KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

最近見た映画

2015年07月04日 | 映画

  

「クレイマー、クレイマー」 D・ホフマン主演 ☆☆☆☆★
 アカデミー作品賞受賞の名作。
 昔、ぼんやり見ていた時はラストがいまいちわからなかったが、(奥さんが反省して家に戻り、また三人で暮らすのか。それとも子どもだけ夫に返すのか。)改めて後者の方だとわかって納得。
 そして当時の女性の社会への進出というテーマを絡めているんだろうけど、改めて奥さんの身勝手さに男としては少々腹が立つ。(たぶん女性側はまた違う見方をするでしょう。そこがまたこの作品の評価となっていると思う。)
 ウチは何とか維持しているが、ずっと共働きだし、状況は似ているところが多い。まぁ少なくともこの旦那よりは家事をしてきた自負はあるので、裁判になったら勝てる気もするが。
 そしてこういう夫婦の図式はそのまま、あのドラマ「北の国から」の夫婦像にも繋がるわけで、まぁ永遠のテーマなのでしょう。

 最後に気になる「あの人(子役)は今」で検索したら、やはりありました!(皆さん、何となく気になるのでしょう)
  ← いいオッサンになったな。(人のこと言えないけど)


「ジャンゴ・アンチェインド」 Q・タランティーノ監督 ☆☆☆☆
 往年の名作(邦題「続・荒野の用心棒」)のタランティーノによるリメイク版で、復讐というテーマは一緒だが、ストーリーはかなり違う。
 2時間45分の長編だが、さすがタランティーノで飽きさせない。
 デカプリオやS・L・ジャクソン(あの「ダイ・ハード3」での役柄とまったく違って見事!)など悪の脇役陣も良く、また例のごとく監督自身もチョイ役で顔を出している。
 オリジナルの世界観を尊重しつつ、(若干、残虐シーンが多いが)血しぶきやスローモーションなどいかにも「遊び心」満載で楽しめる。

「ザ・ディープ」
 アイスランド漁師の海難もの。
 事実を基にした作品だが、画面全体が暗く、ストーリーもめりはり無く、映画としては正直あまり面白くなかった。
 山の遭難モノでも事実を基にした作品は、やはりその事実を過剰に演出できないのがネックになってしまうのだろう。


最近観た映画

2015年05月31日 | 映画

 今週もヒザ痛のため、山へもジムへも行けず。
 しかたなく録画していたものやTSUTAYAで借りてきた映画でも観る。

   

「ダイ・ハード3」B・ウィリス主演 ☆☆☆★

 気分が落ち込んでいる時はこのシリーズに限る。ヒヤリングの練習を兼ね、あえて吹き替え無し、字幕無しで鑑賞。
 まぁ大筋はわかっているので、英語版でも十分理解できる。今日覚えた会話としては「Fucking day!=とんでもない日だぜ!」など。
 因みに日本語字幕で有名な某TN先生によると、この「ダイ・ハード」シリーズはネイティブにしてみれば汚いセリフの連続で、意訳するのにも相当苦労するとか。
 爆弾犯人が出す「3リットルと5リットルのボトルを使って、片方のボトルを4リットルぴったりにしろ」というクイズは頭の体操になる。 

「ダイナマイトどんどん」菅原文太・主演 ☆☆★
 舞台は大戦直後の九州・小倉。対立するヤクザの組同士が野球で決着を着けようというストーリー。
 ライバルとなるのは若かりし頃の北大路欣也、そして脇役として田中邦衛がここでもいいキャラ演じている。
 面白いけど、まぁ話はメチャクチャ。

「北のカナリアたち」吉永小百合・主演 ☆☆☆☆★
 先日、利尻に行って初めて知った映画。(利尻の昆布販売所などに吉永小百合さんのサインがあった。)
 島の分校、女性教師と子供たちという設定で、何となく現代版「二十四の瞳」のような正統派文芸作品かと思ったら、予想を裏切った内容でなかなか面白かった。
 映画では舞台は利尻ではなく隣の礼文島のようであったが、実際は荒々しい海岸線の風景などは利尻で撮ったのだろうと思う。
 それにしても吉永小百合さんは美しく若い。それを認識するだけでも見る価値あり。


いざ、文芸坐-追悼・健さん&文太兄

2014年12月12日 | 映画

 本日は映画の殿堂・池袋「新文芸坐」へ。
 先日亡くなった高倉健、菅原文太出演の二本立てに朝も早くから満員御礼。

 本日上映されたのはお二方の中では異色のこの二本。

  

