新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

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音引き問題

2023年11月13日 | 仕事/ビジネス
コンピューターかプリンターかサーバーか。

それともコンピュータかプリンタかサーバか。

音引き記号を残すか、省略するか。これは悩みどころです。

個人的には、どっちだっていいよね、と思います。

しかし同じ媒体の同じページのなかで、「コンピューター」と「コンピュータ」が混在していたら、気持ち悪いですよね。

校正としては、どちらかに統一するようにアドバイスします。

個人的には音引きは省略するかな。そちらのほうがスマートな気がします。コンピュータ、プリンタ、サーバと音引きを省略するなら、「センター」「インター」の音引きも省略しなければならないはずですが、後者は固有名詞にもよく使われているので、こちらは音引きありです。

音引きを省略するのは、若いころ、電算写植一字につき一円といわれていて、文字数を減らせるなら、ささやかながらコストダウンにつながるという、昔の習慣です。デジタルフォントの今の時代には、あんまり意味はなくなっているんですけれどね。

私は開店休業中の身ですが、最近のWebライターは、一字一円なんて案件もあるそうで、驚き呆れています。AIの普及で、さらにライターの仕事は減少、単価下落も続いているそうです。なんだかなあです。


しかし、水前寺清子さんの愛称は、「チータ」であって「チーター」ではありません。

これは、毎日新聞社の『校閲至極』を読んでいて知ったのですが……。

私は、あのシュッとしたスタイルで、チーターを思わせるのが、この愛称の由来だとずっと思いこんできました。

しかしそうではなく、本名の「民子」にちなんで、師匠の星野哲郎に、「今のままの小さな『民子』の気持ちを忘れないでくれ」といわれたのが理由だったんですね。小さな民子、略してチータ。半世紀かけて、ようやく真実(!)にたどり着くことができました。

トップ画像は、猫カフェに保護され、やたらシュッとしてはるチャトラーくんことトッポギくん。




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