kurogenkokuです。
290冊目は
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清貧と復興 土光敏夫100の言葉
出町 譲 著 文藝春秋
結論から言いますと、この本めちゃくちゃ好きです。
石川島播磨重工業や東芝の社長、経団連の会長、そして政府の行政改革推進審議会の会長を務めるなど華々しい経歴のあった著者ですが、「メザシの土光さん」と呼ばれるようにその生活はいたって質素でした。
本書に登場する“土光語録”で印象に残ったものをいくつか紹介しますと
・自分の火種は、自分で火をつけよ
・会社が終わってから勉強せよ
・個人は質素に、社会は豊かに
・家では絶対“仕事の顔”はしない
・やってみせ、言ってきかせて、させてみせ
・すべての責任は私が負う
・現場の裏通りこそ見よ
・「できない」「むり」「むつかしい」は禁句
・エネルギー政策で縄張り争いするな
・総理は命を捨てる覚悟を
・増税より無駄を徹底的に洗いなおせ
「清貧」と「復興」と「改革」
いま必要とされる資質をすべて兼ね備えた人の言葉は重いと感じました。
是非大勢の方に読んでいただきたい良書です。
【目次】
序 章 「清貧と改革」の“聖地”取り壊し
第1章 底辺からの出発
第2章 復興と企業再生への執念
第3章 原発と日本の技術力
第4章 田中角栄との「決闘」
第5章 清貧と臨調
第6章 わが師、石坂泰三の教え
第7章 城山三郎と語る
終 章 「土光敏夫」のDNA
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