久々にカメラを持って出かけた。行き先は長久手にある「トヨタ自動車博物館」
奇しくも万博の名物「リニモ」に初乗車となる。
リニアモーターカーと同じ原理で走っているそうだが、浮いている、という実感はない。スピードもまるで「ゆりかもめ」と同じくらい。違いはゴムタイヤの振動がないことくらいか。
トヨタ博物館のある「芸大通」駅は、かなり「人工的に出現した」といってよい風景。目の前にはトヨタ博物館のほか、東海環状道の長久手インター、さらに、新しい住宅団地が広がっており、千葉ニュータウンを思い起こさせる光景。
ともかく、トヨタ自動車博物館へGO!
館内は本館と新館の2箇所での展示。本館は歴史を感じさせる名車の展示が中心。新館はクルマの発達史が特に戦後復興期~高度成長期の工業製品の進化とともにおっていくことができるスタイル。
戦前のクルマはやっぱり上流階級の所有物である所為か後ろのスペースがかなり広い。見ただけでも、足を伸ばしてくつろげる空間が余裕である。いまのコンパクトカーのようにそれもムリに確保している状況からすると信じられない話。まだまだクルマは超のつく贅沢品だったんですな。
クルマの博物館は、4年前に日本自動車博物館(石川県)、2年前には河口湖自動車博物館(山梨)に行ったが、トヨタの博物館は時代がわかる展示も併設している点で新鮮味あり。
おまけとして、万博輸送に活躍したバス、戦後に活躍したボンネットバスが屋外に展示。ボンネットバスは実際に中に入ることができて、当時の室内のサイズどりの考え方がよくわかる。
あと、久々に再開したE-COM。
かつて、お台場のトヨタのメガウェブでバイトをしていたとき(今から7年前)、いやというほど世話になったが、いざ現場を離れてみると懐かしい乗り物。今でも一般では売られていない乗り物。97年~99年当時の製造費用は超高級車センチュリーの2台分だったとか。
名車ついでに、名古屋でちょっとした買い物を済ませた後、名鉄の豊川稲荷行き急行でこれまた名車「パノラマカー」に遭遇。
伝説の名車「パノラマカー」も、最近の新聞報道によると、この数年以内に完全引退するらしい。かつては特急として国鉄と熾烈な競争?を演じた車両。展望席はかなりの人気を博したらしいが、いまでは特急には使われないので、その展望席も乗車券だけで乗れるというなかなかお得な車両。
奇しくも、10数年まえ、親に連れられて初めて名古屋に来て名鉄初乗車のときの車両がパノラマカー。そして、今の仕事で初めて名古屋に来て、豊川に移動するときにのった急行もまたパノラマカー。さらに、往年の名車を見た後に帰りがまたパノラマカーに乗れたというのも何かの縁か。