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ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

摩耶山ハイキングに向けて(上野道)

2023年04月30日 | 政治・経済・労働組合
5月14日の労働組合の摩耶山ハイキング。以下、参加者のみなさんに配信した案内文。

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ハイキング参加者のみなさまへ

おつかれさまです。

このたびは摩耶山ハイキング企画にエントリーいただき、ありがとうございます。

以下は当日に向けたご案内です。


(1)当日のリーダーと緊急連絡網

当日のリーダーはハイキング部部長のSさんです。ハイキング中はリーダーの判断・指示に従ってください。
雨天時の連絡など、前日までに電話番号をSリーダーより確認させていただきます。天候等あやしい場合は、金曜日の夕方である程度判断します。
サブリーダーはハイキング部のAさんにお願いします。お二人が別のことで手を取られている場合には、組合執行部が補佐を務めさせていただきます。
摩耶山はどのルートも標識がしっかり整備されており、初めてでもまず迷うことはありません。しかし避けたほうがいい道もあり、山は天候が急変することもあります。くれぐれもリーダーや経験者の判断や指示に従ってください。



(2)ハイキングのマナー・当日の服装・持っていくもの
以下、ハイキングのマナー、当日の服装や携行品等についてです。
不明点はSリーダーにご確認・ご相談ください。



[あいさつを忘れずに]
ハイカーと通り過ぎる時は、「こんにちは」の挨拶を忘れないようにしましょう。
基本は登りが優先ですが、こちらは15人の大集団なので、下りの人を優先したほうがいい場合があります(私は休みながら行きたいので下りの人を先に通します)。基本はリーダー判断、あとはケースバイケースで判断してください。
今回は、下りはロープウェーとケーブルを乗り継ぐ予定ですが、強風時は運休になります(特に山頂からのロープウェー)。自力で降りることになる可能性もありますので、その点お含みおきください。


[靴]
5回登ってみた感想ですが、登りだけなら、スニーカーでも行けるかも? しかし、登りはひたすら辛く、下りは膝や足首が痛いです。強風でロープウェーが運休になった場合に備え、ハイキングシューズなら安心です。足首を固定でき、厚めの靴底で衝撃を吸収することができます。

[服装]
インナー等の着替えは必ずご持参ください。暑くても頂上は冷えて汗冷えする可能性があるので、インナーの着替えはご持参願います。
摩耶山にはイノシシが出没します(スタートまもない地点にイノシシのヌタ場があります)。そこらの草にイノシシが媒介するマダニが潜んでいる可能性があり、長袖長ズボンが安心です。5月とはいえ、山の天候は急変する可能性があるので、羽織るもの、レインコートも忘れずに。私は晴れの日なのに雹に遭いました。

[水分]
体重×5cc×行動時間が持っていく水分の目安だそうです。今回は3時間なので、1リットルが目安ではないでしょうか。登る前に500ccほどの水分を摂取しておくと安心だそうです。
ちなみに掬星台には水道(冬季は凍結防止のため使用停止)と自販機(下界と同じ良心価格)があります。下りが歩きになった場合は水分を補充していってください。

[行動食](携帯食)
水分はもちろん、行動食で栄養の補給も忘れずに。
行動食とは、登山中(行動中)に摂取する食事のことです。ハイキングは急激にカロリーを消費します。登山中に急にスタミナ切れになる「シャリバテ」を防ぐために行動食が必要です。
ご参考までに、iPhoneのヘルスケアによると、体重75キロの私が摩耶山頂までに消費するアクティブカロリーは850〜870kcalです。朝食で摂取したおにぎり3個のカロリー(600kcal)は登山中に使い切ってしまう計算です。
手軽にとれて消化が早いものがおすすめです。定番はソイジョイやようかん、消化が速いパン、筋肉のけいれんを防ぐカリウムが豊富なバナナ、水分の補給にもなるゼリーなどです。塩分もとれる柿の種やポテチも人気です。

[お昼ごはん]
行動食のほかお弁当をご持参ください。ゴールの掬星台(きくせいだい:星が掬[すく]えるほど間近に見える場所という意味です)にはカフェがあるのでご利用いただけます。チキンカレー、おいしかったです。今度はオムライスを頼んでみようかな? 自販機にはおでんがありました。下山後の王子公園駅東口の「ぽーと」のラーメン餃子(650円!)も捨てがたいものがあります。


