”犬”という書名に惹かれたのは言うまでもないのですが、
”はじめに”を少し読んで「うーん、どうしようかな」
その一文はこれ・・・↓
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これは、懐かしい犬の本であります。
今からちょうど五十年前、昭和二十九年に
中央公論社より発行された『犬』という小さな本を、
(略)
なかなか珍しい本でありまして、古本屋の
親父さんも「うむ、あまり見ないね」とニコニコしております。
ニコニコしてしまうのは、これがとても良い本だからでしょう。
本当に本当に良い本は、読んだ人がなかなか手放さないので、古本屋の
親父さんも「見ないね」なのであります。
(以下略)
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このように、”はじめに”には書かれていました。
なんだか、好奇心を揺さぶられて我慢が出来なくなりました(笑)
2~3日時間をおいて(クーリングオフ)、もう一度古本屋さんを覗き買ってしましました。
表紙の帯を見れば分かるのですが、有名な作家さんばかりが並んでいます。
少し文学的な”におい”がするのですが、はたして
「良い本」は本当なのだろうか・・・。