場長の案内で各工程を丁寧に説明していただき、その後社長とも面談し、いろいろとアドバイスをいただくことが出来ました。製粉に対する強い拘りを持っておられるのが良くわかり非常に有意義な時間となりました。蕎麦打ちにもますます気合いが入ります!!
ここの製粉会社は、主に北海道産の北早生(キタワセ)という品種を基本に、いいものがあれば内地(本州)産の蕎麦粉を適宜ブレンドしているそうです。(その時々の割合で複数ブレンドするのは安定した味わいを提供する目的があります)
「玄そば」の黒い外殻を取り除いた「丸抜き」(👇写真)です。粒を揃え石臼で挽きます。
少しずつ石臼に落としていきます。
大型の石臼で挽いているところです
蕎麦粉が集められここからさらに篩にかけられます。
このように蕎麦の実を丸ごと挽いたものを「一本挽き」といいます。お店ではこれをメインで使うことになります。
ちなみに、玄蕎麦を挽いてできる蕎麦粉は田舎蕎麦になり、挽きはじめの一番粉(実の中心部の白い粉)は更科蕎麦に用いられます。
蕎麦の実を仕入れて自分で石臼挽き(自家製粉)をしているお店をよく見かけますが、常に高いレベルの美味しいお蕎麦を提供するには、現時点(将来にわたってかも知れませんが・・)では製粉会社の高い技術が不可欠と考えています。
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10月、近隣公民館にて趣味サークルの文化祭(作品展示会など)がありました。ホールでは大正琴の演奏会やフラダンス、詩吟などなどで盛り上がっていました。
下の写真は「寄席文字」サークルの秋をテーマにした作品です。
気になった作品が数点ありましたが、その中でも特別気になった(簡単に言うと欲しいと思った)作品が一つありました。
その時はそれだけだったのですが、つい先日、思い出してサークルの代表の方に電話で問い合わせてみたところ、欲しいなと思っていた作品が偶然にもご本人のものであったことからその場で快くい譲っていただけることになりました。
今手元にあります。
新蕎麦の季節にお店のどこかに飾ろうと思います!!
本当にありがたい話です。