くろでんわ。の日記

徒然なままに書いている日記です。

豊橋「市電」探訪

2006-06-13 22:43:29 | 日記・エッセイ・コラム

豊橋には全国でも数少なくなった路面電車が走っていることで知られているが、近くにありながらなかなかじっくりと見る機会がなかった。ということで、仕事の代休を利用して市電を探訪。
学生の頃、都電を利用していたが、都電荒川線は路面電車である区間はごくわずかで、ほとんどは専用軌道。対して豊橋はすべてが道路の上を走る典型的路面電車。

豊橋の路面電車の特徴は、繁華街が少なく、割と広い道路の中を走ったかと思えば、突然郊外を走っているような感覚になること。途中には、黄色く区画されているだけで停留所のポールすらない停留所まで(いわゆる安全地帯っていうやつ。自動車教習所で習ったきりで実は初めてホンモノを見た)。「自動車にご注意ください」というアナウンスにもびっくりだが、地元のドライバーは慣れている様で、こういう場所では電車が停まると自分もとまる習慣がついているようだ。
全線乗りとおしても1時間で駅前まで帰ってこれるコースだが、冒頭にも書いたとおり、周辺の風景を見るにとても市内線ではない。よくこのような路線が残ったものだと思うが、某鉄道雑誌の調査では、「シンボルとして残したい」と思っている人の割合が相当あったとか。まあ周辺道路は途中の豊橋競輪場付近を除くとそこまで狭くなく、軌道敷内通行禁止でもまったく問題ない水準。超クルマ社会の愛知県でも生き残れる理由はその辺りにあるようだ。(同じくクルマ社会のおとなり岐阜県にある名鉄岐阜市内線はすでに廃止。)
見たところ車両は新しいようだし、しばらくは生き残れそうであるし、8年前には路面電車としては数十年ぶりの路線延長(豊橋駅前広場までの数十メートル)をしたことでも知られている。
利用する機会があるかどうかは別にして、一つの名物として紹介することはできそうである。

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おまけとして、豊橋鉄道の渥美線にも乗車。こちらは田原市との間を結ぶ路線。沿線には愛知大学があるので、学生で賑わっていた。

豊橋という町も豊川同様いろいろ探る場所がありそうである。


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