「新幹線大爆破!」佐藤純弥・監督作品 ☆☆☆

 元は任侠もの、その後は今は更生した前科者役が多い健さんだが、これは現役の犯人役。
 速度を緩めると新幹線が爆発するという設定は、後にキアヌ・リーブス主演で大ヒットした「スピード」に引き継がれている。
 列車を舞台とし、警察と犯人との神経戦、犯人の社会的転落背景というものは、何となく黒澤明の「天国と地獄」と似たイメージだが、まぁ目をつぶろう。
 ワンポイントで「北の国から」を思わせる田中邦衛さんも出てくる。


「太陽を盗んだ男」長谷川和彦・監督作品 ☆☆☆☆★
 
 名画座、TV、貸しビデオでもうかれこれ4~5回は見ている、自分の好きな邦画ベスト5に入る作品。
 沢田研二の退廃的教師も魅力的だが、不死身の菅原文太演じる山下警部が凄まじい。 (最後は死んじゃうけど)
 改めて見ると「ありえねぇ!」の連発だが、渋谷での大々的ロケ、派手なカーチェイス、そして文太兄のギラギラしたキャラクターがまさに昭和の熱いエネルギーを感じさせる。
 当時は特にイイとも感じなかった池上季実子さんもこの映画では魅力的!


鑑賞の秋

2014年11月01日 | 映画

 足が痛くて山ニモ行ケズ、ジムニモ行ケズ。
 しかたなくハードディスクに録ったままだった映画を鑑賞。

   

「ノーマ・レイ」 ☆☆
 労働問題を扱った1979年度アカデミー主演女優賞作品。
 まぁ内容的には特筆すべきものは無く・・・。
 以前の自分の職場が御用組合でさんざん関係ないことに利用されたこともあり、私は組合も宗教も信用していない。
 だから共感できないのかも。

「アウトレイジ・ビヨンド」 北野たけし・監督 ☆☆
 二匹目のドジョウの定説どおり、残念ながら一作目の方が面白く感じた。
 一作目では椎名桔平、二作目では加瀬亮のキャラがイイ。


最近見た映画

2014年10月03日 | 映画

 I am legend (ウィル・スミス主演)☆☆☆★

 以前一度観たが、TVでもう一度。
 ウィルスで滅亡した地球で生き残る一人の男と犬の物語。
 人通りのまったく無い自然に帰りつつあるNYの映像がイイ。
 ダーク・シーカーとかいうのが出てきて何となくゾンビSFみたいになってしまったが、もっと暗い映像で最後まで他に誰も出てこないような映画でも良かったかも・・・。


「Beyond the Edge」

2014年07月09日 | 映画

  「Beyond the Edge」

 1953年エベレスト初登頂の記録映画。3Dで観てきました。

 予告編を見る限り、先に観た「K2-初登頂の真実」よりドキュメンタリーっぽくてそこそこ期待していたんだけど・・・。
 私個人としてはイマイチの感あり。

(以下、これから見ようと楽しみにしている人にはたいへん申し訳ないが、偏屈おやじの個人的な感想) 
 おそらく初登頂のヒラリー氏の栄誉を記念して本国ニュージーランドが遅ればせながら作ったのだろうが、エベレストにまつわる映画は既に数多くの作品があり、内容としては目新しいものが感じられなかった。
 肝心の3D映像も字幕やスチール画を無理矢理浮き立たせてあまり効果的では無かったし、特に最後の登頂シーン、あれエベレストじゃないでしょう。 (以前、観た「K2-ハロルドとテイラー」のロケでも使われたニュージーランドのどこかの山と似ていたような気がする。もし本物だと言うなら許してね。)
 
 あの頃の粗末で重い装備で世界最高峰に登ることは宇宙へ行くのと同等の冒険だったし、凄い偉業であると思うが、映画としては今さら?って思ってしまった。
 記録映画としては大学生の頃に見た1975年のイギリス隊南西壁初登攀の映画「The Hard Way」をもう一度見てみたい。


映画「K2」のち「AKBパンプ」

2014年05月14日 | 映画

  「K2-初登頂の真実」

 水曜日が安いので、さっそく観てきた。
 1954年-K2初登頂の成功の陰にはメンバーの中で一番若かったボナッティの自己犠牲的な働きがあり、その時の遠征登山に対する不信感から後の超人的な活躍が生まれたことは山の歴史や本に詳しい者なら、既に知っていることでしょう。
 まぁ昔の大遠征隊ではよくあったことで、実際自分も(大きな山じゃないけど)似た経験はしてきたけどね。

