三連休明けの火曜日は、いつものお母さんの鉄板焼きのお店へ。
焼きそば定食を食べていた先客がいました。
今日はふだん500円の豚焼きそばが400円の特売デーなので、ごはんと味噌汁がついても500円なのです(炭水化物×炭水化物は労働者の正義)。
おじさんは焼きそば定食を食べ終えると、100円玉を5枚、テーブルに置くと、ごちそうさまというわけでもなく、無愛想に店を後にしました。
物価高騰でやむなく、創業以来30年以上、昨年に初めて価格改定に踏みったときも、定番の豚焼きそば・イカ焼きそば、豚玉とイカ玉だけは価格を据え置いた良心価格のお店なのです。
常連はみんな、お母さんの肝っ玉、懐の深さに感服しているわけですが、おじさんの態度の悪さに、少しイラッとしてしまいましたよ。
私は初めて見る顔でしたが、久しぶりに顔を見せたようです。
「でもな、店に入るなり、いきなり『えぬえいちけーや!』いいはんねん」
「えぬえいちーけい?」
「私もわからへん。何のことかわからんくて、聞き返したら、キレはって。民放の番組だったのを、NHKに替えろっていいたかったみたいやね。そこに置いてたリモコンを手に取って、自分でチャンネル替えてはったけど、怖くて怖くて。お兄ちゃん来てくれて、安心した」
「そら災難やったなあ。突然、NHKなんていわれても、何のこっちゃわからんでぇ。でも、わしおらんでもよかったかもなあ。わしがおったら、おっさん、自民党広報のNHKの集金人かい、よっしゃ、簀巻きに巻いて川に流したるとケジメをつけさせるところだったでえ」
「もう、アホなことはやめとき」
お母さんにたしなめられたところで、焼酎お湯割りおかわり。
そういえば、「筋肉はすべてを解決する」ということばがあるそうですね。
山登りを初めてから、半分当たっているし、半分は間違いだなと思うようになりました。
「当たり」というのは、足が「第二の心臓」ということが大きいです。歩いたり、半身浴をしたり、下半身を温めて血流をよくすると、精神的にも安定してきたように感じます。精神的な不安を感じておられる人は、日課にウォーキングやハイキングを組み込まれることをおすすめします。
「間違い」の部分は、結局、運動してもたんに疲れて寝ているだけで、なんの問題解決にもなっていないからです。世の中のたいていの問題は、いくらまじめに考えに考え抜いたところで、解決しない問題のほうが99%ですから、筋トレで疲れて寝ていたほうが、なんぼかマシだというだけにすぎません。
しかし、キャパの少ない脳細胞を疲弊させるよりは、筋肉を疲弊させたほうがいいだろうと、毎週のハイキングは続くのです。