死神坊ちゃんと黒メイド
2021年7月4日-9月19日 全12話
主人公は上流階級に生まれた長子。名前は不明だが坊ちゃんと呼ばれている。元々は普通の子だったが、5歳の時に魔女に『触れたもの全てを死なせてしまう』呪いをかけられ、周りから拒絶されてしまうことになった。母親からも「死神みたい」と言われ、森の奥にある大きな館で孤独な生活を過ごしている。彼のそばにいるのは老執事のロブと黒いメイド服が特徴のアリス・レンドロット。この落ち着いた雰囲気でミステリアスなナイスバディの娘は坊ちゃんにセクハラまがいの行為を仕掛ける。
彼女は幼い頃に親切にしれくれた坊ちゃんを王子様のように思い、思慕を超えた愛情を持って接している。最初は自虐的だった坊ちゃんも、アリスの献身的な行動と深い愛情に、次第にアリスに愛情を持つようになる。が、どんなに愛しても体温を感じることも手を触れることもできない。互いに想いを寄せる坊ちゃんとアリスは、いつか愛する人に触れることができるようになる日を夢見て、呪いを解く方法を探していく・・。
お互いに触れないようにダンスをする
アリスの表情が胸にくる
実に切ない。彼のことも彼女のことも、胸を締め付けられるような切なさがつのる。それでもいつも笑顔で前を向こうとするアリス。アリスを幸せにしたいと決意して進む坊ちゃんの姿を見るのは嬉しい。応援したくなる。最後はどうなるのだろうか。呪いが解けたら坊ちゃんは貴族の跡取りとしてお姫様と結婚しなければならないだろう。アリスもそこは分かっていて、呪いを解いて触れ合いたいと願いながらも、それが別れの日と覚悟している風情がある。愛情が深いだけにもの凄く切ない。
このシーン。夢を見ている2人だが、せめて夢の中でキスさせてあげたかった。それも叶えられなかったことが切なく悔しい。
さて最後だけど、最終回を見て「え、これで終わり??」と思った。録画ミスして途中で切れちゃったのかと思った。なぜ呪いをかけられたのか。アリスと母のこと、呪いの解き方、ダレスが知っているであろう真実・・。全てが解き明かされず、中途半端に終わってしまった。2期が決定しているようだけど、2期まで見て初めて繋がる話なのかなと思う。
早く2期を見たいものだ。坊ちゃんとアリスの幸せを心から祈る。もしこれが中世の実際の貴族の話なら、アリスが幸せになることは決してないだろう。だけどせめてアニメの中では幸せに終わって欲しい。それぐらいアリスと坊ちゃんを応援したくなる話だ。ハッピーエンドを強く望んでいる。
人を愛し、人に愛されるというのは、本当にかけがえのない素晴らしいことだなと思う。
私も愛が欲しいよ。今は手の届かない愛する人に触れたい。触れられないなら早く死んでしまいたい。
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