 映画としてはボナッティやカシンのキャラがどうなの?って感じだったが、2時間という長尺の割には途中飽きることなく観れた。
 (登場人物としては登頂したうちの一人、リノ・ラチェデリが良かった。)
 できればチャラいエピソードや恋愛話は薄めにして、クライマックスでの人間模様や葛藤をもっと濃くしてほしかった。

 小さな単館上映だけど、意外と混んでいたのはビックリ。往年のボナッティ・ファンはまだまだ多いのでしょうか。☆☆☆★

 で、来月は「ビヨンド・ザ・エッジ」 (エベレスト)
 秋には「アンナプルナ南壁-7,400mの男たち」とヒマラヤを舞台とした映画が続きます。


 映画の後はせっかく東京まで来たので、 「B-PUMP東京」 (別名AKBパンプ)へ。
 約二年振り、二回目。

  

 日曜の太刀岡の疲れが残っていて、今日は6~7級辺りで軽く流すつもりだったが・・・。
 5級×6、4級×4、3級×1をGet。

 同じPUMPでも明らかに横パンより0.5~1グレード甘め。でも気分いいのでこれでイイのだ。
 周りを見るとちょっと他のジムでは見かけないような不思議系の人もチラホラ。「さすがトーキョー。」と妙に感心してしまった。

 終わってからは「野郎ラーメン」
 「二郎」系の「味より量」かと思ったが、意外に適量、麺もちょっと独特な油そば風でなかなかよろし。☆☆☆☆

  


最近見た映画

2014年03月26日 | 映画

  

「南極料理人」 堺雅人・主演 ☆☆☆

 南極越冬隊の生活ぶりをほのぼのと描いているが、まぁ実際は人間関係などもっと大変だろうと思う。
 なので、なんだかリアルさが伝わってこなくてあくまで映画の中の安心して見ていられる話と感じてしまった。
 その中で良かったのは最後の方の帰国シーン。
 遠距離恋愛ゆえフラれた若い隊員をたまたま通信電話を取り次いだオペレーターの子が待っていたり、夫のことを何とも思っていないような家族が温かく迎えたり。
 ここだけちょっと泣けた。

「許されざる者」 渡辺謙・主演 ☆☆★
 C・イーストウッド監督・主演のアカデミー賞作品のリメイク版。
 舞台はアメリカ西部開拓期から日本の蝦夷開拓期と様変わりしているが、ストーリーはほぼ原作どおり。
 なので、特に目新しさは感じなかった。
 っていうか、やはりこの作品。ストーリー、登場人物の設定がどうもあの名作「ジャンゴ(邦題「続・荒野の用心棒」)」に似ている。
 「ジャンゴ」を見た人なら、「許されざる者」はどうも煮え切らない感が残り、中途半端に感じるだろうし、それをさらにリメイクしてどうなの?と思うだろう。
 佐藤浩市のキャラクターは「ホワイトアウト」のままだが、あの若いアイヌが柳楽優弥くんとは最後まで気付かなかった。


最近見た映画

2014年02月11日 | 映画

先週土曜(2/8)から記録的大雪。
併せて仕事の疲れが溜まっているのか頭痛がひどく、この飛び石連休は山はもちろんジムも休んで完全休養とした。

で、ソチ冬季五輪の合間に、のんびり映画鑑賞。
見たのは、

    

「永遠の0」岡田准一・主演 ☆☆☆★

 現在、大ヒット中の百田尚樹原作の戦争もの。
 岡田くんの演技(そしてエキストラのD介くんの「らしい」演技)も良かったし、空中戦の特撮も凄いなと思ったが、物語としてはあの狂気の時代にああいった主人公が本当にいたのかなとちょっと違和感が残った。
 孫たちが祖父の過去を遡る筋書きにしても「・・・そういうことなら(今生きている方の)爺さん、もっと早く言えよ。」と言いたいところだが、それを言っちゃあ話にならないか。
 泣くほどではなかったが、まぁ良かった。


「東京家族」山田洋次・監督 ☆☆★

 小津安二郎「東京物語」の現代版だが、可も無く不可も無く (山田洋次監督ということで、ちょっと回りが過大評価しているような?)
 泣ける映画を期待していたが、自分としては空振り。妻夫木くんと蒼井優が良かった。
 

「Kids Return」北野武・監督 ☆☆☆☆★
 もう何度か見たけど、久々に見るとやっぱりイイ!
 たけしの映画で一番好きかも。


最近見た映画

2013年12月26日 | 映画

 「ゼロ・グラビティ」 (原題"GRAVITY")

 サンドラ・ブロック主演、ジョージ・クルーニー助演。
 最近はすぐにDVD化するので、あまり映画館へ行かなくなったが、壮大な宇宙映像を体感するにはやはり大きなスクリーンで見なくては・・・。

 で、結論から言うと自己評価は☆☆☆(最高五つ☆として) ※以下、ネタバレ含むのでこれから観る人は読まないように!

