【深セン=吉松忠弘】世界3位の大坂なおみ(22=日清食品)が、2年連続2度目の出場となった最終戦の開幕戦で、自身初の勝利を挙げた。今年の全豪決勝の再現となった同6位のペトラ・クビトバ(チェコ)に、7−6、4−6、6−4の2時間39分でフルセット勝ち。9月の東レ・パンパシフィック(大阪)から11連勝となり、自身の最長連勝記録となった。

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打ちたくなる気持ち、勝ちを焦る気持ちを押し殺し、大坂が安定したプレーで踏ん張った。最後、3本目のマッチポイントで相手のバックのリターンがアウトとなると、少しだけほっとした表情を見せた。「全豪の決勝で戦った相手にまた勝ててハッピーよ」。初勝利に笑みがこぼれた。