今日は摩耶山のマヤーに出会って一年目の記念日です。
しかし朝から西日本は大雨で、大阪も1時間120mmの豪雨。JRや私鉄も運転を見合わせていました。
こんな大雨の日は狩りもできないし、ハイカーも来ないから、マヤーも隠れ家で寝て過ごしたのでしょう。
おなかを空かせたままなのは不憫ですが、プチ断食を始めてからは、空腹状態が続くのが、生きものにとって自然なことなのかなと思うようになりました。
あくまで「プチ断食」で、朝食を抜くと、昼食時に血糖値が爆上がりするので、何かは口にするようにしています。くすりも飲まないといけませんしね。ドクターにも言われますが、ガソリン(糖質・油質)を燃やすにも、ガソリンが必要なのです。おにぎり、パン、おかゆ、溶き卵を落としたコーンスープ、いろいろ試してきましたが、最近はカルピスウォーターだけの日が多いです。
「夜を軽くするかわりに昼ご飯はしっかり食べなさい」と管理栄養士さんの指導にかこつけて、昼はお弁当を完食してきました。
しかし、3週間前、昼食後に急激な眠気に襲われました。急激に血糖値が上がったので低血糖を起こしたのでしょう。こんなときのために常備している砂糖入り缶コーヒーを飲むと、すぐに眠気は覚めました。
その次の日からは、ごはんは半分残して、家に持って帰るようにしました。夕食の炒飯にしたり、鮭フレークぞうすいにしたりです。夜はお酒を飲んでいますから、満腹中枢もリミッター解除。夜だけはドカ食いを自分に許していますごはんを食べたあとも、パンを食べたりそうめんを湯がいたりカップ麺を食べたりポテチをむさぼったり、暴虐の限りを尽くします。当然、血糖値は爆あがりするので、朝は食欲ありません。カルピスウォーターを飲むくらいでちょうどいいのです。結局、その日の昼ご飯まで15、6時間プチ断食することで、血糖値を落とすと同時に、胃腸も休めることができます。昼ご飯も減量ですから、急激な血糖値の上昇は避けられます。
山に行く日も、最近は朝はゼリーだけという日が増えました。山頂でもおやつ程度で、ガッツリ食べるのは下山してからです。体脂肪、何より肝脂肪を人よりたくさん所有しているわけですから、これを使わない手はないです。4月から血糖値が改善傾向に復帰しつつあるのも、このプチ断食が役立っているのかもしれません。
ここで気づいたのですが、「眠気覚ましに缶コーヒー」という人が結構いますよね。ブラック派ならなんの問題もありません。しかし、190mlタイプの一般的な甘い缶コーヒーは角砂糖3個分、微糖タイプでさえ1個分あるのですよ
。甘いタイプを愛飲しているようなら、カフェインの覚醒効果より、たんに低血糖症を起こして糖分を求めているだけの隠れ糖尿病患者の可能性があります。思い当たるフシのある人は、血糖値だけでなく、HbA1c値(ヘモグロビンエーワンシーと読みます)も検査してみてください。なお、会社の健康診断でも、HbA1c値の検査はオプション扱いになっていて、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。弊社ではわれわれ労組の要求で付け加えさせました。
と、HbA1c値についてあれこれ調べていると、.こんなデータに出会いました。
全国HbA1c値 比較MAP
・平均値が最も低いのは5.29%の鳥取県であった。
・平均値が最も高いのは5.92%の滋賀県であった。
・東日本では埼玉県のみ5.8%を超えていた。(5.83%)
・高値の都道府県は近畿・四国地方に集中していた。
・平均値が最も高いのは5.92%の滋賀県であった。
・東日本では埼玉県のみ5.8%を超えていた。(5.83%)
・高値の都道府県は近畿・四国地方に集中していた。
「うどん県」よりも、お好み焼きややきそばにはんをつける「こなもん府」のほうがのHbA1c値が高いのは想像の範疇でしたが、幕末の志士を輩出して野性的で快活なイメージのある高知のほうが数値が悪いのですね。
滋賀県が全国ワーストだったというのも、ちょっと驚きのデータでした。
この図、なにかに似ているなあと思ったら、三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部(@miraisyakai)さん / Xさんの作成した自民党支持層の分布データでした。東日本では野党系も一定の強さがあるのに、自民党は西日本で盤石の基盤を誇るという分析結果でした。
しかし、全国でHbA1cが最も高いのが滋賀県というその理由が、さっぱりわかりません。以下のリンク先の糖尿病の死亡率の調査でも、滋賀県は全国6位の低さです。
糖尿病の最新全国ランキング ベストは神奈川県 ワーストは青森県
思い出したのは、大津市が、2020年の統計で、食塩の消費量が、全国平均の摂取量の6倍にもなっていた山形市に次ぐ全国2位になっていたことです。統計のマジックで、特産品の鮒ずしに使われる食塩がカウントされているだけではないのか、と考えたのですが、HbA1cの結果を見ると、おかずに塩気が勝る分、ごはんが進むクンなのかもしれません。
しかしまあ、大津の人が、常人の3倍もの塩分摂取しているようには見えません。大津で食事もしたことがありますが、ごくごく普通の上方の味です。京都より東に近いだけ、やや濃いかな、くらいです。
それなのに、なんでこんな数値になるのか、一晩考えました(ひまですね)。
しかしまあ、大津の人が、常人の3倍もの塩分摂取しているようには見えません。大津で食事もしたことがありますが、ごくごく普通の上方の味です。京都より東に近いだけ、やや濃いかな、くらいです。
それなのに、なんでこんな数値になるのか、一晩考えました(ひまですね)。
糖尿病死亡率全国ワースト1の青森県が、滋賀県より健康度では3ランク上の5.55~5.64%だということです。
なぜHbA1cの平均と、糖尿病死亡率が、反比例の関係になっているのでしょうか。
ひとつ考えられるのは、このデータが、健康な人も要注意の人も治療中の人も含めた企業などの健康診断のデータではなく、すでに通院中の人を対象にした病院で得られたデータではないかということです。
青森で糖尿病死亡率が高いのは、糖尿病が進行してから受診する人が多いのが理由だそうです。
青森の眼科医の先生にうかがった話を思い出しました。青森で緑内障で失明するお年寄りが絶えないのも、眼科の専門医が少なく、さらに都市部に集中しているのが理由だというのです。病院への移動には時間がかかり、さらにご家族の付き添いも必要ですから、お年寄りは目の不調を感じても放置してしまって、気づいたころには手遅れになってしまっている、と。
糖尿病でも似たことがいえるかもしれません。糖尿病は緑内障に比べても痛みも不便もありませんから、放置されがちです。私もそうでした。もし、私が最初に引用した調査結果が病院の通院患者を対象にしたものなら、滋賀県は糖尿病患者もその予備軍も病院にきちんと通院しており、青森県ではそうではない、ということを意味しているのかもしれません。
来月、主治医の先生に「こんなデータ見たんですけど」と質問してみようかなと思いましたが、結局は地方の医療格差の問題ですね。滋賀はお米もお肉もお野菜も全部おいしいから、HbA1c値が上昇するのは仕方のないことです。