 たしかに前半の映像は素晴らしい。
 たぶん、宇宙空間というのは本当にこういう所なんだろうなという臨場感があり、従来の宇宙を舞台とした映画から一皮剥けたリアルさがある。
 そこまでは文句なしに五つ☆なのだが、アクシデントがあってからヒロインが帰還しようとするまでの後半がちょいとイージーな感がしたのは私だけ?

 ・各国の人工衛星をフルに使うのはいいが、あの広い宇宙空間でそんなに都合良くハシゴ(?)できるのか。
 ・ベテラン・サポート役のJ・クルーニーが落ち着き過ぎ。あんなスーパーマンのような人いるのか。
 ・いくら分厚い宇宙服着ていてもあれだけアチコチぶつかって、ヒロインに傷や出血、打撲の跡が見られない。
 ・涙が粒となって宇宙船内を漂うシーンがあるが、実際の無重力空間では水分は容易に身体から離れないはず。
 ・いくら訓練を積んだ宇宙飛行士でもあれだけグルグル回ったら、ヘルメットの中でゲロ吐くんじゃないか。
 ・山岳映画によく出てくる「手を放せ。お前は生きて還れ。」のシーンや別れた相手がゴーストとなって出てくるのは、もはやハリウッド映画の定番か。

 などなど細かい茶々を入れたらキリがないが、なーんか後半はハリウッド映画ならではのご都合主義が目についてしまったような感がある。
 映像5、ストーリー2、演出2。いつまでも心に残る映画かというと、やはり総合得点3ぐらいか。

 ちなみにグラビティとは「重力」の意。昔、グレゴリーのザックでもそういう名前のモデルがあったっけ。 
 この冬は同じ「ゼロ」つながりで、クライミング仲間の大ちゃんがチラ出演しているという「永遠の0」も観ないとな。 


最近見た映画

2013年11月27日 | 映画

 「許されざる者」 "Unforgiven" クリント・イーストウッド主演 ☆☆

 最近、日本でもリメイクされたアカデミー賞作品・・・だが、コレそんなにいい映画かな?
 主人公のキャラがイマイチ掴めないし、許されざる者というのは結局、誰のことなのかよくわからない。
 アカデミー賞、イーストウッド主演というだけでやたら評価を高く付ける人が多いが、そういう人はまずウェスタンは「ジャンゴ」(続・荒野の用心棒)を見なさい!


最近見た映画

2013年10月27日 | 映画

 この週末は土曜の雨に加えて、職場で風邪をうつされ外岩、ジムもお休み。
 しかたなく録画したままの映画を見たり、ミニベロのメンテ、自宅の庭のミカン狩りなど。

  「さまよう刃」 ☆☆

 東野圭吾・原作。
 娘を殺された父親の復讐劇だが、主演の寺尾聡がちょい迫力不足に感じられて自分としてはイマイチだった。

 自宅のミカンは今年も豊作。ビタミンCで今年も風邪を乗り切ろう。

  


最近見た映画

2013年10月20日 | 映画

雨の日曜。
以前、TVから録画したままだったものを見る。

 

「毎日かあさん」 
☆★
小泉今日子・主演
二人の子どもとアル中の夫との日々を描いた女性漫画家の実話?
中年となった小泉今日子の逞しさは他のTVドラマでも人気だが、それよりも子役の女の子がとてもかわいくて、ウチもこういう娘が欲しかった。

「アキレスと亀」 ☆☆☆★
北野たけし・監督、主演
主人公の真知須くんが初々しい少年から、青年時はたけし軍団の柳ユーレイ、晩年はビートたけしと激変するのがちょっと凄いなと思ったが、なかなか面白かった。ストーリーとしては何となくフェリーニの「道」と似た感じ?


最近観た映画

2013年09月15日 | 映画

 本日は台風なので、おとなしく家で映画鑑賞。

  

「ザ・メキシカン」 ☆☆☆★
 ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ主演。ゲイの殺し屋が憎めない奴でなかなかイイ。

「ザ・ラスト・ボーイスカウト」 ☆☆☆☆
 役どころとしては刑事ではなく、元シークレット・サービスの私立探偵だが、内容的には「ダイ・ハード」。
 でもやっぱりB・ウィリスは最高。