「大会で優勝したい」「強くなりたい」と言う練習生が、試合の出場を渋ったり練習を怠けたりしている時には強引にでも「試合に出ろ」「練習に出て来い」と言い切らないといけないのかも知れませんが、それが中々言えません。会費を払って練習に来ている人にとっては、きっちり払っている以上、好きな時に練習に来て、出たい時に大会に出場する事に文句は無いだろう、と言うのが本音だと思うからです。でもそこで考えて欲しいのは、普段から自分の我を通してばかりいる人に、他の人達が本当に協力してくれるのかと言う事です。ここで言う他の人達というのは、私や他の練習生・試合を組んでくださる主催者の方等です。
試合に出場する練習生達にわかって欲しいのは、大会主催者に対しては「出場費を払って出てやっているんだ」、道場に対しては「会費を払っているのだから自分の出たい大会に向けて十分な調整をしてくれて当たり前だ」と言うような気持だけは持ってくれるなと言う事です。
これは一度自分が主催者側になればわかる事なのですが、大会を開催するにあたって主催者側は大変な苦労をされるわけです。トーナメント形式の場合、色んな道場・ジムに声をかけまわらないとトーナメントを組むだけの人数が集まりません。ワンマッチ形式の試合の時には、相手を探すのに色々なジムや道場に声をかけ、頭を下げてお願いして選手を出してもらう事もあるわけです。特にワンマッチ形式の試合の時は、普段から道場やジム同士で良いお付き合いをしていないと、中々良い話が回って来ないものです。名も無いアマチュア選手に対し、同じ様なウエイト・キャリアの選手を探してくるのがどれだけ大変な事かもう少し理解してもらいたいものです。
ワンマッチ形式の試合で対戦相手を探されている時にオファーが来ても、ベストな状態でないと断ったり、なるべく自分が有利になるような条件でしか了承しなかったりするくせに、自分から進んで試合に出場する時にまで、条件が有利になるように我を通したりしてはいけません。もしかしたら相手は不利な条件を飲んでくれているのかも知れませんし、急遽代役で出場してくれているのかも知れないからです。
トーナメント形式の大会の場合、出場者が少ないと、以後大会自体が消滅してしまう事も考えられるわけです。
大会や試合があるからこそ、自分の力を試す事が出来るのです。その為にもそう言った大会や試合が盛り上がる様に普段から協力していかないといけません。
ワンマッチ形式の試合の場合、普段から積極的に出場してくれる道場の仲間がいるからこそ、自分が出場したい時に試合が組んでもらいやすいと言う事も知って下さい。
名も無い選手が、何事も自分を中心に物事が動いていると思っていたのでは、試合も組んでもらえませんし、調整するにあたり皆の協力も得られません。そんな考えでは絶対に強くなれません。
昨日も、K-1甲子園に出場してみたいと言う息子を少し叱りました。今の実力ではK-1甲子園に出ても話になりません。なら、先ず経験を積む為にも来月の試合に出場する事を進めたところ、試合の10日ほど前に中間試験があり試合に向けた十分な調整が出来ないので出たくないと言う事でした。その次ぎの大会となると今度は期末試験の直前ですのでこちらも無理だと言います。そんな自分だけが十分に調整出来るベストなタイミングで都合よく大会があるわけがありません。
他の練習生達にも言える事ですが、「強くなりたい」「大会で優勝したい」「プロになりたい」と自分から言い出しておいて、いざ試合があると「今回はやめときます」なんて事は、余程の事情が無い限り言うな、と言う事です。
こう言う事は、全ての練習生に強制する訳ではありません。自分から「やります」「やりたい」と申し出た練習生だけに言っているのです。自分から「やります」「やりたい」と言い出しておいて、そのくせ自分に都合の良い寄り好みばかりしている者には、誰も本気で相手をしてくれません。当然私は相手にしませんし、試合を組んでくださる方もそんな選手の試合など組みたいと思わないはずです。
自分が何かの目標を口に出すと言う事は、その時点から回りの協力が始まりその協力無くして決して目標は達成できないという事をしっかりと理解し、自分の発言した言葉に対して責任と自覚を持って精一杯の努力をして下さい。
それが出来ない人の言葉ほど軽いものはありません。
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試合に出場する練習生達にわかって欲しいのは、大会主催者に対しては「出場費を払って出てやっているんだ」、道場に対しては「会費を払っているのだから自分の出たい大会に向けて十分な調整をしてくれて当たり前だ」と言うような気持だけは持ってくれるなと言う事です。
これは一度自分が主催者側になればわかる事なのですが、大会を開催するにあたって主催者側は大変な苦労をされるわけです。トーナメント形式の場合、色んな道場・ジムに声をかけまわらないとトーナメントを組むだけの人数が集まりません。ワンマッチ形式の試合の時には、相手を探すのに色々なジムや道場に声をかけ、頭を下げてお願いして選手を出してもらう事もあるわけです。特にワンマッチ形式の試合の時は、普段から道場やジム同士で良いお付き合いをしていないと、中々良い話が回って来ないものです。名も無いアマチュア選手に対し、同じ様なウエイト・キャリアの選手を探してくるのがどれだけ大変な事かもう少し理解してもらいたいものです。
ワンマッチ形式の試合で対戦相手を探されている時にオファーが来ても、ベストな状態でないと断ったり、なるべく自分が有利になるような条件でしか了承しなかったりするくせに、自分から進んで試合に出場する時にまで、条件が有利になるように我を通したりしてはいけません。もしかしたら相手は不利な条件を飲んでくれているのかも知れませんし、急遽代役で出場してくれているのかも知れないからです。
トーナメント形式の大会の場合、出場者が少ないと、以後大会自体が消滅してしまう事も考えられるわけです。
大会や試合があるからこそ、自分の力を試す事が出来るのです。その為にもそう言った大会や試合が盛り上がる様に普段から協力していかないといけません。
ワンマッチ形式の試合の場合、普段から積極的に出場してくれる道場の仲間がいるからこそ、自分が出場したい時に試合が組んでもらいやすいと言う事も知って下さい。
名も無い選手が、何事も自分を中心に物事が動いていると思っていたのでは、試合も組んでもらえませんし、調整するにあたり皆の協力も得られません。そんな考えでは絶対に強くなれません。
昨日も、K-1甲子園に出場してみたいと言う息子を少し叱りました。今の実力ではK-1甲子園に出ても話になりません。なら、先ず経験を積む為にも来月の試合に出場する事を進めたところ、試合の10日ほど前に中間試験があり試合に向けた十分な調整が出来ないので出たくないと言う事でした。その次ぎの大会となると今度は期末試験の直前ですのでこちらも無理だと言います。そんな自分だけが十分に調整出来るベストなタイミングで都合よく大会があるわけがありません。
他の練習生達にも言える事ですが、「強くなりたい」「大会で優勝したい」「プロになりたい」と自分から言い出しておいて、いざ試合があると「今回はやめときます」なんて事は、余程の事情が無い限り言うな、と言う事です。
こう言う事は、全ての練習生に強制する訳ではありません。自分から「やります」「やりたい」と申し出た練習生だけに言っているのです。自分から「やります」「やりたい」と言い出しておいて、そのくせ自分に都合の良い寄り好みばかりしている者には、誰も本気で相手をしてくれません。当然私は相手にしませんし、試合を組んでくださる方もそんな選手の試合など組みたいと思わないはずです。
自分が何かの目標を口に出すと言う事は、その時点から回りの協力が始まりその協力無くして決して目標は達成できないという事をしっかりと理解し、自分の発言した言葉に対して責任と自覚を持って精一杯の努力をして下さい。
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