新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

月は東に日は西に

2024年02月24日 | 日記
れんちゃんが時々書いているとおり、与謝蕪村の「菜の花や月は東に日は西に」は、摩耶に参拝したときに見た情景を詠んだ句です。

昔の灘は農村地帯で、春には一面の菜の花畑が広がったのですね。

摩耶山には、旧暦二月初午の日に、近郷の人々が、馬を連れて天上寺に参詣し、馬の息災と一家の無事繁栄を祈る「摩耶詣」がありました。 正岡子規もこの西国の奇習「摩耶詣」を見に天上寺に訪ねており、俳句の春の季語にも選ばれています。都市化が進むに連れて廃れてしまいましたが、伝統が途絶えることを惜しみ、今は六甲山牧場のお馬さんが代わりにお参りしているそうです。さすがに、牧場からはトラックに乗ってくるのかな。歩いてきたら壮観ですが、ドライブウェーの道路規制が大変なことになりそうです。

蕪村の句については、摩耶の風景に託して、生涯帰ることのなかった故郷の毛馬村の春の情景を詠んだともいいます。大川べりで、そんな説明書きのレリーフを見かけたこともあります。


今日2月24日は、旧暦1月15日の望月。月の出が17時34分、日の入りが17時50分なので、蕪村が見たのと同じ風景が見られるはずでした。

帰りの夜空には、月齢13.2のよい月が出ていたので、二日連続で摩耶山に行くつもりでした。

しかし、朝、郷里の新潟からお酒が届いたのです。今日の天気予報は曇り。昨日も曇りの予報だったのに、山では途中から雨、頂上では雪に降られました。ま、いいか、と、朝からお酒を飲んでしまいました。

夕方目覚めて、日が暮れてから買い物に行くと、まんまるお月さま。せめて登山口まで出かけたらよかったと思いました。

ま、仕方ありませんね。また次のチャンスを狙います。

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