(3)休憩スポットのご案内

 ①五鬼城(ごきじょう)展望公園
登り始めて10分ほどの場所にある最初にある展望所です。『太平記』に出てくる五鬼城の跡だそうです。神戸の街と港を一望できます。

②上野道展望所
ビュースポットが2箇所あり、2つ目の場所がそうなのかな?
ここまでよくがんばりました。
「しんどかったら、ロープウェーもあるよー」とご案内しましたが、実はロープウェー駅「虹の駅」はまだまだ先なのです。すみません。実際歩いてみないとわからないこともありますね。まあ、ここまで来られたんだから、最後まで登ってしまいましょう。
ベンチが4~5脚ありますが、人気のスポットです。先客もいるはずです。全員休むスペースはないかも。とりあえず水分と行動食を補給しましょう。

③峠茶屋跡
6〜7合めにあるお茶屋さんの跡地の展望台です。
今回はロープウェー駅の虹の駅には立ち寄らず、この峠茶屋に出るショートカットを利用します。
この分岐点は見落としやすいので、当日は分岐点までSリーダーかハイキング部メンバーに先行してもらい、全員の通過を確認してもらいます。
この展望所は昔お茶屋さんがあっただけに、広々とした休憩&眺望スペースです。
トイレのあるロープウェー「虹の駅」はこの峠茶屋跡から下って200メートルほどです。
ここまで来たら、最後の難所である史跡公園の入口の仁王門までもうすぐです。
しかし峠茶屋名物だったという「猫のふん」って、どんな形状のおかしだったんでしょうか? かりんとう的な?


④史跡公園(旧天上寺)
1976年の火災で消失した天上寺の跡地(現在は山頂に再建)は史跡公園になっています。
奇跡的に焼け残った旧山門の仁王門から、旧本堂に至る335±5段の石段は、ほんとうにハードです。疲れ切った身体のHPをさらに削ります。
余力のある人は、石段の途中で寄り道して、摩耶の大杉さんにお参りすることをおすすめします。脇道にそれ、50メートル歩くだけです。摩耶の大杉さんまでは平坦な道ですからクールダウンにもなり、HPを回復できます。
樹齢1000年以上、幹周り8メートルの摩耶の大杉さんは、神戸のシンボルでしたが、1976年の天上寺の火災で火の粉を浴びたせいで枯死してしまいました。しかし火災から50年近く経ったいまも、荘厳な威厳に満ち、死んだようには見えません。
史跡公園まで来たら山頂まで残り600メートル。元は大きなお寺のあった場所だけあって、広々としています。
ゆっくり休んで英気を養い、台風でなぎ倒された親子杉の倒木をくぐって(若い人はリンボーしていくのだとか)、山頂をめざしましょう。


⑤ゴール
天上寺の旧奥の院まで来たら、山頂はもう目前です。修験者が天狗を封じ込めた伝説のある天狗岩の近くに標高698メートルの三角点があります(702メートルの三角点は天狗道にあります)。山頂から掬星台までは5分ほどです。お疲れ様でした。


(4)摩耶山は中級者向け 誰でも行けるが甘くはない
ある山サイトでは、六甲山は難易度37、標高698メートル摩耶山は難易度36、いずれも中級者向けに分類されています。
摩耶山は六甲山より200メートル低いにもかかわらず、難易度がそう変わらないのは、六甲山より勾配がきついからだと思われます。
六甲山の登山道で最もメジャーな芦屋川ルートは9キロ弱。山頂まで1キロにつき100メートル強登っていく計算です。
上野道は、摩耶山の登山道では最短ルートの3.1キロですが、それだけ急勾配で、1キロにつき200メートル以上登っていくことになります。
芦屋川ルートの傾斜角が5°としたら、上野道は10°ほどかと思います。「急勾配」の定義は5°~8°だそうですから、上野道のきつさがわかってもらえるでしょうか。駅から登山口までの坂道がすでに滑り台のようです。
連休は近場の低山に出かけて、少し山道に慣れておいたほうがいいかもしれません。ご参考までに末尾に阪急ハイキングのイベントの案内をしておきます。五月山でもいちばん整備された登りやすいルートです。
急勾配で辛いかわりに、上野道の展望台から眺める神戸の街と海は本当に最高です。
今回は天候がいいことを祈るばかりです。ロープウェーもケーブルも運行していますように。
当日は体調を整え、元気に山頂をめざしましょう!

(阪急ハイキングの案内)
『爽やかな日差しを浴びて五月山 五月平展望台から市民の森 ウォンバットコース』
集合場所 池田駅前公園(阪急 池田駅下車 徒歩約5分)
集合時間 10時00分~11時00分
コース
池田駅前公園(スタート)→五月丘→(五月平高原コース・五月平展望台・市民の森)→
(自然とのふれあいコース・吊り橋)→(ひょうたん島コース)→緑のセンター・温室→五月山児童文化センター→五月山動物園・ウォンバット→(サカエマチ2番街)→阪急・池田駅(ゴール)




摩耶山のシャガ

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