KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

湯河原幕岩・コンケスタ終わりました。

2020年01月25日 | フリー(関東)

 先月から周りの勢いに押されて突如始まった「コンケスタドール」通い。
 その後の顛末を・・・。

 年末12/29に自宅の庭仕事をしている際に、誤って右手人差し指を負傷。
 夜半からズキズキと痛み出し、翌日、外科医を訪ね、治療のため爪を全体の1/3ほど切除する。
 医者からは爪が完全に復活するまで数か月かかり、その間、クライミングは自重するよう言い渡され、しばし茫然自失。
 さらに追い打ちをかけるように、その後、年始にコンケスタドールのホールドが欠けたという情報が入り、踏んだり蹴ったり。
 神は我を見放した?「コンドルは飛んでいく」でなく「コンケスタは飛んでいく」。(泣)

 落ち込んでいても仕方ないので、年末年始は久々にランニングを再開。体幹トレも怠らず、気を紛らわすと共に正月太りにならないよう努めた。

2020年1月11日(土)w/弟子
 年が明けて最初の三連休。例年だと八ヶ岳へアルパインなどへ出かけているのだが、暖冬のため山は雪不足、合い間の日曜が天気が悪いということで、湯河原へ。
 「ダークヘラー」(5.9)でアップ後、コンケスタに集中する。
 相変わらず中間部の棚への足上げ、最後のガバカチからリップ取りの部分が精度が悪く、まったく繋がる気配が無い。
 しかしながら一回だけ3ピンまでノーテン、都合1テンTOまでこぎつける。

2020年1月13日(祝)w/弟子、ホームジムの常連数人
 中一日で再び。
 本日も「ダークヘラー」でアップ後、コンケ集中。
 が、本日もボテボテ落ちまくり、最高で1テンTO止まり。どうしても繋がらない。
 その後、弟子が撮ってくれた動画で自己分析してみたところ、精度が悪い中間部で成否の鍵となる右足の置き方が判明。
 どうやら落ちずに止まっている時は足をフットホールドに置くというよりもカンテに当てて止まっている感じ。
 この足の置き方でどうして止まっていられるのか不思議だが、もうこうなったら、この方法でやってみるしかない。

2020年1月19日(日)w/弟子
 前日の土曜が雨だったので諦めモードだったが、日曜の朝には何とか回復したため、午後から出勤。
 岩のコンディションも悪いだろうと思ったら、まずまず乾いている。それよりも前日が雨でも諦めずに通ってくるいつもと変わらないクライマーの数に自分の甘さを反省する。
 「ダークヘラー」でアップするも、まさかのドカ落ち。
 
もう一本「いんちきするな」(5.8)でアップしてから、本命コンケスタへ。

 しかし、先週わかったはずの例の右足の置き方が、頭ではわかっているもののうまく決まらず、また迷宮に入る。
 気温も低く、モチも上がらず。一回だけ2テンTOできただけで、本日は終了。
 前日が雨だったため、一日中ゴロゴロ寝ていたが、クライミングの前日にあまり休み過ぎるのも逆効果であることを実感する。

2020年1月25日(土)w/弟子
 週半ばに右足首をひねってしまったようで違和感が残り、仕事の方も暗礁に乗り上げ、精神的に穏やかではない状況。
 固めたはずの自分のムーブもやはり不完全で、本日は勝算4割弱。何とも弱気だが、とにかく通って触るしかない。
 
 前々回も来ていた男女ペアの方がやはり来ていて、コンケ狙いの女性のために彼氏が既にヌン掛け完了済。もうすっかり顔馴染みになってしまい、「すみません。本日もヌンチャクお借りします。」とご挨拶。だが、一昨日の雨のため最後のリップがビショビショらしい。
 雑巾で拭き取りまでしていただき、本日も開始する。

 いつもの「ダークヘラー」ではマルチ用のハーフサイズ大きめのシューズでアップしたら、思わず落ちそうになったが、何とかノーテン。
 しかし次のアップ「サンセット(直上ver.)」を勝負靴のミウラーで登ったら、いつになく足がしっくりくる。

 で、いよいよコンケスタドール。
本日一便目 中間部の右足はもちろんだが、その手前、クロスで出す左手の持ち方を少し変えたらブレずにしっかり立ち込めることがわかった。
 3ピンまでノーテン。その後のカチでまだ指のウォ-ムアップが足りず2テンしてしまったが、とりあえずTO。
 でも今日は何となくいつもと違って身体が軽い。何だかイケそうな気がする。
 
二便目 3ピンまでノーテン。最後のリップに右手の指が掛かるも、まだ若干岩が湿っているようでしっかり保持れず、ドボン。
三便目 上記と同様。いつもだったらここまで来てまたダメかとメンタルの弱さが出るところだが、なぜか今日は落ち込まない。
 苦手の中間部のコツがようやくわかり、それだけでも十分収穫ありだ。しかし、ここまで来たら今日中に何としても片づけたい。

四便目 入念なストレッチの後、再び。
 これまで身体に覚えさせてきた一つ一つの動きを組み合わせる。
 苦手だった中間部を突破。3つ目のクリップが終わった時点で、まだ心に十分余裕が残っている。
 岩が湿っているため、最後のリップを取ってから足が滑りそうになったが、背後からの皆の声援に押されて何とかTopOut。

 
※エベレスト無酸素サミッターの奥様が写真を撮ってくれました。ありがたいことです。(^^;)

 やっと終わった!
 しかし、こういうのって子供の頃に初めて自転車に乗れたり鉄棒の逆上がりができた時のように、ある日突然スッとできてしまうものなんだな。
 嬉しさ爆発というより、今はただただ安堵の一言。
 
 その後、ゲイシャワルツ(5.11b)などをトライしつつ、本日は終了。

 

 打ち上げは根府川のインド料理屋「サラ」で。
 とにかく無事に終わって良かったです。

 



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